新人行政書士が作るべきホームぺージとは!ホームページのみで集客かアナログ営業での集客かで作るべきコンテンツが変わる

行政書士 ホームページ

新人行政書士がホームページのみで集客するのか、アナログ営業主体(人と会う)でホームページに誘導して集客するのかで作るべきホームページが変わってくる。

いくつかホームページを開設すればいいのだが、いきなり何個もホームページを開設することはなかなか難しいものだ。

ホームページのみで集客する場合は専門店。

営業主体でホームページに誘導する場合は総合店。

ホームページのみの場合は唐揚げ弁当(主力商品一品)であり、営業主体でやる場合は幕の内弁当(主力商品数品)で作ることになるだろう。

多分これを読んでいるあなたは頭に?が浮かんでいると思うので解説していく。

ホームページのみでの集客を考えている場合

例えば、ホームページでお客様が私たちを探すときなんと検索するだろうか。「行政書士 起業 ○○市」、「行政書士事務所 会社設立」等と想像するかもしれない。しかし、そもそも行政書士が会社を作成手続きをしていると知らない人もいるし、別に行政書士に作ってもらわなくても会社を設立するという欲求が満たされればいいわけだから主要なキーワードは「会社設立」がメインに来るわけだ。(※会社設立手続きを自分でやる人はここでは考えないでおく)

そして、会社設立に付随してお客様が求めることと言ったら「安い」ことや「会社の近く」「○○市」、さらには「特典」なんかも気になるだろう。また、「スピード」や「専門性」を求められるかもしれない。

で、ホームページのみで集客する場合はこの「会社設立」という主キーワードに複合ワード「安い」や「○○市」を一緒にキーワードとして検索する人が多いのである。「行政書士事務所」というキーワードを入れて検索する訳ではないのだ。気になることはあくまで「会社設立」。

ホームページを作る際は、この「会社設立」というキーワードをタイトル(ホームページ名)にいれてホームページを作成する必要が出てくるのだ。理由は簡単、検索順位で高順位が狙えるのはこのパターンだからだ。

ホームページのみで集客するということは検索順位で上位表示する必要があるし、お客様も専門家を探しているので特化したホームページを作った方が断然いいという訳だ。

営業をメインとしてホームページにアクセスを集めて集客する場合

営業主体で集客する場合でもホームページを作成するのは必要だと過去の記事で書いた。

そして、営業した結果、あなたに興味を持った人は何をするか。事務所のホームページを見るだろう。どのような業務をやっているのか、あなた自身はどのような人柄か等、お客様も可能な限り調べることだろう。

お客様があなたのホームページに来た時に「会社設立」しか業務内容が書いていないとほかの業務を頼もうかなと思っていた場合、依頼を取れない可能性が高くなる。「会社設立」専門なんだなと。

建設業許可の申請をお願いしたかったけど業務内容に無いのでやってないのかなと。そう思われてはいけないので、業務内容は幅広く業務内容を書いておく必要があるのだ。こちらのケースでは幕の内弁当(複数業務)を書いておく方がいい。

あくまでも、営業主体でやる場合は、お客様は検索エンジンからくるのではなく「あなたが配った名刺等」からやってくるのだ。検索エンジンからの流入は同じかもしれないが、「キーワード」が違うしこちらのケースは「あなた自身」を探してやってきているのである。検索するときも事務所名や氏名で検索されることだろう。

どのような戦い方をすれば、他の行政書士に勝てるかは考える必要がある。どの業務を選択するのか、地域はどうする、営業の方が得意なのか、検索順位を上げる方が得意なのか、あなたに合った方法を考えて突き進むしかない。

なお、特化型ホームページを作る場合も必要だが、総合型(幕の内弁当)の場合は特に力を入れてつくる必要があるコンテンツがある。

それが、あなた自身のプロフィールである。

新人行政書士はプロフィールに力を入れよう。

ホームページに来たお客様は料金や業務内容を見ると思っている人が多い。実際見る人は多いのだが、実は先にプロフィールを見られることが多いのだ。

ホームページのコンテンツは何を書くべきか

では、これからホームページを作るにあたって最低限書かなければならないことを紹介する。

  1. プロフィール
  2. 取扱業務(報酬額)
  3. 事務所案内(マップ・TEL等)

まずは、先ほど紹介したプロフィールを充実させる

営業活動をしてあなたに興味をもってくれた人は必ず「プロフィール」をみるだろう。よく考えてみてほしいのだが、あなたは行政書士としては新人。

いきなり業務に精通している訳はないということだ。

よって、最初は業務に精通していないのでホームページに関しても高度な内容なものをつくれる訳でもなく、また、作る必要もない。

(ホームページはコツコツと育てていくイメージだ)

作るのはあなたに興味を持ってくれた人に「あなたという人がどういう人か分かる」ホームページを作ればいいのだ。これは、ホームページだけで集客する場合でも、営業をメインにする場合でも一緒だ。

とにかく、どういった人なのかということを書くといい。

  • 学生時代の部活は
  • 行政書士を目指した理由
  • 前職

などなど。なんでもいいから自分のことを書くのだ。

書くときは、情熱をもって書いていくこと。当たり障りのない自己紹介は面白くないものだ。もちろん、「誠実」「丁寧」「責任感」「使命感」などを忘れず情熱をもって伝えることが大切だ。

分からなければ、色々な行政書士の紹介文を読んでみるといい。結局のところ自分の個性をだして熱く語れば意外と伝わるものだ。

自分がお客さんだとして、行政書士に仕事を依頼するのであれば、情熱をもって業務に対応してくれる人を選ぶだろう。

この人に任せたら一生懸命仕事をしてくれそう!

 

行政書士がお客様に選ばれるのは、結局のところ、このやる気や情熱、そして安心感などではないだろうか。物を買うわけではないので、一番安いものを選ぶという訳でもないのが実情なんだ。

誠実であり

安心感があり

そして熱意をもって業務をする

選ばれる行政書士というのは「人(人間力)」レベルが高い人なんだ。

※勝手に人レベルとか言ってるがニュアンスをくみ取ってほしい。

もちろん、経験や実績も大切な選択基準なのは間違いない。しかし、新人行政書士には経験や実績はない。ないものねだりをしても仕方がないので他の方法で売るしかないのだ。

他の方法が、情熱をもって売るということだ。

これも、考えようだが実績月500件とか書いているホームページと実績は書いていないが行政書士のプロフィールが充実しているサイトを比べてみてはどうだろうか。

実績や経歴をつらつらと書いている無機質な何の熱意も感じないベテランの行政書士より、情熱や熱意が感じられる新人行政書士のホームページの方が意外と印象に残ったりするものだ。

新人だけど情熱をもって誠心誠意業務をしてます!!

そういった印象を与えることができるホームページを作ろう。そこが上手くいけばベテラン行政書士に勝つことも可能だ。この方法が新人が勝つことができる戦い方だと思う。

 

取扱業務については、ホームページ集客主体かアナログ営業主体かで変わってくる

取扱業務はもちろん書く必要がある。

書かないと何しているか分からないので業務の受任などありえない。行政書士登録完了前でも、営業開始予定日を記載したうえで、取扱業務を掲載しておく必要がある。

ここで、ホームページ集客か、アナログ営業、どちらで運用するかで書く内容が変わってくる。

ホームページ集客主体の場合

取扱業務に関しては絞りに絞って書く必要がある。建設業なら建設業のみ、相続なら相続のみ記載する必要がある。

また、ホームページ集客主体の場合は書籍などで勉強し具体的なフローや注意ポイントなども書いていく必要がある。ホームページのコンテンツを充実させて検索順位を上げる必要もある。

分からないことは調べて書く、分からないのに適当に書かないは絶対守ってほしい。書いてることが違うじゃないかとトラブルの原因になることは避けよう。

アナログ営業主体の場合

こちらは、取扱業務を広く浅く書いていく。開業当初であれば、

  • 建設業許可申請
  • 運送業許可申請
  • 会社設立
  • 相続
  • 遺言

など、パッと見て分かる行政書士の基本業務を書いておけばいい。

報酬額について

報酬額については開業当初書けそうなら書いたらいいし、難しそうなら書かなくてもいいだろう。

※ホームページ集客主体の場合はできるだけ書いた方がいい。

行政書士業務の相場を調べるのであれば日本行政書士会連合会に掲載されている。

業務を経験したことがない人が「行政書士業務の報酬」を決めるのは難しいのかもしれない。どれぐらい時間がかかって、どれぐらい書類を作らなければいけないのかって分からないよね。

ちなみになんだが、どうしても報酬を決めれないときには次の2つの料金の決め方がある。

  1. 聞き覚えのある業務であれば30万円+消費税という(医療法人設立など高額報酬は除く)
  2. 日本行政書士会連合会記載の業務は、最頻値+5万~10万にする(車庫証明などの場合は少し高くなることも……)

あくまで、料金が決めれない場合の参考にしてほしい。

※私は、行政書士業務の報酬を安くしない事をモットーにしている。

あと、料金表を作成したからといってお客様に料金表の金額以上を請求してはいけないという訳ではない。

例えば、相続関係説明図作成5万円とした場合でも、一親等なのか三親等なのかで取得する戸籍の通数や使う時間も大きく変わってくる。あくまで、5万円とういのは一親等の金額であり、3親等の場合はプラス5万円ということをお客様に説明し、納得してもらえればそれはそれでOKである。

ホームページに料金を記載したからといって、料金を変更してはいけないわけではないし自由に変更すればいいだろう。ちなみに固定客が付いてきたらコロコロ料金は変えれなくなるかな。

※私の運営するホームページは数回料金を変更してます。

独立開業したての行政書士が狙うお客様って分かってるよね

開業したての新人行政書士がターゲットとして狙うお客様は「新人だけれど、一生懸命仕事に取り組んでくれそうなので任してみよう」と考えてるお客様です。(許認可)

こちらのお客様は「あなた」に興味があり報酬額は二の次なのだ。

※事後料金開示。

 

離婚・相続などの権利義務は「プロに任そうと思っている」人が多いので許認可とは振る舞いを変えなければならない。

こちらのお客様は「プロに任せて安心」「安心は欲しいが出来れば安い方がいい」に興味がるのだ。

※どちらかというと事前料金開示。(事後でも可能)

行政書士業務を受任するときは自信満々で料金もしっかりもらって受任しろ

自分は経験が無いので格安でとか考えてたらだめだ。とりあえず1件目だけ安くでやって流れを把握したら次からは満額でもらう等「考え」があってやっているのならば安くてもいい。

しかし、自信がなかったり、安くでやっておいたらクレームになっても安いのだから許してくれるだろうなどといった「逃げ」の姿勢で行政書士業務をするのはやめておけ。次のような事象にならないように注意しなければならない。

 

はっきり言って初めての業務はやはり時間がかかる。

1件さばくのに報酬を安くしすぎると赤字だ。

利益が出ないから仕事取らないとと焦る。

初めてなので補正など多くクレームに。報酬が安いからクレームにならないわけではない。

クレーム対応に、時間がかかる。利益にならないのでジリ貧確実。

 

上記のような事象にならないために「先手」で業務をし報酬もしっかりもらうのが大切だ。

まとめ

同じ業務を数回すればかなり自信も知識もつくだろう。

そうなれば、得た知識を元にホームページにコンテンツを追加しアクセスが集まるものへとレベルアップさせるのだ。

 

では、早速だがプロフィールと業務内容(報酬額)を書いていこう。

仕事はスピードが大事だ。

プロフィールは2000文字~3000文字で、できるだけ熱く。

書いたら翌日読み返してみると修正点が見えてくるだろう。日本語がおかしいとかもチェックするんだ。

何度も何度も、書き直していると良いものが出来上がるんだ。

もちろん、業務内容や報酬額表も書いていこう。なんか違うなっと思ったら後日書き直せばいい。とりあえず手を動かすことが大切だ。考えるより書いた方がいいのは確実だから。

行政書士事務所の開業準備は他にもやること沢山あるからとにかく進めて欲しい。

ホームページを活用できれば行政書士事務所の運営の大きな力になるのは間違いない。顧客を呼び込むルートを沢山準備しよう。

自分で作るにしろ業者に頼むにしろ力を入れて取り組んでほしい。

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