金融リテラシーが高い人ほど、老後に向けた資産形成をしている
主に保険制度、年金・介護などの調査研究を行っているニッセイ基礎研究所がそのような主旨のレポートを出しています。
金融リテラシーの測定方法
ニッセイ基礎研究所の調査では、金融リテラシーを測定する5つの問題を過去研究を参考に作成し、対象者に答えてもらっています。
調査で使用した5つの問題は、「ビッグ5」と非常に類似しています。
「ビッグ5」については、「20代で解いておきたい!金融リテラシーを測定する5つの問題「ビッグ5」」という記事に書いているので、よろしければお読みください。
金融リテラシーと老後に向けた資産形成の相関
調査の結果から、金融リテラシーと老後に向けた資産形成に正の相関があることがわかりました。
また、金融リテラシーが高い人ほど、老後の生活のために準備が進んでいるか(「主観的老後準備」)どうかについて、進んでいると回答しています。
65歳までに準備すべき金融資産(「65歳必要金融資産」)に関しても、金融リテラシーの高い人ほど、多くのお金を準備する必要があると考えていることがわかりました。
まとめ
金融リテラシーが高い人ほど、老後に向けた資産形成をしている理由は2つあると考えています。
①金融リテラシーが高い人ほど、老後に向けた資産形成の必要性を認識している
②金融リテラシーが高い人ほど、早いうちに資産形成をした方が得をすると知っている
必要性を認識しており、加えて、早く始めた方が得をすると知っていたら、すぐにでも老後に向けて資産形成を始める、というわけです。
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また、人生は老後の生活だけでなく、他にも多額の費用が必要です。
このブログでは、それらをまとめて"人生の6大費用"と言っています。