この裁判って、この日経の記事の見出しが一番正確だと思う。

NHK受信契約、成立には裁判必要 最高裁  支払い義務、テレビ設置時まで遡及(日経)

私はこの最高裁の判断はごくごく当たり前のことだと感じていて、結論から言うと「NHKの大敗訴」だと思う。
ネットなどで最初に見出しとして打たれたのは
NHKの受信料の徴収は「合憲」
=「違憲とまでは言えないですよ」ということだったが、こんなの当たり前。違憲とまで言えないのは当然で、NHKは別にそれで勝った気になってもおかしい。

問題は受信料の徴取が「裁判を毎回起こさなければいけない」という点
しかもその裁判で「勝訴」していかなければ受信料は取れませんよ、という判断。

これ、NHKの大敗訴だろ。

払いたくない人間は全員払わなければいいだけだ。
そうすれば、毎回、NHKはその人相手に裁判を起こすことになる。
そして、
「いつからテレビを持っている」
ということを物的に証明しなければいけなくなる。裁判上では物的証拠が必要だ。
そんなことはかなり難しい。だが、とにかく毎回「裁判」をしなければいけない、ということ。

最高裁の出した判断は至極全うで当たり前のことで、違憲ではないけれど、どうしてもお金を取るなら裁判しなさいね、と。テレビがいつあったかをNHKが証明しなさいね、と。

そらそうだ、という判断。

何度も言ってるが、システムがイビツ。
そして、この大利権にしがみついているNHKの職員たちの給料と待遇が明らかに民業圧迫レベル。

民放と同じように営業しろよ、ろ。
それをしないなら、他の公務員と同じレベルの給料にすべき。

NHKの放漫経営は限界。
考え直すべき。