Neil Young + Promise of the Realの新作アルバム「The Visitors」を発表したばかり(CDは12月20日発売)、72歳の怒れるロック親父ことニール・ヤングが、自身の巨大な音楽アーカイブや資料をオンラインで視聴できるサービス「Neil Young Archives」を公開しました。
このサービスでは、MP3や音楽ストリーミングサービスの音質を"糞"と切り捨ててきたニール・ヤング本人が開発に関わってきたハイレゾストリーミングの「Xstream」を採用しており、リスナーの好みや環境に合わせた品質で音源を堪能できます。
ニール・ヤング、自身の音楽資産をハイレゾ公開「Neil Young Archives」開始。あらゆる関連資料も参照可能
Xstream技術を採用
連載
注目記事
SIMフリー「Xperia XZ Premium」 x 「nuroモバイル」は本当に安いのか:週刊モバイル通信 石野純也
IQOS、gloより5倍お得な加熱式タバコ「ヴェポライザー」で知っておきたいこと使い方やメンテ術解説(世永玲生)
Amazon Echo Dot速攻レビュー。スキル試行は最初のスマホ的な楽しさ、日本語周りは意外な弱点が
人気記事
ドン・キホーテの1万9800円激安ノート「MUGA ストイックPC」を買ってみた:旅人目線のデジタルレポ 中山智
Panasonicのスピーカーがなんだかお値段以上ですごい : 情熱のミーム 清水亮
FreetelのPOMが民事再生法申請。「Made By Japan」掲げた端末事業の今後は?:週刊モバイル通信 石野純也
アーカイブにログインすると現れるのは「フラットデザインなんぞクソ食らえ!」と言わんばかりにリアルな、ファイルキャビネットを再現したUI。当然ながらスマートフォンには非対応です。強いていうならば、90年代にMYSTやそのクローン的ゲームにハマった人たちなら、すんなりその世界に入っていけそうな雰囲気ある画面です。
"Timeline"セクションはそのまま"年表"として表示され、年度ごとに作品や録音物が配置され、そこから音源だけでなく関連する写真や手書きの譜面、制作に関連する手紙、メモにいたるあらゆる関連資料を呼び出して参照できます。音源はトグルスイッチで"320kbps"と"MASTER"を切り替えられ、MASTERなら192kHz/24bitなどといったハイレゾ品質でストリーミングされます。
ただ、これまでの録音すべてがストリーミングに用意されているわけではありません。例えばBuffalo Springfield時代を含む一部作品、未発表アルバムなどはまだ用意ができていない模様。ただ、FAQには定期的に資料は追加するとあり、いつかはまだわからないものの、いずれは聴けるようになると考えられます。
ニール・ヤングは10分のチュートリアル動画でサイトの使い方を説明しています。典型的なアーティストのウェブサイトでは、ここまで膨大な数の作品を網羅していることはまずありません。ここには半世紀以上にわたって音楽を生み出してきたロックミュージシャンのすべてが詰まっており、彼が望む音質でそれらを存分に味わうことができます。