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富山新聞

厄除面作りを進める巫女=4日午前10時15分、小松市の安宅住吉神社

良い新年、厄除面に願う 小松・安宅住吉神社

2017/12/04 14:29

 小松市の安宅住吉神社で4日、正月の縁起物「厄(やく)除(よけ)面」作りが最盛期を迎え、巫女(みこ)6人が手作業で顔を描き入れる作業に追われた。

 

 安宅住吉神社によると、厄除面は歌舞伎「勧進帳」で知られる安宅の関守、富樫家が約800年前に奉納したと伝わる翁(おきな)の面をかたどっている。神棚などに飾ると開運厄除や家内安全の御利益があるという。

 

 巫女は和紙を重ね張りして作った縦8センチ、横5センチの面に、一つ一つ丁寧に金粉で目、赤色の絵の具で口を描いた。さまざまな表情に仕上がった面は扇形の台紙に縫い付けた。

 

 20日までに5千個を完成させ、元日から祈祷(きとう)に訪れた参拝者に配る。