一般的に「JALマイルは貯めにくいが特典航空券が取りやすい。ANAマイルは貯めやすいが特典航空券が取りにくい」と言われています。しかし2017年夏以降、ANAマイルほどではありませんが、JALマイルも比較的貯めやすい状況となってきました。
「昔からJALが好き。JALのマイルを貯めたい」、あるいは、「うちの地元空港にはJALしか飛んでないよ。JALマイルを貯めるしかないよ」という人もいらっしゃるでしょう。
JALにはJALの良さがあります。たとえばハワイ。ハワイ路線はJALの便数が非常に多いので、特典航空券はANAより取りやすくなっています。しかも2018年3月下旬からはハワイアン航空との提携が始まり、JALマイルでハワイアン航空の特典航空券を取ることも可能になるようです。
この記事では、JALマイルの効率的でお得な貯め方を解説しています。
- JALマイルを貯める方法もANAマイルを貯める方法も基本は同じ
- 大量JALマイルはポイントサイトを利用して貯める
- 「ポイントサイトの利用」って具体的にはどんなことをするの?
- ポイントサイトからJALマイルへの交換で価値が変動
- JALマイルを貯めるならモッピーが最も有利
- モッピーのメリットとデメリット
- JALマイルを貯めるために使うメインのクレジットカードは何がいいか
- まとめ
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JALマイルを貯める方法もANAマイルを貯める方法も基本は同じ
当ブログ『ANAとマイルのパパじゃない』では、ブログタイトル通り、ANAマイルの貯め方の解説が中心となっています。
上記記事は、当ブログで最も多くの人から読まれている記事です。基本的な貯め方は、JALもANAも同じですから、時間がありましたら、是非目を通してみてください。これからJALマイルを貯めたいという人向けに、上記記事ぎゅっとまとめておきます。
JALマイルを貯めるには「クレジットカード決済でコツコツ貯める。飛行機に乗って貯める」、この2つの方法だけという固定観念から抜け出さなくてはいけません。
クレジットカードでの買い物だけでは大量マイルは決して貯まらない
「やっぱりJALマイルを貯めるなら、JALカードを使うのが一番だよね。ショッピングプレミアムに加入して、JAL特約店で使えば100円で2マイル貯まるし」と思い込んではいませんか?
確かにJALカードは、年間3,240円を支払って「ショッピングプレミアム」というものに加入し、JAL特約店で利用すれば、100円で2マイルが貯まります。しかしJAL特約店以外の店で使えば100円で1マイルしか貯まりません。
よく考えてください。クレジットカードで年間いくら買い物していますか? 100万円でしょうか? 200万円でしょうか? お金持ちなら500万円以上かもしれません。そのうち、JAL特約店でいくら使えそうですか? 話をわかりやすくするために、JAL特約店以外では絶対買い物をしないという極端な例で考えてみましょう。
ショッピングプレミアムに加入し、JAL特約店でしか買い物をしない場合、JALカードで年間100万円買い物をすると2万マイル、200万円なら4万マイル、500万円なら10万マイルが貯まります。しかし、あくまでも全ての買い物をJAL特約店でするという無理な前提でこの数字です。実際にはもっと少なくなることは確実です。
たとえばエコノミークラスの特典航空券でハワイ行く場合、往復で必要となってくるJALマイルは通常4万マイルです。当然、夫婦2人で行くなら8万マイル。つまり、年間400万円以上、JAL特約店だけでクレジットカードの買い物しない限り、夫婦2人で毎年ハワイに行くことは不可能ということです。
クレジットカード決済でマイルを貯める限り、収入の壁を超えることは決してできないのです。
飛行機に乗ってマイルを貯められるのは会社の経費で乗れる出張族だけ
毎週必ず飛行機での長距離出張があるという人は、放っておいても年間10万マイル近くが貯まります。しかし、これ、会社の経費とはいえ、航空券代に数百万円がかかっているんです。
あなたは毎年飛行機代に、数百万円を費やすことができますか? 自費ではどう考えても無理ですよね? 恐らくあなたが自費で飛行機に乗るのは、年に数回ではないでしょうか。たとえば1年間に、東京から、ハワイ旅行に1回、沖縄旅行に1回行くとすると、これで貯まるマイルは年間5,000マイルに過ぎません。たったの5,000マイルです。
飛行機に乗って大量マイルを貯められる人は、経費で乗れる出張族だけなのです。
お金をかけずにマイルを貯める方法を陸マイラーは知っている
クレジットカードの買い物で貯めても、飛行機に乗って貯めても、結局は大金を使わない限り、大量JALマイルは貯まりません。しかし、たったひとつだけ、ほとんどお金をかけずに大量マイルを貯める方法があります。クレジットカード決済で貯めたり、飛行機に乗って貯める方法はサブと考えて、もっと貯められるメインの方法を覚えましょう。
「空ではなく、陸でマイルを貯める人」を俗に陸マイラーというんですが、陸マイラーは皆この方法をメインに使って、年間20万マイルほどを貯めているんです。
「いや、もしそんなおいしい貯め方があったら誰もが知ってなきゃおかしいでしょ。もう今からやっても遅いでしょ?」と思いますか? そんなことはありません。まず、マイルを貯める裏ワザというものを検索してみる人自体が想像以上に少ないです。よっぽど旅行や飛行機に興味がない限り、こんなことを検索してみる人はいません。
せっかく検索してこの情報にたどり着いたのに、「そんなうまい話があるものか。絶対嘘に決まってる。何かの詐欺に違いない」と頭からシャットアウトして、この先の話を読まずに済ませてしまう人がたくさんいます。読んでもなお、「面倒だ。自分はクレジットカードでコツコツ貯める方が性に合っている」と、やらずに済ませてしまう人もたくさんいます。
そういう人がたくさんたくさんいるおかげで、陸マイラーは大量マイルを貯められるのです。この方法を熟知している人は、まだまだ少数派です。今後もずっと少数派であり続けるでしょう。
大量JALマイルはポイントサイトを利用して貯める
この画像は、私が実際に貯めた、2017年12月時点でのJALマイルです。36万マイル貯まっています。クレジットカードの買い物で貯めようとしたら、100円で1マイルが貯まるとして、3,600万円を使わないと貯まりません。飛行機に乗って貯めようとしたら、往復50万円ほどする「東京-ニューヨーク間のビジネスクラス」で22往復以上しないと貯まりません。こんな大量マイル、まともにやっても、貯められるわけがありません。
では一体どうやって、お金をほとんどかけずに大量JALマイルを貯めるのか?
ポイントサイトを利用するんです。
「ポイントサイトってそういえば聞いたことあるなあ。なんか、メールで送られてくる広告をクリックしたり、アンケートに答えたりして1円単位でコツコツ貯めてくやつでしょ? そんなんで本当にたくさんマイル貯められるの?」
貯められるんです。あなたはまだポイントサイトの真価を知らないだけなのです。たとえば、年会費無料のクレジットカードを、ポイントサイトを利用して発行すれば、それだけで1万円相当ともなるポイントが貯められます。
とあるポイントサイトからは0.8倍の交換率でJALマイルに交換できますから、1万円相当のポイントは、8,000JALマイルになるということです。
もしもJALカードの買い物で貯めようと思ったら、全てJAL特約店で使ったとしても、40万円の買い物をしなければ8,000JALマイルは貯められません。また、飛行機に乗って貯めようと思ったら、格安エコノミークラスでハワイに2回行かないと貯められません。それが、1円もお金がかからない年会費無料カードを1枚発行するだけで貯められるんですから、いかに効率が良いかわかりますよね。
この他にも、ポイントサイトには一撃で大量のポイントを貯められる案件というものがたくさんあります。決して「広告クリックやアンケートでコツコツ」というだけのものではないんです。
- ポイントサイトの高額案件を利用すると、短期間で大量にJALマイルが貯められる。
ANAでも同じですが、JALマイルを貯める上で、一番重要なのは、ポイントサイトの利用です。クレジットカード決済や、飛行機に乗って貯めるのはあくまでもサブと心得てください。
「ポイントサイトの利用」って具体的にはどんなことをするの?
ポイントサイトの利用にはいろんな種類があるんですが、一番わかりやすい、ネットショッピングでの使い方をまずは覚えましょう。
普段、楽天市場やYahoo!ショッピング等で買い物をするとき、普通はブラウザのブックマークから直接そのサイトに飛びますよね。この時、いったんポイントサイトを経由してからそのサイトに飛ぶと、いつもより余計にポイントがもらえるというのが、ポイントサイトの基本的な使い方です。
- ブックマーク→楽天
この方法では楽天ポイントしか貯まりません。 - ブックマーク→ポイントサイト→楽天
この方法だと、楽天ポイントと、ポイントサイトのポイントの二重取りができます。
ポイントサイト『モッピー』では、四重取りという方法まで紹介されています。
このように、ネット通販サイト、旅行予約サイトからピザの出前まで、日常利用しているところを、ポイントサイトを経由するだけで、おトクにポイントが貯まるんです。
なぜポイントサイトを経由するだけで、余計にポイントをもらえるようになるんでしょう? 「意味がわからない。ただの詐欺じゃないの?」と思った人は、以下の記事を読んでみてください。なぜポイントサイトでポイントがもらえるのかを詳しく解説してあります。
以下の記事では、『ハピタス』『ちょびリッチ』という2つのポイントサイトを実例にして、ポイントサイトの基本的な使い方というものを詳しく解説しています。ポイントサイトは現在50以上もあるんですが、JALのマイルを貯めるにはそんなにたくさん使う必要はありません。多くてもせいぜい5~6サイトを利用すれば充分です。
ポイントサイトからJALマイルへの交換で価値が変動
ポイントサイトで貯めたポイントは、基本的には以下のように交換していきます。
中継サイト『ドットマネー』を経由して、JALマイルに交換します。その際、ポイントサイトからドットマネーには手数料なしで等価交換できるんですが、ドットマネーからJALマイルに交換する際、0.52倍に目減りしてしまいます。
円換算で10,000円分のポイントは、JALに交換すると、5,200マイルにしかならないということです。これが、「ANAマイルは貯めやすく、JALマイルは貯めにくい」と言われるゆえんです。ANAの場合は、特別な交換ルートを使うことによって、10,000円分のポイントを9,000マイルに交換することができます。0.9倍にしか目減りしないのです。
しかし、「5,200マイルに減ってしまうなら、あえてマイルに交換するより、10,000円に現金化した方がおトクなような気がするなあ」と思うのは早計です。
一般的にJALマイルの価値は、1マイル2円以上と言われています。どういうことか、もう少し詳しく説明しますね。
マイルは貯め方以上に使い方が大切
JALでハワイ往復のビジネスクラス航空券を買うと、時期にもよりますが、おおむね20万円がかかります。これに対して、ハワイビジネスクラスの特典航空券に必要なマイル数は、土日が絡まない「曜日限定特典」という制度を使うと、6万マイルで済むのです。
買えば20万円するハワイビジネスクラス往復航空券が、たった6万マイルで手に入るということですから、計算するとこうなります。
20÷6=3.33
この場合、「特典航空券に交換することによって、1マイルの価値が約3.33円になった」と言い換えることができますよね。たとえ10,000円分のポイントが5,200マイルに目減りしてしまっても、1マイル3.33円の価値があるなら、5,200×3.33=17,316円ですから、実質的価値はむしろ増えていると言えるのです。
時期や路線によっては、もっと高い価値のある航空券に交換することもできます。だからこそ、皆こぞってマイルを貯めているのです。「マイルは使い方によって、価値を自分で決められる」。これがマイル最大の魅力です。
JALマイルを貯めるならモッピーが最も有利
当ブログが推奨する6つのポイントサイトは『陸マイラーが必ず登録すべきポイントサイトを比較・解説(2)大量マイルを貯められるサイト編』という記事で詳しく解説してありますが、上記記事はあくまでもANAマイルを貯めるためのものです。
先ほどのJALマイルへの交換ルートをもう一度おさらいしておきましょう。
ドットマネーという中継サイトを経由すると、JALマイルへの交換率は0.52倍です。10,000円分のポイントは、5,200マイルになります。これが基本なんですが、JALマイルへの交換キャンペーンが行なわれているモッピーだけは、中継サイトを使わない方が交換率がグッと高くなるのです。
間に中継サイトがなく、直接交換なのでシンプルで分かりやすいですね。それでは、キャンペーンの中身を見てみましょう。
通常3ポイント=1マイルという交換レートが、2017年12月1日から2018年2月28日のキャンペーン期間中は、2ポイント=1マイルというレートになります。
さらに、12,000ポイントをJALマイルに直接交換すると、4,500ポイントがプレゼントとして戻ってくるので、実質7,500ポイントで6,000マイルに交換できるようになっています。
6,000÷7,500=0.8
これにより、実質的なマイル交換率は0.8倍となります。(12,000ポイント以下の交換だと交換率は0.5倍のままです)
ドットマネーを中継した場合は0.52倍に目減りしてしまっていたのが、0.8倍の目減りで済むのです。さらに、各月に設定されている対象案件を利用した場合は、0.87倍にまで交換率が上がります。これなら、ANAマイルを貯める際の0.9倍と比べても遜色ありません。キャンペーン対象案件は以下のリンクから見られます。
「でも、結局キャンペーン期間中だけの話でしょ? 普段は0.52倍で交換するしかないんじゃ、あんまりおトクじゃないなあ……」とお感じかもしれません。しかしこの大盤振る舞いのキャンペーン、交換率の数字こそ細かく変化してきましたが、もうかれこれ半年以上も継続という形になっているのです。
確実なことは言えませんが、「2018年3月以降も基本的には継続実施できるようにしていきたい」という意向をモッピーは持っているようです。仮にこのキャンペーンが恒常的に開催されるようですと、JALマイルを貯めるには、モッピーさえ使っていればOKということになります。
モッピーを運営する株式会社セレスは東証一部上場企業です。ドットマネーの親会社である、サイバーエージェント(こちらも東証一部上場)とも繋がりが深く、2017年11月末にはサイバーエージェントによるセレスへの出資が発表されました。大手企業の運営ということで、安心感があるとともに、資金力を活かしたキャンペーンに強みがあります。
モッピーへの登録は以下のバナーからどうぞ。このバナーから登録すると、すぐに500円相当のポイントがもらえます。
モッピーのメリットとデメリット
モッピーのメリット
- 優待ポイントであっという間にポイントが貯まる
通常、ポイントサイトでは、案件(広告)を利用してから、実際にポイントがもらえるまでに、かなりの時間がかかります。たとえば、ポイントサイト経由で楽天市場を利用すると、ポイントが入ってくるのは買い物をした日から約90日後です。しかし、『POINT WALLET VISA PREPAID』というプリペイドカードを無料で発行し保有するだけで、モッピーではこの期間がわずか1日程度に短縮できるんです。ZOZOTOWNなら通常120日後のポイント付与が、2週間後に短縮です。
- 楽天市場の高還元ショップが揃っている
モッピー経由での楽天市場の利用では、通常は1%還元にしかなりません。100円の買い物で、1ポイントですね。しかし、特別にこの還元率が最大45%にもなる楽天のショップがたくさんあります。以下のリンクから、どんなショップがあるか確かめてみてください。普段使っているショップがあったらラッキーというほかありません。
モッピーのデメリット
- 他の多くのポイントサイトにある、外食モニター案件、商品モニター案件がない
モニター案件は繰り返し何度も使えるため、マイルを貯めるにあたっては稼ぎ頭となります。これがないのはちょっと痛いですね……。モニター案件に関しては、他のポイントサイトを使うしかありません。以下の記事ではポイントタウンというサイトを使っての外食モニター案件を解説しています。0.5倍にはなってしまいますが、これもJALマイルを貯めるのに必要な手法です。
- 決められた数字でしかJALマイルに交換できない
現在JALマイルへの直接交換では、1,000、3,000、6,000、12,000ポイントの4種類の交換しかできません。また、ドットマネーへの交換では500ポイント以上から好きな数字で交換できるんですが、一度に10,000ポイントを超える数字にはできません。もし数万ポイントを保有している場合、何回かに分けて交換しなくてはいけません。致命的なデメリットではありませんが、どちらもかなりめんどくさいです。
JALマイルを貯めるために使うメインのクレジットカードは何がいいか
大量のJALマイルを貯めるには、ポイントサイトを利用すること。中でもモッピーを利用するのが一番有利です。
とはいえ、ANAと比べるとJALマイルが貯まりにくいことは確かですから、ポイントサイトで貯めるのと並行して、クレジットカード決済によって貯まるマイルも捨てるわけにはいきません。どうせだったら、なるべく多くJALマイルが貯まるカードを使っていきたいですよね。
JALマイルを貯めるための決済用メインカードとしては、ふたつの選択肢があります。
- JALカードを発行して、ショッピングプレミアムに加入する。→マイル還元率1%(年会費+ショッピングプレミアム=5,400円)
- SPGアメックスを発行してスターポイントを貯める。→マイル還元率1.25%(年会費 33,480円)
なんと、JALカードで決済するより、JALとは何の関係もないSPGアメックスで決済した方がマイル還元率はいいんです。(JAL特約店でJALカードを利用する場合に限り、マイル還元率2%)
この2つのカードの大きな違いは年間コストです。JALカードなら年会費とショッピングプレミアム加入費を合わせても5,400円で済みますが、SPGアメックスだと年会費33,480円もします。
ちょっとびっくりのコスト差ですよね。こんな高い年会費を支払って、果たして元が取れるんだろうかと心配になってしまいますが、SPGアメックスは年会費の高さを軽く吹き飛ばすほど、絶大なメリットのあるクレジットカードなんです。少しでも興味が湧いた方は、以下の記事を読んでみてください。
私自身もこのカードのおかげで、シンガポール航空のマイルが貯められたり、ホテル代をタダにできたりと、旅行の幅がぐっと広がりました。
まとめ
クレジットカードでの買い物や、飛行機に乗ってマイルを貯める方法は、あくまでもポイントサイトの補助と考えることが大切です。
大量のJALマイルを貯めるにはポイントサイトの利用が必要不可欠です。ポイントサイトの中でも、特にモッピーはJALへの交換率が異常に高いため、ここをメインに使っていくのがオススメです。
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