格安SIM(MVNO)サービスのFREETEL SIMを手がけたプラスワン・マーケティングは12月4日、東京地方裁判所に民事再生手続きの申し立てを行ったと発表しました。
プラスワン・マーケティング側の公式コメントは下記の通りです。
同社は2013年に格安SIMサービスの「FREETEL SIM」を開始。女優の佐々木希さんをテレビCMに起用するなど知名度を高め、MM総研が6月に発表した3月末時点のMVNOサービス加入者数では、NTTコミュニケーションズ、IIJ、楽天、ケイ・オプティコムに続く5位。一方、「優良誤認表示」で消費者庁より措置命令を受けるなど、強引なプロモーションが批判を浴びたほか、ことし9月には「FREETEL SIM」を約30億円の負債とともに約5.2億円で楽天に売却していました。弊社は、関係者のご協力も仰ぎながら様々な再建方法を模索して参りましたが、今般、資金繰りの悪化により、債権者の皆様に対して従前どおりお支払いを継続することが困難となりました。このような事態を受けて、弊社としては、資金繰り破綻によりエンドユーザーの皆様にご迷惑をおかけする事態を回避するために、やむなく本申立てを行うことを決意するに至った次第です。
なお今回の申し立てにより「とりかえ〜る」「特別買取りサービス」「PREMIUM端末補償」「FREETEL Coin」の利用受け付けは停止するとのこと。その他サービス展開については、スポンサー候補であるMAYA SYSTEMなどとの協議の上、速やかに告知するとしています。