復習テストや公開テストで同じミスを繰り返しています。実力通りの結果を出せる方法はありますか?
浜学園に在籍する小学校5年生の娘のことで相談したいのです。
テストの成績のことで悩んでいます。
浜学園では、毎週の宿題について「復習テスト」が実施されます。
算数や理科のテスト内容は、宿題の数値替え程度なのですが、クラスの平均点に届くことが稀なのです。
クラスがS1クラスで平均点も80点台後半のことが多く、難しいとはわかっていますが、周囲のお子さんが得点しているのに我が子が出来ないとなると先の受験に向けて不安が募ります。
また、月に1度、公開テストもあるのですが、こちらでも成績は良くありません。
ただ、返却後に直しをさせると、すぐに直せる問題があるので得点出来ない訳ではないのに、毎月同じようなミスを繰り返しています。
せめて、実力通りの結果が出せる良い方法はないでしょうか。
浜学園の復習テスト、公開テストのことでお悩みなのですね。
それぞれについて対策の取り方が異なるので、まずは復習テストからお話しさせていただきます。
おっしゃる通り、浜学園の復習テストは宿題の数値替え問題となっています。
ですから、宿題消化の精度が高ければ、高得点が可能になるものです。
復習テストでの得点を実現するために、浜学園では説明会などで1回の単元(1週間の宿題)につき、3回宿題を繰り返すことを奨励されています。
確かに、同じ問題を1週間の間に3回繰り返せば、定着も期待できそうですね。
このとき問題となるのが、本当に3回繰り返しをする時間があるのかということです。
4年生までは可能なお子さんも多いようです。
ところが5年生になり、特に夏休み頃からは宿題の内容も難しくなり、1週間の間に3回繰り返すのは難しくなることが多いようです。
ここでは、うまく宿題消化の工夫をして算数の復習テストで良い結果を残したお子さんの例をお伝えしますね。
先に述べましたように5年生後半からは、宿題を3回通して消化する時間は取れないケースが多くなってきます。
特に最高レベル特訓などの選択講座を受講している方はなおさらのことでしょう。
今回ご紹介差し上げるお子さんも最高レベル特訓を受講していました。
このお子さんは、週に2回の算数授業当日の自習時間で宿題の6割程度を解いていました。
自習時間が取れないお子さんは、授業当日に少なくとも半分程度の宿題を済ませてしまう習慣を付けることが望ましいでしょう。
1回目には全問を解いて、2回目には、時間短縮のために1回目に間違えた問題だけを解き直していました。
そして、3回目はテスト直前に全体の見直しをしてテストに臨むことで、テストを受けるときには解き方を悩むことなく受験できるのです。
分からない問題は解説を見たり、先生に質問したりして解決していたのは、みなさんと同じです。
ここで気を付けたいことが2点あります。
- 自力で問題に取り組む前に必ず授業で習った解き方、考え方を思い出す機会を設ける。
- 1問当たり5分と時間を決めて、5分で解くきっかけが見つからないときには後回しにする。
確かにお子さんたちが解けない問題に遭遇すると、無駄な時間がたくさん発生しているようですね。
それでは、公開テストではどんな対策が出来るのでしょうか。
実際にSS-1の教室内で実施している対策の一部をお伝えしましょう。
テスト内容を予想して問題を「当て」に行く勉強方法はあまりお勧めしていません。
算数の場合は、教科内容の準備なら普段あまり取り組む機会のない単位換算が適しているでしょう。
理科や社会なら知識分野の復習を実現する絶好の機会ですね。
国語も語句等の知識の復習がお薦めです。
1年分の計画を立てて公開テストのたびに機会をつくれば効果的でしょう。
今回のご相談のように、「返却後のやり直しではすぐに正解するのにテストでは失点してしまう。」というのもよくお聞きするお悩みです。
ここで学ぶ事柄は、よりたくさんの得点をするための技術です。
具体的には次のようなものです。
- 問題選択をする。
自分の知っている問題に○、知らない問題に×をつける。
テストでは、○のついた問題から解き始める。
×の問題には触れなくても良いことを体験して実践を促す。 - ミスの理由を検証する。
自分がどんなミスをしているのかを確かめる。
そのミスを防ぐことが期待できる具体行動をさがし、実行する。 - 行動の有効性を確認する。
1、2で実行した行動が、どのように効果があったかを共有し、日常的な実践を促す。 - ○のついた問題の全問正解を目指します。
気を付けたいのは、必ず具体行動まで落とし込んだうえで実行して頂くことです。
口頭での指示だけでは、テスト現場での実践には至らないからです。
そして、結果を出すためには期間を決めて実践し続け、その期間は待ってあげること、行動している事実を褒めてあげる事が大切ですね。
さて、復習テスト、公開テストの対策について、それぞれ、これまでに成果のあった事例をご紹介させていただきました。
なお、お子様ごとの個性に合わせた細かな点の調整については、ぜひプロの先生にご相談ください。
もちろん、SS-1でご相談いただくことも可能です。
お子さんの課題を洗い出すために、お母さんだけでご相談いただける学習カウンセリングや、お子さんとご一緒の体験授業を無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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