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【おもな登場人物】
●角砲
モンゴル出身の大横綱。史上最多となる40回目の優勝を狙う

●春ノ富士
モンゴル出身の横綱。角砲よりも年齢は上だが、入門は同期。実績では角砲に大きく水をあけられている

●百龍
モンゴル出身の横綱。近年は怪我がちで休場も多く、まもなく引退との厳しい声も

●昼ノ富士
春ノ富士と同門のモンゴル出身力士。かつては大関までつとめたが、怪我により陥落した

●若の板
新進気鋭のモンゴル出身力士。初場所では大横綱を破るなど将来の大関候補との声も

●若の浜親方
平成の大横綱。引退後は部屋を興し、若の板らを育てる。2年前の理事長選挙をめぐって、相撲協会とは折り合いが悪いというウワサ

●旭ヶ浜親方
春ノ富士、昼ノ富士の師匠で元横綱。2年前の理事長選挙では若の浜親方に票を投じたが、それがきっかけで出世コースからは外れた

●帰省乃里
日本出身力士として19年ぶりに横綱の地位についた人気力士。怪我により不調がつづいている

●僕の中の名探偵コナン
かりそめの肉体を持って動き出した下衆の魂


=====シーン1・飲み屋での凶行=====

(とある飲み屋。にぎやかな店内。奥の個室ではひときわ騒がしい集団が飲んでいる)

百龍:「俺ももう歳だからな。休めるだけ休んで引退だよ引退」

若の板:「じゃあ、これからは俺たちの時代っスね…てかー!」

春ノ富士:「バカ言ってんじゃないよ、俺なんか平幕まっしぐらで時代どころじゃないっての…てかー!」

百龍:「じゃ、みんなでちゃんこ屋でもやりますか…てかー!」

(周囲の一同、ガハハと大笑い)

(その一団に歩み寄る影、巨体、威圧感出す)

角砲:「調子よさそうじゃないか、板関」

(怪訝な顔をする若の板)

若の板:「……それほどでもないッス」

角砲:「私に勝って、頂点でも取ったつもりかい?」

若の板:「……いえ」

(冷え込んでいく場の空気、ざわざわ)

角砲:「ところで最近、若い衆の指導にも随分と熱が入っているそうだな」

角砲:「若い衆を『かわいがる』のもいいが」

角砲:「ちょっと、ノボせすぎてやしないか?」

若の板:「……」

(若の板の懐のスマホにメッセージの通知。返信しようとる若の板)

角砲:「誰からだい」

角砲:「私の話より大事な相手なら出なさい」

若の板:「……彼女っス」

角砲:「そうかい、彼女かい」

(ドゴオンという重たい音、吹き飛ぶ若の板の身体、暗転、そのままオープニングに移行)


=====オープニング~CM=====

僕の中の名探偵コナン:「土俵に伝わる伝統作法!頭を割るならビール瓶!謎が謎呼ぶ権謀術数!目つきのおかしいヤツがいる!たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、中身は子ども!その名は、僕の中の名探偵コナン!」

(OP映像流れる)

(CM流れる、住宅情報サイトSUMO、住友林業、永谷園)


=====シーン2・大相撲九州場所初日=====


(CM明け、タイトルコール、「決まり手は勇み足と見せかけてかばい手」)

(国技館前、のぼりの列、横綱ののぼりをアップで、満員札止めの告知)

(土俵上では熱戦がつづく)

(春ノ富士は初日を白星)

(事務室で相撲中継を見ながら話し合うふたりの人物)

若の浜親方:「若の板は今場所休場させます」

発覚理事長:「そうか」

若の浜親方:「今場所は休場者が多くなりそうですね……相撲どころではないくらいに」

発覚理事長:「……どういうことかね」

若の浜親方:「明日になればわかりますよ」

(背中を向けたまま部屋を出て行く、ドア閉まる)


=====シーン3・不毛利探偵事務所=====

(ダラダラとやる気のない雰囲気、つけっぱなしのテレビからニュースが流れる)

アナ:「大相撲の横綱・春ノ富士が、幕内力士・若の板に暴行を働いていたことが明らかになりました。先月26日の地方巡業後の懇親会で、酒に酔った春ノ富士がビール瓶で若の板を殴打したと見られています。若の板は頭蓋底骨折および髄液漏の疑いにより、大相撲九州場所を初日から休場していました。なお、春ノ富士は止めようとした角砲を突き飛ばし、百龍にも有給野郎という暴言を吐いたと見られています」

解説員:「大相撲の横綱が働いた暴行、大問題ですね。これは引退は避けられないでしょうねぇ」

アナ:「次のニュースです……」

(ニュース音声フェードアウト、僕中コナンのアップに転換)

僕中コナン:「デブとデブの本気の殴り合い…」

僕中コナン:「柱に頭をぶつけるのは平気だけど、ビール瓶だとノックアウト…」

僕中コナン:「ビール瓶ってスゴい…!」

(違法改造スケボーで飛び出していく、神出鬼没に現れる設定)


=====シーン4・旭ヶ浜部屋~若の浜部屋=====

(建物の外には多数の記者たち)

記者:「お話を聞かせてください!」

記者:「横綱は暴行を働いたんですか!」

記者:「ビール瓶で殴ったんですか!」

僕中コナン:「アサヒですか!キリンですか!コロナですか!やっぱり殴りやすさならコロナですか!全力でいっても瓶は割れないものですか!」

(建物の内側に場面転換、稽古場で話し込む力士たち)

旭ヶ浜親方:「なぁ、ハルよ。これは本当なのかい」

春ノ富士:「……自分がやりました」

旭ヶ浜親方:「お前の酒は度が過ぎちゃいるが、こんなことする男じゃないだろうよ」

旭ヶ浜親方:「なぁ、ハル、本当のことを言ってくれよ」

春ノ富士:「……自分がやりました」

昼ノ富士:「横綱、自分が……」

(キッと昼ノ富士を睨みつけて)

春ノ富士:「酒に負けるようじゃ横綱失格でさぁな」

春ノ富士:「全身全霊で詫び入れに行ってきやす」

旭ヶ浜親方:「そうか……俺も行こう」

(暴力反対、暴力団追放などののぼりが並ぶ道を行くふたり)

(目的地である若の浜部屋宿舎につく)

(若の浜親方が乗ったクルマに近づくふたり)

(旭ヶ浜親方、軽く会釈するもクルマは走り去る)

旭ヶ浜親方:「行っちゃったな…」

旭ヶ浜親方:「若、乗ってたな…」

(無能を見る顔で親方を見守る記者団、「クルマの前に飛び出して止めろよ」「大して謝る気もなかったんだろ」「本当に謝る気があればしがみついても謝る」などの声)

春ノ富士:「親方、俺ぁマゲ落とします」

春ノ富士:「最初から、その覚悟ですから」


=====シーン5・日本相撲協会緊急理事会=====

発覚理事長:「場所中にとんでもないことをしてくれたな!」

若の浜親方:「私は師匠として当然のことをしたまでであります」

粕谷野広報部長:「若の板は転んだって言ってたじゃないか!」

若の浜親方:「私はよくわからないと申し上げただけであります。本人は転んだと言っておりましたが、素人さんとのケンカかもしれませんし、こちらが加害者かもしれないのであります。頭から血を流している弟子がいたら、病院にも警察にも行くのが普通なのであります」

発覚理事長:「まず協会に報告すべきじゃないのかね!」

粕谷野広報部長:「貴様、実の兄が同じ目にあったら放置しそうなくせに!こんなときだけ正義漢ぶりおって!」

僕中コナン:「あれれー、この人、息子に接するときより弟子に接するときのほうが愛情を感じるなー」

若の浜親方:「巡業で起きた事件でありますから、責任者である巡業部長の私が『協会として』報告を受けた、という認識であります。そして、適正な第三者に『協会が』調査を依頼した、そのような認識であります」

発覚理事長:「……次の理事選でキミの席があると思わないことだな」

若の浜親方:「私は相撲道に邁進するのみであります」

若の浜親方:「不惜身命…不惜身命…」

(一同が立ち去った部屋で発覚理事長は机を拳で叩く)

発覚理事長:「アイツが何考えてるかマジでわからん!」

発覚理事長:「宮沢りえと別れたあたりから、ずっとわからん!」


=====シーン6・入り乱れる報道=====

(帰京した春ノ富士、顔を隠すことなく堂々たる姿)

(警察官に導かれ、事情聴取へ向かう)

(記者たちがクルマを取り囲む)

記者:「帰ってきた目的は何ですか!」

記者:「暴行はしたんですか!」

記者:「カラオケのリモコンで殴ったという話も出ていますが!」

僕中コナン:「ジョイサウンドのヤツですか!ダムのヤツですか!それとも下の方に置いてある小さいサブ機のほうですか!あるいは宴会場にあるちっちゃいスタンド型テレビみたいなヤツですか!」

(春ノ富士、無言でクルマに乗り込む)

(場面変わって国技館、記者団の囲み取材に応じる横綱・角砲)

角砲:「報道されていることと実際のことにはズレがあるよ」

角砲:「ビール瓶?ないない」

角砲:「ビール瓶を持ったのは持ったけれど、水滴がついていて滑って落としたんだ」

角砲:「馬乗りもないよ」

記者:「でもビール瓶は持ったんですよね!」

記者:「持った時点でアウトじゃないですかね!」

記者:「ヘンな擁護すると飛び火しますよ!」

角砲:「ハルノは悪いヤツじゃないよ…」

(この日も角砲は盤石の相撲で無傷の9連勝)

(一方、もうひとりの横綱・帰省乃里は元気なく4勝5敗と黒星先行)

(国技館に残り捜査をつづける僕中コナン)

僕中コナン:「この粉は…!」

(地面に落ちていた粉を指につけてぺろっと舐める)

僕中コナン:「塩だ…!」

(塩をペロペロしながら考え込む僕中コナン)

(スマホに目を落とすと、若の板の「何で殴られたかは見ていない」「固いもので殴られた」という警察での事情聴取の内容が記事になっている)

僕中コナン:「殴られたほうは見ていない…」

僕中コナン:「周囲の人も気が付いたら殴られていたと言っている…」

僕中コナン:「何故、角砲だけがビール瓶を持ったけど取り落としたことを知っているんだ…?」

僕中コナン:「そもそもビール瓶なのかすらあやふやなのに…」

僕中コナン:「ていうか持つとこ見てたならタックルして止めろや…」

(スマホで改めて若の板の診断書を確認する)

僕中コナン:「ま、まさか…!」

僕中コナン:「そういうことだったのか…!」

(風呂場のドアがバーンと閉まる音。なかからは「アーッ!」という何者かの叫び声。そのままCMへ)

(CM流れる、マルちゃんクッタ、洗濯洗剤トップ、初詣は龍神総宮社で、大相撲ごっつぁんバトル「今ならまだ春ノ富士もらえる!」)


=====シーン7・大相撲九州場所千秋楽=====

(結びの一番、全勝の角砲と七勝七敗の帰省乃里の取組)

(角砲はすでに40回目の優勝を決めている)

(しかし、左からのおっつけで優位な態勢を作り、帰省乃里が意地の勝利&勝ち越し)

(旭ヶ浜部屋の様子を挿入、春ノ富士は満足そうに微笑む)

(全勝優勝こそならなかったものの大記録を作った大横綱は優勝インタビューにのぞむ)

(インタビュアーのNHKアナにプシュッと麻酔銃)

アナ:「優勝おめでとうございます」

角砲:「ありがとうございます!」

アナ:「40回目の優勝、誰に捧げますか」

角砲:「私を支えてくれた家族、そして師匠…」

アナ:「いーや、違うね」

アナ:「アナタが本当にこの優勝を捧げたい相手は春ノ富士さん、そうでしょう?」

(おかしな雰囲気にざわつく館内)

角砲:「と言うと?」

アナ:「私が最初におかしいと思ったのは、第一報であなたがなすすべなく突き飛ばされていたという話になっていたことだ」

アナ:「史上最強の大横綱であるアナタが、30発平手打ちをする春ノ富士関を止められないなんてことあるだろうか?」

アナ:「最初の一発は不意打ちにしても、アナタが本気を出せば30発も殴る前に止められたはずだ」

角砲:「……」

アナ:「そして、ビール瓶を持ったけれど濡れていて取り落としたという説明」

アナ:「どうして濡れていたから取り落としたとわかるのだろう?」

アナ:「ただ握り損ねただけかもしれないのに?」

アナ:「それがわかるのは、濡れていて滑ったと感じた人だけ……」

角砲:「何が言いたい」

アナ:「本当の暴行犯はアナタだってことさ!横綱・角砲!」

(バーンと決めポーズ、両者の顔交互に)

(旭ヶ浜部屋の様子を挿入、春ノ富士の顔に動揺。外に飛び出していく)

アナ:「決定的だったのは若の板の診断書」

アナ:「殴打によると思われる頭部の裂傷は左前頭部」

アナ:「左前頭部を殴るとすれば犯人は…」

アナ:「右利き…!」

角砲:「ふっ、やはり小細工はできんようだな…」

角砲:「40回までは優勝したいと思ったが…」

角砲:「ハルノ、すまん…」

(距離感無視で駆け込んできた春ノ富士)

春ノ富士:「待て!」

春ノ富士:「板関を殴ったのは俺だ!」

春ノ富士:「俺も右利きだ!」

春ノ富士:「ていうか、大体の人が右利きだ!」

春ノ富士:「銘柄は一番搾りだ!」

アナ:「もういいんですよ、ウソは」

アナ:「あなたは角砲さんをかばっているんでしょう」

アナ:「目暮警部!」

(脚本の不手際により急に出てくる感じになったが、若の浜親方の被害届によって警察が動いていたという設定)

アナ:「店から押収したビール瓶の指紋について教えてください」

警部:「角砲の指紋がベッタリついておったぞ」

警部:「あと、春ノ富士のもついておった」

春ノ富士:「そりゃそうだろ!」

春ノ富士:「手酌で呑んだり、相手についだりしてるんだから」

角砲:「動かぬ証拠、というわけか…」

角砲:「あの日、私と若の板は口論となった」

春ノ富士:「いや、まだそこまで追い込まれないって!」

角砲:「激昂した私はビール瓶を手にして殴りつけようとしたが」

アナ:「水滴がついていたため落としてしまった」

角砲:「弾みで瓶は酔って寝ていたハルノ関に当たった」

アナ:「春ノ富士さんが眠りから覚めたとき、頭部から血を流して倒れている若の板さんと、それを見下ろす角砲さんが見えた」

角砲:「ハルノは私を突き飛ばすと、私の内弟子に私を連れて帰るように命じた」

角砲:「大横綱はこんなことしちゃならねぇ」

角砲:「相撲の歴史に角砲の名前を残さなくちゃならねぇ、そう言って」

角砲:「そして、ハルノはカラオケのリモコンで若の板を殴り、そのまま平手打ちをつづけた…」

角砲:「私が殴った痕跡を上書きしようとしたのでしょう…」

角砲:「あるいは若の板の記憶を消そうとしたか…」

警部:「普通にどっちも逮捕案件にしか見えない…」

春ノ富士:「俺だ!俺がやったんだ!」

春ノ富士:「大横綱は何もしていない!」

角砲:「もういいんだ」

春ノ富士:「横綱…」

角砲:「申し訳ありませんでした」

春ノ富士:「……」

(表彰式は打ち切りとなり角砲は連行される、春ノ富士もぶん殴っていたようなのでやっぱり連行される)

角砲:「ハルノ、かばってくれてありがとうな」

角砲:「でも、こんな大騒ぎになったのはお前がやりすぎたからだと思う、正直…」

(謎を解き明かし満足気な僕中コナンはそっとその場を立ち去る)

僕中コナン:「春ノ富士さん、結局あなたのしたことは全部勇み足だったんだよ」

(事件解決のBGM、ドヤ顔でフェードアウト)


=====シーン8・拘置所=====

(角砲は取り調べのため警察に拘留されている)

(そこにひとりの訪問者)

帰省乃里:「角砲関…」

角砲:「おぉ、遠いところ鳥取まですまないね」

帰省乃里:「こんなことになってしまい申し訳ありません…」

角砲:「まぁ、これも相撲のためよ」

角砲:「私はいないほうがいいという方もいるだろうが、お前さんはそうじゃないからね」

角砲:「それにしても、突然木刀を持ったお前さんが乱入してきたときは驚いたよ」

帰省乃里:「横綱三人で飲んでるって聞いたもので、ハブられてるのかなとばかり…」

角砲:「基本モンゴル会だからさ、呼ぶのもモンゴルだけよ」

帰省乃里:「で、隠れて様子を見てたら 、なんか彼女自慢とか恋バナみたいな感じになってて…」

角砲:「どっちかって言えば説教だったんだけどな」

帰省乃里:「コイツ彼女持ちかよってカーッときて…」

帰省乃里:「たまたま手に持っていた木刀で」

角砲:「そのたまたまは止めたほうがいいかもな」

帰省乃里:「落ちてたんスよ、その辺に」

角砲:「落ちてても拾わないだろ、普通」

帰省乃里:「ホントすいませんでした」

角砲:「木刀だけだったらなぁ」

角砲:「大横綱パワーで内々にイケた気がするんだけどなぁ」

角砲:「リモコンからの平手連打は余計だったなぁ」

角砲:「そりゃ、そんだけ殴られてから謎の汁が出てきたら脳外科行くわなぁ」

角砲:「ところで百龍はどうしてる?」

帰省乃里:「ハイ、話が複雑すぎて口裏合わせる自信がないから、ほとぼりがさめるまで休場するって言ってました」

角砲:「最初はワリとスッキリしてたんだけどな」

角砲:「私がお前をかばう、凶器は木刀じゃなくてビール瓶って設定にする、ってだけだったのに」

帰省乃里:「そこにもうひとり、身代わりが登場して犯人を演じ始めたもので…」

角砲:「凶器も殴った数も犯人もグチャグチャに…」

帰省乃里:「ビール瓶、リモコン、灰皿…こんなに凶器あったら一発ずつでも死にますよ」

角砲:「百龍にさ、全部整理して関係者に手紙で配れって言っといて」

帰省乃里:「ハイ、手紙ができたらコチラにも送るように言っておきます」

角砲:「凶器はリモコン、ビール瓶は持っただけで落としたって設定、これで統一な」

角砲:「ビール瓶じゃなければセーフっぽいから」

(ED曲流れる)


=====シーン9・エピローグ=====

(ニュース映像、角砲、春ノ富士がそれぞれ被害者と和解し、不起訴となったことが報じられる)

(日本相撲協会発覚理事長は、両横綱の多大な貢献を加味し、自主的な引退届を受理すると発表)

(なお、今回の騒動の責任を取る形で、旭ヶ浜親方は平年寄に降格、粕谷野広報部長も広報の任を解かれる)

(若の浜親方はファックスで報道各社に「処分には心の底から納得しております」とコメントを寄せる、マスコミからは「それでいいんなら、何で被害届出したんですか?」の声も上がるが、黙して答えず。特に何も考えていなかった説あり)

僕中コナン:「みんな、次からビールは缶で飲もうね」

(END)