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これは参考になった。発表された企業アプリのダウンロード数65選

 Post by MML編集部

マクドナルドやGU、ガスト、無印良品など、多くの企業が自社の公式アプリを提供しています。しかし、実際のところダウンロード数はどれくらいあるのでしょうか。今回、お知らせやIR情報などで発表された企業アプリダウンロード数をピックアップしました。

飲食・レストラン 部門

マクドナルド公式アプリ

ガストアプリ

ケンタッキーフライドチキン公式アプリ

スシロー

丸亀製麺

スターバックス ジャパン公式モバイルアプリ

出前館

バーミヤンアプリ

相席屋公式アプリ

  • ダウンロード数:100万件(2017年10月現在)
  • サービス開始:2015年6月
  • 提供企業:セクションエイト
  • 出典情報:https://www.atpress.ne.jp/news/139736

しゃぶ葉

Domino’s App

ジョナサンアプリ

魚べい・元気寿司・千両公式

はなまるうどん 公式アプリ

ベーカリーレストラン サンマルク

どんどん亭公式アプリ

  • ダウンロード数:10万件(2017年8月現在)
  • サービス開始:2016年11月
  • 提供企業:Miコーポレーション
  • 出典情報:https://www.dondontei.com/485/

小売・販売 部門

ジーユー

MUJI passport

TSUTAYAアプリ

  • ダウンロード数:720万件(2016年10月現在)
  • サービス開始:2010年9月
  • 提供企業:カルチュア・コンビニエンス・クラブ
  • 出典情報:https://japan.cnet.com/article/35090677/

ゲオ

Coke ON

LAWSON

マツモトキヨシ公式アプリ

LOFTアプリ

靴チヨダ、靴シュープラザ

NANO・UNIVERSE

ファミリーマートアプリ

Alpen Group

POCKET PARCO

UR STYLE

ココカラファイン

洋服の青山アプリ

ディノス セール公式アプリ

ジーンズメイト公式ポイントアプリ

  • ダウンロード数:2万件(2017年11月現在)
  • サービス開始:2017年9月
  • 提供企業:ジーンズメイト
  • 出典情報:http://logmi.jp/247453

ライフスタイル 部門

Round1

ミュゼパスポート

自遊空間とくとくクーポン

健康第一

阪急阪神おでかけアプリ

ネスカフェ アプリ

鉄道・自動車 部門

全国タクシー

JR東日本アプリ

JAFデジタル会員証

東京メトロアプリ

コスモビークルライフ

東急線アプリ

JR九州アプリ

小田急アプリ

近鉄アプリ

銀行、証券、クレジット 部門

楽天銀行

セゾンPortal

iSPEED

野村株アプリ

みずほ銀行 かんたん残高照会アプリ

三井住友カード Vpassアプリ

エポスカード公式アプリ

株・投信情報

JALカードアプリ

セブン銀行かんたん通帳

西日本シティ銀行アプリ

横浜銀行 残高照会アプリ

新生銀行サポートアプリ

自治体 部門

札幌いんふぉ

SAGA TRAVEL SUPPORT

下町そら散歩

そもそも「ダウンロード数」とは何か?

多くの企業はアプリストアの数値を集計し、「ダウンロード数」を発表していますが、そもそもダウンロード数とはどういうことを意味しているのでしょうか。一度おさらいしてみましょう。

Android の場合、アプリダウンロード数のことを「インストール数」と呼んでいます。おそらく、Google Play ストアからファイルをダウンロードして端末に組み込むことから、そのように定義しているのでしょう。

インストールされた数はさまざまな指標で集計しており、Google Playの管理画面上から確認することができます。こちらはその指標と定義をまとめたものです。

  • アクティブなインストール端末数:過去 30 日間に 1 回以上オンラインになった Android 搭載端末のうち、アプリがインストールされている端末の数です。
  • 1 日のインストール数(端末数):アプリをインストールした新しい端末の 1 日あたりの数です。
  • 1 日のアンインストール数(端末数):アプリをアンインストールした 1 日あたりの端末の数です。
  • 1 日のアップグレード数(端末数):アプリのアップデートをインストールした 1 日あたりの端末の数です。
  • 総インストール ユーザー数:1 台以上の端末にこのアプリをインストールしたことのあるユニーク ユーザーの総数です。同じユーザーが複数の端末にインストールした場合も 1 回としてカウントされます。後でアプリをアンインストールしたユーザーも含みます。
  • インストール ユーザー数:選択した期間内に 1 台以上の端末にこのアプリを初めてインストールしたユニーク ユーザーの数です。
  • アンインストール ユーザー数:選択した期間内にこのアプリをすべての端末からアンインストールしたユニーク ユーザーの数です。
  • インストール指標:端末にアプリがインストールされた回数です。これには、以前にアプリをアンインストールしており、このアプリを再度インストールしている端末が含まれます。
  • アップデート指標:アプリが更新された回数です。
  • アンインストール指標:アプリがアンインストールされた回数です。
  • インストール ユーザー数(上位の国):選択した期間内に 1 台以上の端末にこのアプリを初めてインストールした国別のユニーク ユーザーの数です。

一方、iOSの場合は?

iOS の場合、アプリダウンロード数のことを「ユニット数」でまとめています。おそらく、ユニット数とはアプリを「1つの単位」として集計していることからだと思います。ユニット数は、Appleで提供されている管理画面の「売上とトレンド」から確認することができます。

  • ユニット数:レポートの期間内に配信されたユニットの数。対象となるのは App の初回ダウンロードのみです。同じ Apple ID を共有する他のデバイスへの再ダウンロード、または削除した App の再ダウンロードは対象外です。

そして2015年から「Appアナリティクス」の提供が開始されました。ここでは、ユーザエンゲージメント、マーケティングキャンペーン、および iOS と tvOS の App から得られた売上を測定することができます。

アプリダウンロード数に限ると、ここでは「Appユニット数」「インストール数」などの指標から集計されます。こちらはその指標と定義をまとめたものです。

  • Appユニット数:iOS 8 および tvOS 9 以降を搭載するデバイスにより、App Store で App が最初にダウンロードされた回数。App のアップデート、同じ Apple ID を使用した他のデバイスへのダウンロード、同じデバイスへの再ダウンロードはカウントされません。ファミリー共有ダウンロードは無料 App には含まれますが、有料 App には含まれません。
  • インストール数:iOS 8 または tvOS 9 以降のデバイスに App をインストールした合計数。同じデバイスへの再ダウンロード数、同じ Apple ID を共有した複数のデバイスへのダウンロード数、およびファミリー共有インストール数も含まれます。合計は、データの共有に同意した App ユーザに基づいています。

ダウンロード数は企業の方針によって違う

iOSを1つとっても「ユニット数」で集計するか「インストール数」で集計するかによって、ダウンロード数の数値はだいぶ変わってきます。Androidでも、「1日のインストール数」で集計している企業もあれば、「総インストールユーザー数」で集計している企業もあります。

そういうことから、アプリのダウンロード数にはアンインストールされた数は差し引きされているのか、「リセマラ」と呼ばれるような1アカウントが何度もアプリをインストールとアンインストールを繰り返した数もカウントされているのかについては、集計方針によって違いが出てきます。

そういうことですから、「ダウンロード数」を1つの視点として当てにするのは、やや厳しいのではないかと思います。

広告収益はダウンロード数に比例するのか

アプリのダウンロード数が多くなると、バナー広告などを貼って収益を上げたいと思う企業もいらっしゃいます。では、アプリの収益はダウンロード数に比例するのでしょうか。

結論から言うと、アプリのダウンロード数とアプリのアクセス数は違うため、ダウンロード数が伸びても収益が比例するわけではありません。メルマガで言うところの「登録者数」と「閲覧数」は違うみたいなものです。

ダウンロード数よりもアクセス数、そして継続数を目標に

企業によっては「アプリダウンロード数」を追いかけてアプリを運営している担当者もいらっしゃいますが、はたしてそのアプリは何のために存在しているのでしょうか。 そのアプリは来店数を増やす手段としてのものなのか、もしくは、ECサイトへ誘導させて購買につなげるアプリなのか。そのあたりを、一歩立ち止まって考える必要があると思います。

たとえアプリがダウンロードされたとしても、操作しづらく頻繁に起動しないアプリについては削除するという調査結果も出ていることから、一概に「ダウンロード数=ユーザー数」であるとは言えないと思います。

アプリダウンロード数を目標にしていた企業は、まずはアプリを起動してもらうことを考え、そして二度・三度と起動してもらうためにはどうしたらよいか、最終的には提供している商品やサービスのファンへと醸成するためのカスタマージャーニーを描いていく必要があると思います。