【ロサンゼルス長野宏美】国際アニメ映画協会は4日、「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる第45回アニー賞の候補作を発表した。日本の作品では、戦時下の広島県呉市に嫁いだ女性の日常を描いた「この世界の片隅に」(片渕須直監督)と、主人公の女子高校生が夢と現実をまたぐ不思議な旅をする「ひるね姫~知らないワタシの物語~」(神山健治監督)の2作が長編インディペンデント作品賞の候補に入った。
同賞は米国での上映館数が1000館未満の作品が対象。
また、2016年のアカデミー賞で「思い出のマーニー」が長編アニメーション部門の候補になった米林宏昌監督がスタジオジブリを退社後に制作した「メアリと魔女の花」が、脚本賞とプロダクションデザイン賞にノミネートされた。
受賞作は来年2月3日、ロサンゼルスの授賞式で発表される。