今後の習い事選びのために、それぞれの特徴と月謝の目安をまとめておく。
現在長女が通っているものと、私が子どもの頃通っていた頃の記憶、そして私たち夫婦の塾講師経験を元に書いてみた。
あくまで目安だけど、皆さんの参考になれば幸いです。
通信教材
こどもちゃれんじ・進研ゼミ
- 幼児:2,000円前後
- 小学生:3,000~5,000円前後
- 中学生:6,000円前後
幼児
幼児向けのこどもちゃれんじは、幼児教育からしつけ、トイレトレーニングなどの生活面まで総合的に教えてくれる。
ハサミの使い方もスムーズに覚えてくれたし、しまじろうの威力はすごかった。
子どもの興味を引く工夫はさすが。まぁほとんどがおもちゃ代とも言えるけど…。
最近のものはハイテクなおもちゃ(タッチペンなど)もあって、そう思えば割安だな~と思っていたけど、ハイテクおもちゃは半年か1年に1度だけ。それを使って何か月も遊ぶ感じ。
付録で毎月ついてくるパーツを組み合わせて遊べるんだけど(だから途中でやめにくい)、その付録は厚紙でできていたりするので折れたり隙間に入り込んだり、おもちゃというよりゴミが増える一方だった。
片づけきれず、それがストレスとなってちょうど1年で退会した。
小中学生
子どもの頃、DMで届く漫画に刺激されて何度か母にねだって入会し、教材を溜め込み、退会…を繰り返していたのを思い出す。
小学生もハイテクおもちゃに目が行きがちだ。最近ではタブレット型の学習ツールがついてくるらしい。
結局それにつられて始めるが、続けて学習できるかどうかは自己管理ができるかどうか。
もちろん低学年のうちは難しいので、親の関わり方も重要になってくる。
子どものモチベーションを維持するのって、素人ではなかなか難しいのだ。
教材自体は簡単め。でも進研ゼミだけでも中3で学年1位という子もいたから、本当に本人次第。
オススメ度:★★☆☆☆
ポピー
- 幼児:980円
- 小学生:2,700~3,400円
- 中学生:4,600~4,900円
料金もわかりやすく、教材もシンプル。市販のワークに近いシンプルさ。
ボリュームも少ないが、無理のない量なので毎日コツコツ学習習慣をつけたい人にはいいかも。
でもやはりこれも溜め込まないよう管理が必要。
オススメ度:★★☆☆☆
Z会
- 幼児:2,000~2,800円
- 小学生:4,500~7,000円
- 中学生:8,000~18,000円
料金は通信教材の中では高額。
コースも多いので料金も幅広い。中学受験や中高一貫校コースもあり、環境に合わせて選べるのは嬉しい。
タブレットコースもある。
高額である分、教材のレベルも高く本格的。
家庭教師を頼むくらいならZ会の方が格安だし、私たち夫婦は自分で教えられるので将来候補に入れたい。
オススメ度:★★★★☆
ディズニー英語
- 総額:60万~90万円
赤ちゃん向けのイベント等に参加すると、必ずと言っていいほどお試しDVDがもらえるのでしつこいくらい目にしたことがある人も多いだろう。
セット内容によってはもっと安く買えるが、英語を身に付けようと思ったら最低でも60万円のミッキーパッケージという基本セットが必要である。
ここにプラスして4つのオプションがあり、フルセットの90万弱になる。(ちなみに我が家はオプション2つの70万円のセットにした。)
かなり高額なので何かと批判されがちではあるが、長い期間使える&兄弟が増えても共有できるのが利点。
とはいえ、ローンで購入することになるので利息に注意。我が家は家のローンを組む直前になんとか完済した…大変だった。
1歳を過ぎるとだんだんと日本語以外を聞き分ける能力は捨てられていくと聞き「0歳のうちに耳だけでも鍛えたい」と思ったのが、私が購入を決めた一番の理由である。
そして、英語教材であればインプットが毎日出来る。英会話教室よりは身になるだろう。言語を週1~2回で習得するのはなかなか難しい。
アウトプットは電話サービスでの個別レッスンや録音課題の提出、週末イベント(任意だが有料…)で練習できる。
ただし、やはり毎日やるだけに親の根気が一番のカギ。結局だらけてしまって最近は毎日できていない。
あと教材が多すぎて、ミッキーの棚がインテリアを邪魔するのも地味にストレス。少し収納を工夫しないといけない…。
オススメ度:★★★☆☆
教室
くもん
- 幼・小学生:6,480円
- 中学生:7,560円
1教科週2回あたり(国・算・英)
我が家はベビーくもんからスタート。
毎月絵本とワークを時々カードや童謡CDもついてきて、子どもとの関わり方に迷っていた時期助けられた。
年少になって教室での学習がスタート。
小中学生と一緒くたになって勉強するので、集中力がつくと思って&勉強を勉強と思わないうちに習慣づけるために早めに通い始めた。
国語では読解力、算数では計算力がつくのを期待している。長女も達成感を味わいながら楽しそうに宿題に取り組んでいる。
ただ、算数には文章題もあるが、応用力をつけるにはくもんだけでは厳しいかな…という印象がある。
小5で算数の内容は一気に難しくなるので、その時に集団塾に通うなり別の方法も検討したい。
私の中では、あくまで基本の力と自学自習の力、学習習慣をつけるため。達成感を味わうため。
ちなみに私も通っていたが、小6の時点で中2の英語を勉強していたため、自信はついた。
オススメ度:★★★★☆
そろばん
- 4,000~12,000円
基本の計算力は身につく。
計算の考え方はそろばん独特のものなので、くもんのような計算プリントとどちらか合っている方を選ぶ必要がある。
ただ、そろばんを使うことがない現代ではなかなか身になりにくい。
文章題を学習することもないので、応用力はつかない。ただ計算だけ。
私ならくもんで練習させる。
オススメ度:★☆☆☆☆
学習塾
集団塾
- 小学生:10,000~20,000円
- 中学生:20,000~30,000円
学習塾ならよっぽどの理由がない限り、集団塾に入れたい。
集団塾とは、先生一人に対して、学校のように一クラス10~30人くらいの生徒に授業をする塾である。
周りの生徒からの刺激を受け、切磋琢磨していくのは集団塾ならではの醍醐味である。
模試や塾内のテストでランキングや偏差値が出るのも刺激になる。
また、集団授業で学習することで、学校の授業についていく力もつく。
そこも先生が生徒に合わせる個別指導塾や家庭教師にはないメリットである。
生徒の数だけ情報も多く集まるので進路指導も期待できるし、何より授業料も一番安い。
オススメ度:★★★★★
個別指導塾
- 1教科週1回あたり:5,000~15,000円
先生一人に対して、生徒一人、もしくは少人数で学習する塾。
一人ひとりに合わせてくれるので、集団授業に全くついていけない人や、逆に集団授業では退屈なハイレベル層(ハイレベルな集団塾もたくさんあるが…)向け。
ただ、集団塾とは違い、先生はアルバイトが多い。
先にも書いたように、子どもたちのモチベーションを上げるのは素人では難しい。
塾で勉強するだけでなく、塾に通っていない日のモチベーションを上げてくれる塾に出会いたい。
オススメ度:★★★★☆
家庭教師
- 1教科週1回あたり:7,000~40,000円
個別指導とほぼ同じ。
学生のアルバイトよりプロ教師に頼みたいところ。あとはマニュアルやカリキュラムがしっかりしているところが良い。
個人契約で大学生に教わるならまだ安いかもしれないが、プロ教師に教わるかきちんとしたマニュアルがないとあまりに頼りない。
しかし、プロ教師に頼むと個別指導塾より高額になる。
送迎の負担がないので、親が忙しかったり部活で忙しい子どもには良い。
塾に通うモチベーションも低く、学習習慣がついていない子どもに向いている。
オススメ度:★★★☆☆
映像授業
- 60分の授業1回あたり:2,000~3,000円
近年増加中の新しい塾のスタイル。
通塾してブースで映像授業を視聴、常駐している先生に質問することもできるし、自宅でも映像を見ることもできる。
わからないところがあれば巻き戻せるので、個別指導のように個人のペースを合わせてくれながら集団授業の質の高い授業を受けることができる。
授業時間が決まっておらず、生身の先生相手ではないので、部活で忙しい生徒でもスケジュール調整がきく。
ただし通塾型は高校生向けばかりで、中学生向けにはネット配信授業だけのものが多いのが現状。
オススメ度:★★★★☆
まとめ
我が家の今後の学習予定
- 小学校低学年くらいまではくもんで基礎力をつける
- 高学年からはZ会+私たち夫婦が教えるor集団塾で刺激を受けさせるかを本人の性格と希望を見て決める
- ディズニー英語は気を取り直して習慣づけ、全ての教材の課題クリアを目指し小学生くらいまで続けていく
一番は本人のやる気と性格次第。親が突っ走りすぎないように注意。