蹴球探訪
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| 【コラム 撃戦記】拳法流パンチの尾川 世界奪取へ 9日、王座決定戦2017年12月5日 紙面から 
 日本拳法から世界一を目指す。ボクシングの名門・帝拳ジムに入門して7年。IBF世界同級4位の前日本スーパーフェザー級王者・尾川堅一(29)が9日、米国・ラスベガスで同級5位デビン・ファーマー(27)=米国=と王座決定戦を行う。 尾川は幼いころから、拳法道場を営んでいた父・雅一さん(故人)にパンチの英才教育を受けた。明大では団体優勝に貢献。卒業を機に「世界一になりたい」とボクシングに転向した。拳法時代は右胴突きが得意技。ボクシングなら右ボディーストレート。「一番当てる自信がある」と拳法流のパンチで世界奪取を語った。 「相手は攻撃力もあるがスエーのディフェンスが8割。自分は攻めが主体の倒すボクシング」と分析。当日は約20人の応援ツアーが組まれ、この日を心待ちにしていた母・明美さん(55)も渡米する。王座奪取なら日本拳法出身者は渡辺二郎(大阪帝拳)に続いて2人目。海外奪取は7人目で帝拳初のIBF王者となる。尾川は「絶対勝って日本で防衛戦をしたい」と自信満々だ。 (格闘技評論家) 
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