今回は、株が割安かどうか簡単に判断できる投資法をご紹介します。
有名なのでご存知の方も多いと思いますが、ご一読頂けましたら幸いです。
バフェットの師グレアム
有名な投資家といえば、ウォーレン・バフェットの名前が上がると思います。
その師匠にあたるのが「バリュー株投資の始祖」であるベンジャミン・グレアムです。
堅固な投資の極意を3つの単語で言い表すと、それは「安全域(MARGIN OF SAFETY)」である
この「安全域」という考え方は、正味流動資産と時価総額との差を表しています。
個人的には、企業価値と株価のギャップが大きければ大きいほど安全域が広いと勝手に解釈して、いつもこれを意識をしています。
新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ)
彼の投資法とは??
グレアムは、資産が時価総額より大きい株に投資をする「資産バリュー投資」を手掛けることで有名です。
その名の通り、会社の資産より株価が割安な銘柄に投資をします。
会社の資産>株価
ネットネット株
これは彼の投資法の一つです。
内容はいたってシンプル!
(流動資産ー総負債)× 2 ÷ 3
この計算で出た数字よりも時価総額が小さければ投資をします!
正味流動資産の2/3よりも時価総額が小さければ割安だと判断し、安心して投資ができるというものですね。
これは企業の貸借対照表(BS)を見ればわかるので簡単ですね。
また、時価総額は発行済株数×株価で算出できます。
ミックス係数
これもグレアムが提唱した投資法です。
もちろんシンプル!
PBR × PER < 22.5
企業のPBRとPERを乗じた数字が22.5以上であれば割安ではないので投資しない、というものです。
これも簡単に算出できますね。
以上の2つの投資法を紹介しましたが、私はネットネット株よりもミックス係数をちょくちょく使います。
日本株式市場も上昇してきましたので、以前よりも資産株が減ってきたと思います。
そのような中で、有望な資産株を見つけることができれば是非とも投資をしたいですね。
投資法は世の中にたくさんありますが、まずはご自身が気に入ったものを使っていけば良いと思います。
その中で、少しずつ自分の得意なスタイルに合わせてオリジナル化していくと思います。
まずは試しにグレアムの投資法も利用してみてください!
ご覧頂きありがとうございました。
今後とも更新していきます。
【参考図書】
【関連記事】
〈スポンサーリンク〉