連合が５日開いた中央委員会には、民進党の増子幹事長、立憲民主党の枝野代表、希望の党の玉木代表が出席しました。

この中で、民進党の増子氏は、先の衆議院選挙で民進党が分裂したことについて、「３つに分かれたがバラバラになってはいけない。できれば１つになって、自民党１強政治、安倍政権に退陣してもらわなければならない」と述べました。

そのうえで増子氏は「統一地方選挙や参議院選挙で候補者を勝利に導き、政権奪還に向けて立憲民主党や希望の党と何らかの形で連携を図りたい」と述べ、政権交代を実現するため、立憲民主党や希望の党と連携したいという考えを示しました。

これに対し、立憲民主党の枝野氏は「数合わせのゲームを優先する永田町の内向きの議論が、政治から国民を遠ざけていたと強く反省している。政権交代という掛け声が重要ではなく、それぞれの政党が自民党と何が違うのか明確にしてほしいというのが国民の声だ」と述べ、政権交代に向けた野党間の連携よりも、政策面などでの独自性の発揮を重視する考えを強調しました。

また、希望の党の玉木氏は「向き合うべきは安倍１強政治だ。漁夫の利を許さないため、大きな塊を作り、しっかり力を合わせるために何がベストなのか、慎重に丁寧に追求していきたい」と述べました。