『奥様は、取り扱い注意』暗転ラストと公式の続編明言なくモヤモヤも
遂に夫の正体も明らかに。無事ラスボス・玉鉄を倒した菜美(綾瀬はるか)だが…?
(画像は『奥様は、取り扱い注意』公式サイトのスクリーンショット)
放送中はTwitterのトレンド入りを続け、大きな盛り上がりを見せた『奥様は、取り扱い注意』。ついに最終回の第10話が、12月6日に放送された。
前回、菜美(綾瀬はるか)がかつての仕事仲間である小雪(西尾まり)に、夫の正体を迫るシーンで終了。今回はその続きから始まり、冒頭でいきなりサラッと勇輝(西島)の正体が公安であることが明かされた。
帰宅した菜美は自宅内に仕掛けられた監視カメラを全て回収し、夫・勇輝の帰りを待つ。勇輝が帰宅し、卓上のカメラを見て察した瞬間に菜美が包丁を投げたところから、凄まじい夫婦喧嘩が始まる。
一通り全力でぶつかりあった後、お茶を飲みながら菜美は勇輝を問い詰めると、勇輝は「菜美が改名してから監視をしていた」が、菜美と結婚したのは本当に一目惚れしてしまったからであると言う。
その数日後、夫の啓輔(石黒賢)の思いやりを感じた優里(広末涼子)は、脅しに屈しまいと横溝(玉山鉄二)の元へ交渉に行くが、見せしめに暴行を受けてしまう。
菜美は勇輝の制止を振り切って解決しようと決意し、横溝のアジトへ潜入して盗撮されたデータを全て持ち出すことに成功。しかし、それが菜美による仕業だと気づいた横溝の手によって、京子(本田翼)が拉致されてしまう。
京子を救出すべく、一人で待ち合わせの倉庫へと向かう菜美。1人で十数人の敵を倒し、京子を救出することに成功し、数回に渡って続いた、優里と横溝の問題も無事解決した。
しかし、菜美が家に帰ると勇輝に銃を突きつけられ…画面が暗転し、銃声が響いたところで物語は幕を閉じた。
■西島は案の定の「公安」
(画像は『奥様は、取り扱い注意』公式サイトのスクリーンショット)
初回からずっと疑われ続けてきた、勇輝の正体。
西島がかつて出演した作品の印象もあってか、元々「公安だろう」との推測が多く見られていたが、視聴者の推測通り、その正体は公安。
冒頭でいきなりその謎が解き明かされると、
と、「やっぱり公安か」との声が相次いだ。
バトルシーンや銃を持つ姿が異常なほど様になっていたが、ここまで公安役を重ねると
と感じさせられる。もはやPanasonicのCMの西島も、職業は公安なのではないかと思えてくるレベルだ。
■夫婦喧嘩って何だっけ?
(画像は『奥様は、取り扱い注意』公式サイトのスクリーンショット)
これまで「アクションがないなんて西島秀俊の無駄遣いだ」と嘆く女子もちらほら見られていたが、遂に待望のアクションシーンが披露された。
それも菜美と「夫婦喧嘩」で対決するという、視聴者的には非常に盛り上がる展開。ネットでは、
と、がっつりテンションが上がる人のほか、
そのバトルシーンの凄さに、夫婦喧嘩の概念を見失う人もちらほら。
また、菜美が花瓶などのインテリアを勇輝に向かって連続で投げるシーンでは、
とのやりとり。バチバチな格闘が繰り広げられる中で、不意に出た夫婦らしい一言に思わずネット民も
と、殺伐としたシーンのはずなのに、ほっこりしてしまう。
他にも、防御に徹していた勇輝がつい反射的に菜美を殴ってしまい「あっごめん!」という一面があったりと、アクションのレベルに似合わない「夫婦喧嘩感」が漂っており、
とのツッコミが相次いでいた。包丁が飛ぶほどの喧嘩だったのに、会話内容や雰囲気は全く喧嘩っぽくなかったし、ギャップのあるところも仲良し夫婦らしい喧嘩であった。
■圧巻の10人斬り
(画像は公式Instagramのスクリーンショット)
いよいよ対ラスボス戦。最終回だからか、今回のお仕置きシーンはかなりのボリューム。
まずは
とあるように、倉庫に入るなりあっさり悪党を10人倒した菜美さん。
そのバトルシーンは10人連続で倒していく形で、
とあるように、どうやら10人相手のアクションをカットせずに撮影した模様。全くキレを落とさず、凄まじいアクションを繰り広げた綾瀬を見た視聴者からは
と、改めて綾瀬の身体能力の凄まじさに感嘆する声があがっていた。
■紳士的(?)な対応に思わずツッコミ
その多勢相手のバトルシーンで、綾瀬の凄さに感動する声と同じくらい見られたのが、
という、悪党の姿勢に対するツッコミだった。
広い倉庫に菜美が一人でやってきているのに、黒スーツの悪党はなぜか一人ずつ立ち向かっていく。一人目がやられた時点で菜美がめちゃくちゃ強いのはわかっているだろうに、それでも律儀に順番で立ち向かっていく姿勢に、
と、思わず気になってしまう人が大量発生。
中にはその様子を見て、
と、全員倒さないとボスである「ジムリーダー」と戦えない、ポケモンジムに例える人も。
そんな敵をなぎ倒して行く様子は壮観で、気持ちよさの余り叫びたくなった菜美さんにも納得。
との声もあるように、10人斬り後の表情は、今までで一番スッキリした笑顔であった。
■ラストにモヤモヤも
ここ何回かで展開されていた、ラスボス・横溝による事件を無事解決。
菜美が帰宅すると「もう二度と会えないかもしれない」と口にしていた勇輝が待っていて、笑顔で「おかえり」…からの暗転と銃声。10分の延長はあったものの、いつも以上に一瞬で見終わってしまった気がする。
一部のスポーツ紙が、年末総集編SPや映画化を報じていたが、公式サイトなどでそれを「事実」と認めた話はなく、該当する記事も現在は削除されている模様。
だが、続編があってもおかしくない終わり方でもあり、「モヤモヤする」「幸せになったふたりを見たかった」といった声も少なくない。
仮に続編があるとしても、このタイミングで公式発表がないとなると、実際問題として新たなシーンが加わった年末の特番などの可能性は、かなり低いと思われる。しかし、菜美のアクションを楽しみにしていた軟弱系男子記者としては、多くのファンと同じように、かわいくて、カッコイイあの姿を「また観たい!」と思ってしまう。
あの強すぎる二人の喧嘩が、銃声一発で終わるなんて信じたくない…映画化して、もっと盛大な夫婦喧嘩をぜひ!
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(文/しらべぇ編集部・エグオ)