“スパコン”助成金一部を社長が私的流用か

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 スーパーコンピューターを開発するベンチャー企業の社長らが、詐欺の疑いで逮捕された事件で、この社長が、だまし取った助成金の一部を、私的に流用していたとみられることがわかった。

 東京地検特捜部に逮捕された「PEZY Computing」社長の斉藤元章容疑者ら2人は、国の助成金約4億3100万円をだまし取った疑いがもたれている。

 その後の関係者への取材で、斉藤容疑者がだまし取った助成金の一部を、飲食費や趣味など私的に流用していたとみられることがわかった。

 また、斉藤容疑者らは、助成金の上限に近い金額を受け取っていたということで、特捜部は不正受給の実態解明を進めている。