反フリー側ストレート白スポークラジアル組みの後輪を組み直しました(前編) new!!
2017/12/04 Mon. 22:54 [edit]
今日もホイー(以下略)。
お客さんから ゼンティスのスクワッド4.2の後輪をお預かりしました。
反フリー側がヌルいので何とかしてほしいとのことですが、
反フリー側のみストレートスポーク仕様というリヤハブなので
リヤハブの交換を含めた組み直しが必要です。
白スポークで安定供給されているスポークというのも無いので、
黒スポークで組み直すことになりました。
ちなみに これ、WOリムです。
ホイールを丁寧にバラした際の感触では、
内蔵ニップルによるスポーク長さの補正値は適正だと感じました。
ゼンティスのリヤハブの右フランジ寸法とリム内径の実測値から
私が計算したスポーク長さ(内蔵ニップルでは無いとした場合)は
267mm(理論値267.22mm)でした。
実際の長さは273mmなので
内蔵ニップルによる補正値はプラス6mmとなります。
スポークのねじ山に白い塗膜がかぶっているのが
ニップルとの干渉で剥けていますが、
あと2山ほどの増し締めしろがあります。
リムに使われていた内蔵ニップルはそのまま使い回しますが、
ニップルのねじ山が端面から いきなり始まっているので(ヌスミ寸法無し)、
あとニップル2周の増し締めで突き当たることになります。
組み直し後のリヤハブはFH-9000を使いますが
フリー側のスポーク長さ(内蔵ニップルでは無いとした場合)は
268mm(理論値267.97mm)です。
組み換え前よりも 増し締めしろに余裕を持たせたいので
補正値をプラス5mmにして273mmで組むことにしました。
これはゼンティスのニップルを使い回した場合であって、
他の内蔵ニップルで組む場合は 答えが変わることがあります。
リム穴に穴振りがありますが、そこそこのリム高にしては珍しく
内周側にも穴振りをつけてあります。
これに従うなら(もちろん従いますが)このリムは正リムです。
反フリー側のほうが穴振りの角度を外に向かって寝かせてある、
という作り込みまではしていないようですが、
それでもこのリムには もし間違えた場合
組み直しが必要になるほどの 明確な左右の属性があります。
リムの中にマグネットが埋まっていて、
こちらを左にする必要があるからです。
この位相に工具が貼りつくほどの 強力な磁石が入っていますが、
向かい側では磁力が確認できなかったので
左右を間違えて組むと 組み直し確定です。
左が磁石!です。
組めました。
FH-9000 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
最近 とんでもないことに気が付きました。
R9100系デュラエースにはハブのラインナップが無いわけですが、
これはシマノが 手組みホイール用のパーツを切って
私が初見で展示会で見かけたときに スポークをにぎにぎしたところ
前作と リム高以外とくに変わり映えのない駄作だなあと思った
自分のところの完組みホイールを売るだけの商売にシフトしたためです。
で、R9100の完組みホイールは 世に出てから
それなりの期間が経っているわけですが
修理はともかく 初期点検ですらC40やC60を見たことが未だにありません。
よっぽど売れていないようです。
シマノホイールは性能以外にも 補修パーツの供給期間や
旧モデルユーザーの切り捨てなどに関しても問題があり、
実際 シマノ10Sフリーボディの11S化に対応しなかったメーカーは
大手完組みホイールメーカーでは ほぼシマノだけ、
というようなことを啓蒙している奴が どこかにいるのかもしれません。
今回の組み換え後のホイールは実測813g、
リム高をほぼ同じくするR9100のC40のWOホイールは公称834gです。
今回のリヤハブはデュラエースなので防塵防水性能は
オーバースペックなまでに問題ありません。
もし エボライトハブで組んでいたらその点では
デュラエースに劣るものの重量が700g台で仕上がります。
あと、結線すればもちろんですが 結線無しでも
今回の組み換え後の後輪は C40より間違いなく硬く、
おそらくはC60よりも硬いという自信があります。
今回のリムですが、ハイト/ウェイトレシオで非常に優秀なリムでした。
同じWOリムで35mm/435gの のむラボホイール7号のリムよりも優秀で、
内蔵ニップルということも関係ありますが カーボンリムの中でも
スポークテンションをかなり張れるほうです。
もし このリムが
・リムの単品販売がある
・安定供給されている
・価格がそこそこ安い
などの条件を満たしていれば のむラボホイールのリムに採用したかもしれません。
42mm/???gについて 実際のところどうなのかについては・・・
なんで わざわざ教えなあかんねん。←うわなにこいつきわめてかんじわるい
オ待タセシマシタ!左ガ磁石!ニ ナッテイマスガ ソレハ トモカク
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!
お客さんから ゼンティスのスクワッド4.2の後輪をお預かりしました。
反フリー側がヌルいので何とかしてほしいとのことですが、
反フリー側のみストレートスポーク仕様というリヤハブなので
リヤハブの交換を含めた組み直しが必要です。
白スポークで安定供給されているスポークというのも無いので、
黒スポークで組み直すことになりました。
ちなみに これ、WOリムです。
ホイールを丁寧にバラした際の感触では、
内蔵ニップルによるスポーク長さの補正値は適正だと感じました。
ゼンティスのリヤハブの右フランジ寸法とリム内径の実測値から
私が計算したスポーク長さ(内蔵ニップルでは無いとした場合)は
267mm(理論値267.22mm)でした。
実際の長さは273mmなので
内蔵ニップルによる補正値はプラス6mmとなります。
スポークのねじ山に白い塗膜がかぶっているのが
ニップルとの干渉で剥けていますが、
あと2山ほどの増し締めしろがあります。
リムに使われていた内蔵ニップルはそのまま使い回しますが、
ニップルのねじ山が端面から いきなり始まっているので(ヌスミ寸法無し)、
あとニップル2周の増し締めで突き当たることになります。
組み直し後のリヤハブはFH-9000を使いますが
フリー側のスポーク長さ(内蔵ニップルでは無いとした場合)は
268mm(理論値267.97mm)です。
組み換え前よりも 増し締めしろに余裕を持たせたいので
補正値をプラス5mmにして273mmで組むことにしました。
これはゼンティスのニップルを使い回した場合であって、
他の内蔵ニップルで組む場合は 答えが変わることがあります。
リム穴に穴振りがありますが、そこそこのリム高にしては珍しく
内周側にも穴振りをつけてあります。
これに従うなら(もちろん従いますが)このリムは正リムです。
反フリー側のほうが穴振りの角度を外に向かって寝かせてある、
という作り込みまではしていないようですが、
それでもこのリムには もし間違えた場合
組み直しが必要になるほどの 明確な左右の属性があります。
リムの中にマグネットが埋まっていて、
こちらを左にする必要があるからです。
この位相に工具が貼りつくほどの 強力な磁石が入っていますが、
向かい側では磁力が確認できなかったので
左右を間違えて組むと 組み直し確定です。
左が磁石!です。
組めました。
FH-9000 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
最近 とんでもないことに気が付きました。
R9100系デュラエースにはハブのラインナップが無いわけですが、
これはシマノが 手組みホイール用のパーツを切って
前作と リム高以外とくに変わり映えのない駄作だなあと思った
自分のところの完組みホイールを売るだけの商売にシフトしたためです。
で、R9100の完組みホイールは 世に出てから
それなりの期間が経っているわけですが
修理はともかく 初期点検ですらC40やC60を見たことが未だにありません。
よっぽど売れていないようです。
シマノホイールは性能以外にも 補修パーツの供給期間や
旧モデルユーザーの切り捨てなどに関しても問題があり、
実際 シマノ10Sフリーボディの11S化に対応しなかったメーカーは
大手完組みホイールメーカーでは ほぼシマノだけ、
というようなことを啓蒙している奴が どこかにいるのかもしれません。
今回の組み換え後のホイールは実測813g、
リム高をほぼ同じくするR9100のC40のWOホイールは公称834gです。
今回のリヤハブはデュラエースなので防塵防水性能は
オーバースペックなまでに問題ありません。
もし エボライトハブで組んでいたらその点では
デュラエースに劣るものの重量が700g台で仕上がります。
あと、結線すればもちろんですが 結線無しでも
今回の組み換え後の後輪は C40より間違いなく硬く、
おそらくはC60よりも硬いという自信があります。
今回のリムですが、ハイト/ウェイトレシオで非常に優秀なリムでした。
同じWOリムで35mm/435gの のむラボホイール7号のリムよりも優秀で、
内蔵ニップルということも関係ありますが カーボンリムの中でも
スポークテンションをかなり張れるほうです。
もし このリムが
・リムの単品販売がある
・安定供給されている
・価格がそこそこ安い
などの条件を満たしていれば のむラボホイールのリムに採用したかもしれません。
42mm/???gについて 実際のところどうなのかについては・・・
なんで わざわざ教えなあかんねん。←うわなにこいつきわめてかんじわるい
オ待タセシマシタ!左ガ磁石!ニ ナッテイマスガ ソレハ トモカク
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!
category: のむラボ日記
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