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北朝鮮船に「第854部隊」 島は荒らされ放題 「金目のもの全部ない!」 管理人 怒りであ然 北海道

2017年12月4日19:05
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 北朝鮮の木造船が漂着した北海道松前町沖の無人島から12月4日、家電製品のほか、灯台のソーラーパネルが、現場から無くなっていたことが分かりました。

 警察などが島に入り、関連を調べています。

 漂着した木造船の正面に張り付けられた白いプレート。

 最上段と2段目には数字が並び、その一番下の段のハングルは…。

 「朝鮮人民軍第854部隊」と記されています。

 海上保安庁などの調べに対し、「北朝鮮から来た。漁をしていて、舵が壊れて、漂流していた」などと話していた乗組員ですが、謎が深まっています。

 高谷響カメラマン:「船員が手を振っています。笑顔がみられます」

 11月末、北松前町沖で見つかった、北朝鮮の男性10人が乗った木造船への立ち入り検査は、12月4日で5日目を迎え、警察などが引き続き、乗組員から事情を聞いています。

 木造船は11月28日、松前町沖の無人島、松前小島に一時、漂着したことが確認されていて、警察や海上保安庁、地元の漁協の担当者らが12月4日、島の様子を調べました。

 漂着後、初めて島に渡った関係者の前には、驚きの光景が…。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「北朝鮮が勝手に網を刺して、漁をしていた」

 松前小島は普段、人が住んでいない無人島ですが、地元の漁師の拠点として、管理小屋や倉庫があります。

 しかし、上陸した島では本来、鍵がかかっていたはずの扉が、開いているように見えます。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「ぐちゃぐちゃもいいところだ!ほとんど全部、ちょうつがい以外、金目のものは全部ない」

 小屋の中にあったはずの家電製品をはじめ、漁の道具などがなくなっていました。さらに室内では、生活の跡も…。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「食べ残しのホッケをとった跡がある。10日以上はゆうに泊まっている」

 さらに、島の灯台に設置されている太陽光パネルも、一列分、外されていました。

 重すぎたのか、パネルは岸壁付近などに放置されているのが見つかりましたが、島は予想以上にひどい状態でした。

 松前小島の管理人 吉田修策さん:「これからどうなるか。過去に無かった。事例もない。密漁とかの取り締まりはしていたが、まさか密入国なんて」

 これまでに木造船からは、島から持ち出したとみられる家電製品が見つかっています。関係者によりますと、島に置いてあった家電製品の他、船外機やバイクなどもなくなっていたということです。

 警察や海上保安庁は、他に島から無くなっているものがないか調べるとともに、北朝鮮船員との関連を調べています。

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