世界に誇る新潟の絶景スポット10選!感動と癒しと神秘があった
日本有数の美しい棚田、日本海に沈む夕日、5,000羽もの白鳥が飛来する湖…。新潟県は、数え切れないほどの美しい景色の宝庫です。その中から特におすすめしたい絶景スポットをご紹介します。気軽に楽しめる場所から、運が良ければ巡り会える、一期一会の絶景まで。きっと訪れたくなる絶景ばかりです。
1.雲海に見え隠れする水鏡「星峠の棚田」
米どころ新潟には、山古志や北五百川など棚田の絶景スポットは数多くありますが、その中でもトップクラスの人気を誇るのが、十日町市松代(まつだい)地域にある「星峠の棚田」。「にほんの里100選」にも選ばれています。
是非訪れてみたいのが、田んぼに水が入る春~初夏と晩秋の時期。田に張った水が鏡のように空や周囲の風景を映し出す「水鏡」を見ることができます。
また、初夏や秋口などの時期に気象条件が整えば、早朝に雲海が発生することも。静まり返った早朝、地上を覆い尽くしていた雲海が引き、棚田が顔を出す光景は実に幻想的です。
初冬には雪化粧をした棚田を見ることができます。春夏秋冬、どの季節に来ても絶景が楽しめるので、一度足を運ぶと何度も訪れたくなるという方も多いそう。
駐車場もあり、ビュースポットも整備されているので、じっくりと楽しむことができます。
とはいえ、棚田は観光地ではなく私有地(農地)のため、農地やロープが張ってある場所には入らない、所定の場所以外には駐車しない等、マナーを守って見学してくださいね。
※降雪期(12月~4月中旬)は、車での乗り入れはできません。
星峠の棚田
新潟県新潟県十日町市峠1513
025-597-3000(十日町市観光協会まつだい事務所)
2.日本一との称号も!瀬波温泉からの美しい夕日
瀬波温泉は、明治期に開湯した長い歴史を持つ、新潟有数の人気温泉地。海岸から眺めるだけでも十分綺麗なのですが、瀬波温泉では温泉に入りながら水平線に沈んでいく夕日を拝めるという至福の絶景鑑賞が楽しめます。
汐美荘は日本経済新聞・日経PLUS1”何でもランキング”にて「夕日の美しい宿・全国No.1」に選ばれたことのある温泉旅館。
絶景もさることながら、汐美荘には夕日のことを知り尽くした「夕映えソムリエ」が在籍しており、夕日の楽しみ方をレクチャーしてくれるなど、夕日を楽しみ尽くす工夫がたくさん。ロマンチックな夕日と温泉に癒されてみませんか。
瀬波温泉「夕映えの宿 汐美荘」
瀬波温泉・日本一夕日の美しい温泉宿でロマンチックな絶景癒し旅
3.およそ5,000羽もの白鳥の飛来地「瓢湖」
毎年10月から3月の間に多くの白鳥たちが遠くシベリアから飛来し、冬を過ごします。ピークとなる11月下旬には約5,000羽もの白鳥が滞在することも。
瓢湖
白鳥舞う冬の瓢湖で、妖艶な姿にうっとり
4.眼下に雲が流れ落ちる絶景「枝折峠の滝雲」
魚沼市の枝折峠(しおりとうげ)には、世にも珍しい一期一会の絶景があります。
その名も、「滝雲(たきぐも)」。
滝雲とは、山の稜線を越えて雲が滝のように流れ落ちる現象です。気象条件によっては、幾重にも重なる滝雲が現れることも。
▲普段は見上げている雲が流れ落ちる光景は圧巻! [映像提供:(一社)魚沼市観光協会]
この滝雲は、夏から秋にかけての朝早い時間に気象条件が合えば見ることができる大自然の神秘。夜明け前後が最も綺麗に見えるようなので、魚沼市内に宿泊することをおすすめします。その時の気候によって滝雲の形は変わるので、まさに一期一会の景色に出会いに行ってみてください。
枝折峠
新潟県魚沼市灰の又~銀山平
025-792-7300(一般社団法人魚沼市観光協会)
5.絶対に濁ることのない神秘の池「龍ヶ窪の池」
その理由は、常時湧き出る豊富な湧水。1日で約43,000tもの水が池を満たし、なんと、池の水がそっくり入れ替わるといわれます。これによって、非常に高い水質がキープされ続けています。
古くから地元の方たちの生活用水として使われるだけでなく、信仰の対象にもなってきました。
飲料水としても人気が高く、「全国名水百選」に選ばれています。水汲みは自由にできるので、ボトルを持参することをおすすめします。
龍ヶ窪の池
新潟県津南町谷内
025-765-5585(津南町観光協会)
6.絶景も楽しめる海岸「笹川流れ」
海水浴場というと、白い砂浜を思い浮かべますが、笹川流れは、ゴツゴツとした岩場が作り出す海岸線が広がります。砂が多いとどうしても巻き上げられた砂によって海水が濁ってしまいますが、岩場は砂が少ないため、そのぶん透明度が高くなります。
笹川流れ
新潟県村上市寒川~浜新保
0254‐77-3115(村上市山北支所)
7.奥地にそびえる圧倒的スケールの大峡谷「清津峡」
全長750mの歩道用の「清津峡渓谷トンネル」を歩けば、トンネル内にある見晴所から絶景を間近で楽しむことができますよ。
清津峡
新潟県十日町市小出
◎清津峡渓谷トンネル
[営業時間]8:30~17:00(受付は16:30まで)
[所要時間]約40~60分(往復1,500m)
[料金]大人600円、小中学生300円 ※税込
[休業期間]1月中旬~3下旬まで冬期臨時休業 ※2017年度は改修工事のため12月12日~3月31日休業
025-757-3345(十日町観光協会)
8.高原に広がる天空の池「高谷池」
「高山植物の宝庫」とも言われ、多様な植物を見ることができます。夏にはハクサンコザクラ、アオノツガザクラなど、積雪の多い新潟ならではの植物に出会えるでしょう。
2016年にはアメリカのニュース専門テレビ局CNNが選ぶ「日本の最も美しい場所31選(Japan's 31 most beautiful places)」に選出されるなど、世界での知名度も上昇中。海外からの観光客も多い絶景地です。
高谷池湿原
新潟県妙高市杉野沢八貴山国有林42
0255-86-3911(妙高市観光協会)
9.海から突き出た巨大な一枚岩「大野亀」
もっともおすすめなのは5月下旬から6月上旬にかけての時期。大野亀は、日本有数のトビシマカンゾウの群生地でもあり、この時期には大野亀の周囲一帯にびっしりと咲き乱れる絶景が広がります。
群青の日本海の水平線をバックに、巨岩を鮮やかに黄色く染める景色は、見ているだけでも幸せな気分になりますよ。
大野亀
新潟県佐渡市願
0259-27-5000(佐渡観光協会)
10.植物と野鳥が集う自然の楽園「福島潟」
国の天然記念物「オオヒシクイ」の越冬地として有名で、野鳥ファンを中心に多くの観光客が足を運びます。潟のはるか彼方には五頭連峰の山々がそびえます。
福島潟のすぐ側にある観光・交流施設「水の駅 ビュー福島潟」の3階からは、福島潟の景色を一望することができます。ドリンク、軽食を提供するカフェも併設されているので、ゆったりと過ごすのもおすすめです。
新潟市からは日帰りで気軽に訪れることができるので、ピクニック気分で絶景を楽しむことができます。
水の駅 ビュー福島潟
新潟県新潟市北区前新田乙493
[開園時間] 9:00~17:00(16:30最終入場)
[休館日]月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
025-387-1491
竹谷純平
フリーライター。新潟をもっと楽しくするWEBマガジン「にいがたレポ」参加ライター。新潟県出身。SNS運営会社、WEB制作会社等に勤務後、独立。企業でWEBライティングに長年携わった経験とを活かし活動中。東京、アメリカなどを経て新潟へ帰郷した経験と、趣味の旅行での経験とを活かし、「新潟の魅力を内外へ楽しく発信する」をモットーに活動している。フィールドはインタビュー、グルメ、最新ITテクノロジーまでと幅広い。
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