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TENGAが「オナニー国勢調査」を発表 男性不妊の原因になる“膣内射精障害”予備軍が270万人

若年層の10人に1人が、間違ったマスターベーションをしている。

2017年12月05日 18時01分 JST | 更新 7時間前
TENGAヘルスケア公式サイトより

株式会社TENGAヘルスケアが12月5日、男性が行うマスターベーションに関する調査「全国男性自慰行為調査2017」(通称:オナニー国勢調査)の結果を発表した。

調査結果によると、10代男性の10人に1人が「プレス法(床や壁に押し付ける)」など"不適切"なマスターベーションを行なっているという。

こうした不適切なマスターベーションは、セックスで射精できなくなる「腟内射精障害」を引き起こす恐れがあるとの医師の指摘もあり、注意を呼びかけている。

「腟内射精障害」の潜在数は推計270万人

同社によると、今回の調査はセックスについての調査結果がメディアに注目されているなか、マスターベーションに関する調査がほとんどない状況を受けて実施した。

マスターベーションはデリケートな話題だが、多くの男性が行う日常的な行為。人の健康や幸福、内面にも影響を与える「性の悩み」について現状を把握し、今後の活動を発展させることが目的という。

全国15歳から64歳の男性約5300人を対象に、ネット上で実施したアンケート調査の結果、普段行うマスターベーションは「手を上下にピストンさせ、ペニスを刺激する」方法が圧倒的多数だった。

一方で、若年層の10人に1人が"不適切な"マスターベーションを行なっていることがわかった。「脚をピンと緊張させた状態で行う(通称:脚ピン)」、「布団や畳、床などにこすりつける(通称:床オナ)」などが該当する。

株式会社TENGAヘルスケア
床オナ、脚ピン... 「不適切なマスターベーション」を、若年層の10人に1人は行っている。

これらの方法は、セックスで女性器の中で射精できない「腟内射精障害」を引き起こす可能性があると指摘されている。「腟内射精障害」はパートナーとの不和や男性不妊症の原因にもなっており、同社の調べによると、日本国内の潜在患者数は、推計270万人いるという。

腟内射精障害は治療できるの?

腟内射精障害は、長い習慣と癖によって形成される。腟内射精障害の原因の約71%が、不適切なマスターベーションによって引き起こされているという。

株式会社TENGAヘルスケア
出典:阿部輝夫『オルガズム障害とセックス・セラピー、セックス・カウンセリング入門第2版』 金原出版、P122-128, 2005.

長期的な治療が必要な場合もあるが、自分に合った改善方法を継続すれば、症状を改善することができる。

改善方法としては、専門家によるセックスカウンセリング、飲み薬で治療する薬物治療(医師との十分な相談が必要)などがある。また、適切なマスターベーションの刺激を与え、セックスで射精できるようにするリハビリテーションも有効だという。

(※)調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査実施期間:2017年9月25日〜2017年9月28日
リサーチ会社:楽天リサーチ株式会社
調査の流れ:1. 事前調査(調査対象:全国の15歳〜64歳の男性/サンプル数:5279人) 2. 本調査(調査対象:現在マスターベーションを行う頻度が「2, 3ヵ月に一回程度」以上の男性を、事前調査回答者の中からサンプリング/サンプル数:2000人、15歳から5歳刻みで10グループ 各200人)

 
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