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2017年 12月 05日

ゴ・エ・ミヨ 東京・北陸・瀬戸内2018出版記念ガラパーティー

e0254271_14332391.jpg ゴ・エ・ミヨの日本での2年目は『ゴ・エ・ミヨ 東京・北陸・瀬戸内2018』という形での出版となった。
 ウエスティンでの出版記念パーティーにおいで、と言うのでお邪魔してきた。↓私的メモでおじゃりますが。

 シャンパンで乾杯♪ かなりの大盛況。
 Gault et Millauらしく、日本版でも数々の部門賞が用意されていて、その受賞者が発表されていく。
 テロワール賞吉田牧場はチーズ仕込み時期とのことで、落合務シェフが代理受賞に登場して、場内ちょっとウケる。
 途中、Pascal Barbotのスピーチあり。
 地方の掘り下げもテーマに掲げるゴ・エ・ミヨらしく、地方からの授賞が続く。

イノベーション賞:阪下幸二 - レ クゥ(福井)
ホスピタリティ賞:薪の音(富山)、別邸音信(山口)
テロワール賞:NOTO高農園(石川)、吉田牧場(岡山)
トラディション賞:高村刃物製作所(福井)
トランスミッション賞:吉野建 - タテルヨシノ銀座
ベストPOP賞:ビストロ・マルクス
ベストパティシエ賞:成田一世 - エスキス サンク

 当日のスケジュールは、15時半から授賞式・18時からパーティー。
 とくに授賞式は、月曜のこの時間ということで、ちょっとビックリするくらい沢山の料理人が来場していた。ガイドの性質上か、フランス料理が多いかな。遠来のシェフも多い。
 もう12月とあって、シェフたちから、来年のサプライズやら計画やらの話もチラホラと聞ける。それに釣られてウチの来年計画も多少決まったりして(笑)。
 「シェフの観察」も趣味の我が家にとっては、男色のヒトの銭湯のような(大違)会場だが、ボクらにとって日頃から気安く接してるシェフの割合が多かった気がする。若手各賞の発表があるガイドなので、来場者もそれに伴って若いせいかなあ。

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 さて、ジュヌタラン/グランドマン/キュイジニエドラネ…は日本版にもありんす♪
 受賞者の皆さま、おめでとうございます。

期待の若手賞:
永島茂明 - アミラル(広島)

 実は今日、ウエスティンに来て最初にバッタリ会ったのが春田シェフで、2人で入場した。フシギとこのヒトとはそーゆー縁があるのかな。「なんか最近、イイことばっかだね~春ちゃん」ってみんなに言われてる(笑)。
 田村シェフは今日は和服! どこの見合写真か、って感じ(違)。お、やったね♪…とか言ったら、
「今日は(受賞者の和装という)ネタが、かぶりませんでした!」
 と変なことを喜んでいた(笑)。
 まあしかし、春田クン田村クンが並んでると「長身イケメンシェフ」というお題のパロディ写真を見てるみたいだ(笑)。2人して、パスカルバルボを上から見下ろすな~(笑)。

明日のグランシェフ賞:
星野芳明 - 新ばし星野

 石井シェフに“赤”“黄”“敵討ち”…などの語句を使ったお祝いを申し述べると、
「今日はずっとソレばっか言われてます(^^;)」
 (え~と、FBやらブログ参照)…ま、とにかくヨカタです。
 生井シェフはなんのかの言ってまだ開店2ヶ月、ウチもこないだ行ってきたばかりだが、もうあらゆる帆がパンパンに膨らんだ「これこそ順風満帆」状態♪ どんだけ意気軒昂かと思いきや、相変わらずの穏やかな声と笑顔で「いやいやこれからが…」と引き締める言葉が続く。まあ、順風満帆だからこそ緊張感あり…ってこともあるでしょ~ね~。
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今年のシェフ賞:
小泉瑚佑慈 - 虎白

 快挙である。
 …と書くと、川島シェフが「今年のシェフ」をもぎ取ったが快挙…みたいで、それもそうなのだが、ゴ・エ・ミヨが川島シェフに「今年のシェフ」を出したのが快挙!…って心持ちになる、そんなキュイジニエドラネだなあ。
 日本の料理界、日本の地方料理界にとって最重要シェフである川島さんを取り上げたことで、ゴ・エ・ミヨはその存在感や存在意義を、良くアピール出来たような印象である。
 『ゴ・エ・ミヨ 東京・北陸・瀬戸内2018』…というタイトルの通りで、奈良の「アコルドゥ」はガイド本体部での扱いエリア範囲外である。(川島シェフ「え? ウチって北陸なの? 瀬戸内?…って最初は言ってました(笑)」) それでも「今年のシェフはアコルドゥ川島宙」…英断でしたねー。
 ま、それはともかく、奇遇にも先週に川島シェフの料理をいただいたばかりのボクら、「おめでと~!」の声も明るいのぢゃ。

 以上が授賞式。
 やっぱり部門賞の表彰ってイイなあ、ポジティブだし(笑)。ランキングとか星・点数の発表って、なんかスッキリしないし(^^;)…ってのはともかく、日本のような料理店状況になってくると「賞の表彰」ってのは、客サイドにとっても有益で有意な情報性が上がってる気がする。ゴ・エ・ミヨの強みですな。

 レストラン評価は、20点法・5帽子法併用のフランスゴーミヨ型。
 5トック19点は、エスキスカンテサンスロブション・松川・石かわ・虎白・かんだ・龍吟の8軒。
 18.5点以下をペラペラと眺めながら何人かの話を聞いたが、フランスに長くて古い人は「辛いですね点数」と言ってた印象。実際ワシらも「紙の時代」に身に染み付いたフランス版ゴーミヨの「**点はこうで**点はこう」って感覚から見ると、辛い。18点未満の店は「プラス1点」くらいして眺めた方が「昔の感覚」にはそぐうかもなあ。

 ま、細かい話はともかく、全体に感じる印象を述べれば、やっぱ、
「黄あっての赤」
 だよなあ、と思った。
 単純に言えば、セカンドオピニオン…ということになろうが、「黄あっての赤」「赤あっての黄」という対照があってこそ浮き彫りになる文化…というか。
 とくに「日本の赤」はかなり怪しい…んで、誰か補ってやらんと(笑)。


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by aqishii | 2017-12-05 14:42 | Gault Millau | Comments(0)


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