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さかもツインの健康で文化的なようでそうでもない生活をお送りいたします

しゃちく(く)んとうつの話

こんばんは、ねね(姉)です。

昨日は社畜くん(以下しゃちくんとす)のブログを書きました。


精神科に入院した友人の話 - ここから先は私のペースで失礼いたします

ねね的にはしゃちくんはなかなかにおもしろいと思っているのでしゃちくんがどんな人でどんなところがおもしろいのか書きます。

 

とは言ってもしゃちくんは自分の話をペラペラする方ではなく、聞かれたら答えるタイプの人なのでねねが知りたいことを聞かないと知ることはできないのです。

ねねは頭が良くないので聞くことが浅く、しゃちくんについて知ることは少ないです。

 

しゃちくんは鶏肉が好きらしい。

しゃちくんは緑色が好きらしい。

しゃちくんは子どものころ、ゲームしかしてこなかったので、感情がほとんど育っておらず、表情や感情表現がとても乏しい。逆を言うと嘘をついたり隠し事をするのが苦手なようで、表裏がない人である。

声を出してケタケタ笑っているのを見たことがない。

うれしすぎると左の口角がひくっと上がる。

カフェでおいしい豚の角煮を食べたとき、「これは世界一おいしい、食べてみて」と豚の角煮をくれたので分かち合うという文化はあるらしい。

しゃちくんが疲れているようだったので公園のベンチに座りなにも喋らず二人でぼーっと座っていたら「そういう気配りもできるんだ」と誉めているようでけなしているような言葉の選び方をよく分かっていない。

意外と義理堅く、兄に買ってもらった腕時計をいつもつけている。

急に地方転勤になったため、荷造りする余裕がなく身一つで転々としているため、いつもユニクロの服(転勤先で買っているらしい)を着ている。

頭がめちゃくちゃいいのでねねとは会話が噛み合わないことも多々あるが、気長にバカにもわかるように説明してくれる、ねねがそれを理解できなくても気にしない。

哲学に興味があるらしく、大事なのはイデアだという(よく分からない)。

 

とにかく淡々としており、マイペースなのか人に媚びるような態度もとらない、いつも心が走り回っているねねからすると、感情の抑揚がないのはとても羨ましくあるのです。

ねねは喜んだり怒ったり楽しんだり心が忙しくてソワソワしているので真逆のタイプですね。

 

淡々としている人が普段なに考えているのか、とか何が楽しくて何が楽しくないのとか、そういうことを聞き出すのが楽しいです。

あと感情を表現する言葉の手持ちが少ないのでねねが言ったことに対し「俺も!」と被せてくること、そしてその言葉を覚えて使ってくるところなんかもあれ、もしかして今言葉覚えてる?みたいな成長が目に見えるのでおもしろいです。

 

しゃちくんを言うならば感情が少ない(あっても表現していないだけなのかもしれないが。)タイプなので、精神科に入院してた、と聞いてもへぇ、そうなんだ、と妙に納得してしまいましたね。驚きませんでした。

 

しばらく連絡がない間、もしかしたら過労死してるかもなと思って手を合わせ合掌したこともありましたが、生きていたので良かったですね。

 

うつ的な何かで入院していた、はもはや現代人には珍しいことじゃないでしょう。

15人に1人は生涯のうちでうつ病に罹患すると言われるこのご時世。

今まで関わってきた人たちや友人のなかにももちろんうつ病み上がりの人もいます。

風邪を引いた、虫歯になった、骨折した、うつになった、と言ってもいいくらいポピュラーな感じだと思うんです。

うつだからあいつはやばい、変だ、みたいな偏見ってあるのでしょうか。

ねねの中にはそういう感覚はないので、大変だったね、と労うばかりです。しゃちくんがうつ治療終了し社会復帰できていて、大変な時期を見ていないからあっさり受け止めている、という部分も多少なりはあるでしょう。

正直なんて言葉をかけてあげたらいいか多少は悩みましたが、正解などないので思ったことをそのまま言ったとき「しゃちくんが生きててよかった」という言葉だけでした。

死んでしまっていたら何もなくなってしまう、上に書き連ねたしゃちくんの良さもおもしろいところも全部なくなって消えてしまうのは悲しくないですか?

 

たかが世の中の人1人かもしれないけど、その人1人が生きていてくれるのは儚く尊いことだと改めてしゃちくんを通して思うのです。

 

ねねには行動力も何もないけども、社会がもっとうつを理解し、うつの人が適切な治療を受け療養生活を送れるようになることをそっと願うのです。

大丈夫?休んだら?具合悪そうだよ?無理しないでね?

顔を見て声を聞いて様子を見て、この言葉たちをたくさんかけていこうと思います。

しゃちくんだけでなく職場のおばちゃんたちにも。

大きいことはできなくても、できる小さいことはやっていきたいです。

 

 

うつについて考えさせられたしゃちくんの話は以上。

 

最後に

ねね「しゃちくんはエッチなお店に行ったりするの?」

しゃちくん「!!」

「随分ぶっこんでくるね。…行かないよ!」

とにやっとしていたので多分行ったのでしょう、異性に興味があるのはいいことです。その調子その調子!!