こんにちは!株式会社FOLIOでデザイナーとしてインターンをしている織田です。
FOLIO advent Calendar4日目担当です。昨日は大西さんによる「Apple製品の法人での取り扱いについて」でした。
※タイトルの通りですが、この記事は99.9%くらいフォリオと関係ない内容です。フォリオファンとして何か期待してる方は読み飛ばすか箸休めだと思って読んでくださると幸いです。
ということで趣味の話をします。
以前から、趣味で描いた絵をtwitterにあげたりしていた人間です。
最近は、ほんの少しだけデザイン思考をちらつかせながら絵を描いていたら、その絵がまあまあ沢山の反響をいただき、フォロワーさんが1500人→10700人くらいにどばっと増えました。
実際にtwitterで反響のあった投稿がこちらです。
私の発信するコンテンツは主にイラストです。
そして、主にこの3つの漫画の爆発的な拡散力によって一気にフォロワーが1万人ほど増えました。
前々から絵を描き続けていたこともほんの少し要因としてあるかもしれませんが、絵が描ける=フォロワーが増えるというわけではないことは、元々のフォロワー人数でわかるかと思います。
ということで、せっかくなので「どうやって1ヶ月で1万人のフォロワーを増やしたのか」という問いに対して、普段デザインをする上でも共通する考え方を交えながら誰でも実践できそうなポイントをかい摘んで共有していこうかと思います。
腑に落ちたらぜひ実践してみてください。
全ては「いかに心を射止め、読み続けたいと思わせるか」である
私の場合ですが、反響のある記事をひとつ上げるだけでは、せいぜい増えても3000人ぐらいが限度です。
だからこそ、コンテンツを継続的に爆発させて着実に増やすためには、「ユーザーの視界に入ること」、「セルフブランディング」、この2つの組み合わせが非常に重要でした。
・ユーザーの視界に入ること
これは、いかにしれっとユーザーの視界に入り、コンテンツに興味・関心をもってもらうか。
そのために言葉やイラスト、表現するためのあらゆる手段を駆使します。
そして「続きそうだ」と思ってもらうまでが目的です。
私の場合は漫画だったこともあり、漫画の世界にある「連載」という先入観で、「続きそう」と思ってもらえたのかもしれません。
・セルフブランディング
これは、内容の抽象度やレベル感といったトーン&マナーを意識します。
客観的にみて、自分がどんな人間かわかりやすい人物像を構築することが大切です。
ですが、別に必ずしもその人物像になる必要はないと思います。あくまで、ユーザーさんの中に自分のイメージが明確に作り込まれることが目的です。
今回はセルフブランディングは省きます。
まず、投稿したコンテンツから次に自分へ興味を持ってもらうために、トリガーとなる「ユーザーの視界に入ること」において、どんな人にでも分野でも共通しそうなポイントを3つ上げてみました。
ユーザーの心を射止めたい!3つのポイント
1. ユーザーを知る!最も伝えたい人の生息地を探そう
超ムキムキで外国風な出で立ちのイケメンコスプレイヤーがアイドルの握手会場に登場しても、だれも見向きもしない可能性が高いです。
しかし、コミケやコスプレ会場に登場したらどうか。瞬く間にシャッターが切られ一躍脚光を浴びる神的な存在になるかと思います。
つまり、ユーザーを分析して、自分のコンテンツを見てくれる人がいる場所を探そうという話です。
わたしのコンテンツは、「日々、あと一歩が踏み出せない背中をすこし押す」というのをコンセプトにしていますが、そこでtwitterを選んだ意図は、twitterが人々の悩みの捌け口だと判断したからです。
主観的なものですが、Instagramは、世間に置いてキラキラした表向きの自分を発信する場所という印象に対して、
twitterは、愚痴や悩みをひっそり呟く場所という印象でした。
「あと一歩が踏み出せない状態」、そこから連想できるイメージは「勇気が出ない」「言いたいことが言えない」「不満が溜まっている」「悩みや不安を抱えている」「負の感情を溜めやすい」など、他にもたくさんイメージは湧きます。そしてtwitterはそれらの感情に関連性のある人が住み、私のコンテンツを伝えたい人が生息する場所だと判断し、発信場所としてtwitterを選びました。おそらくinstagramで投稿していたら、あれほど反響はもらえなかっただろうと思います。
伝えたい相手がどんな性格なのか?どんな課題を抱えているのか?どこで情報を得ているのか?普段どんな風に過ごしているのか?何に時間を使っているのか?どんな曲を聴くのか?どんな内容に興味を示す傾向があるのか?
いつも起動してるスマホのアプリまで想像できたら最高ですね。
2. グッとくる!ターゲットの心に刺さる言葉を使おう
初心者向けの書籍のタイトルで、「初心者必見!〇〇の基礎入門」とか「これだけ読めば基本がわかる!〇〇の読み方」っていう言葉をちらほら見かけますね。
あえて「初心者」という言葉でターゲットを指名したり、「これだけ読めば基本がわかる」という初心者の中でもめんどくさがりorせっかちな人の心理を突いたとてもキャッチーなタイトルだと思います。それだけで中身を検討する意欲に繋がります。
つまり、それだけタイトルの言葉って大事です。
いかにコンテンツの中身が良くても、それを読んでもらわなければ話は始まりません。
自分がtwitterで漫画を投稿するときは、必ずタイトルを「〇〇な人へ」「〇〇の話」にしています。
タイトルが決まっていない、もしくはあまり響かない言葉の場合、そもそも画像を開いてもらえません。無意識に画像を開いてもらうために、まずターゲットが興味を持ってくれるようなトリガーとなる適した言葉が必要だと思います。惹かれやすいのは自分とその話の共通項です。
出会って7秒で第一印象が決まる合コンと一緒ですね。
合コンは笑顔が大事と言いますが、自己紹介の第一印象でも相手との共通項が大事です。共通項があれば気軽に話せますし、親近感も湧きます。コンテンツも同様で、自分に共通する言葉に人は反応します。
まずユーザーに興味を持ってもらうために、相手の心を揺さぶるような言葉を探しましょう。
3. 一言でわかる!最も伝えたいことを明確にしよう
プレゼンにおいても言えることだと思いますが、いろんなことを詰め込みすぎると、結局何が言いたいのかがまとまらず「とりあえずなんかすごいことたくさん話してたなあこの人」で終わります。
弊社CDOは、圧倒的なプレゼン力でデザイナーのみならず様々な場所で異彩な存在感を放っておりますが、彼の話がわかりやすいのは、伝えたいことが一言で要約できることだと思います。
一言で要約したものをタイトルにするかどうかはコンテンツの見せ方や内容によって最適解は異なるだろうとは思いますが、自分の中で一言で要約できるに越したことはありません。
自分が一言でまとめられないものであれば、他人が明確に理解できるわけがないのです。
まずコンテンツを作ったら、客観的な目で全体を通して何を伝えようとしているのか一言でまとめてみるのがおすすめです。
そして、自分が伝えたいと思っていること、コンテンツの内容を一言でまとめたもの、この二つを照らし合わせてみた時、双方のニュアンスが同じであれば、正しく伝わるのではないかなと思います。
なんだかんだ「何を伝えたいのか」がいちばん大事
色々ポイントを言いましたが、結局は自分の中で、誰に何を伝えたいと思っているかが一番大事だと思います。
私のコンテンツの拡散された理由はおそらく多数の「共感力」によるものでしたが、あっと驚くものや自分の学びに繋がるもの、自分の悩みを解消してくれるものに惹かれる人もいますし、拡散されるきっかけはコンテンツの内容によって様々です。
だからこそ、クリエイターとして自分が伝えたいことを最適な手段で伝えることが最も大切なのではないかなと思います。
以上、全くフォリオ関係ない記事をお送りしました!
FOLIOにきて3ヶ月目になりますが、入った当初CDOのtwitterにてイラストバズりの女王だかなんだかと紹介されつつ得体不明な人間だったと思うので、ちゃんとそれを証明する機会があってよかったです。
働く先も決めず毎日インターンしてますが、日々めちゃめちゃ楽しいです。お付き合いありがとうございました!
FOLIO Advent Calendarはまだまだ続きます。明日の記事は杉上さんの「Redux+Rxを活用したiOSアプリアーキテクチャ」です!