入った会社等がブラックだった等で、比較的短期間で辞めてしまって途方に暮れることってありますよね。
そういうときに、経歴に傷がついたと思って、なかなか次の行動に移せない、そんなときがあると思います。
履歴書に馬鹿正直に書くことはない
たとえば、入った会社を短期間で辞めたならば、それをいちいち正直に書くことはないと思います。
たとえ、雇用保険等に入っていて、履歴書に書いた従前の会社と違ったとしてもです。
この辺は、面接時に聞かれたのならば、
短期の仕事をやっていました。
と言っておけば問題がないですし、そもそも聞かれなければ、こちらから言う必要もないですから。
逆に、空白期間ができますが、なにか打ち込んでいれば、それをやっていたと言えばいいですし、正直、ものすごい長期間でなくて、アルバイトの応募程度だったら、気にするところは気にしますが、スルーするところも多いです。
僕は、履歴書に「ない経歴」を「ある」と書くのはまずいと思いますが、「ある経歴」を「ない」と書くのは問題がないと考えています。(もちろん、僕自身の判断です。)
保険等の手続きのときに、総務の人が気づくかもしれませんが、
昭和の時代じゃないですし、終身雇用がとっくに崩壊してますので、
そんなパターンはざらにあると思います。
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短期間で辞めることは「悪」ではない
短期間で仕事を辞めるということは、自分自身の問題というよりも、会社の問題であることが多いと思います。
求人票に書いてあったことと全然違った。
仕事を教える人の人間性がクソだった。
サービス残業が存在した。
そんなパターンが多いと思います。
そういった場合、辞めるという選択肢を躊躇せず使ったほうがいいです。
こういうルール違反を平気でする会社が増えた背景には、それでも会社にしがみついてしまった人が大勢いたから、こういうことをしてきたのだと僕は思っています。
雇用情勢がよくなっている今、そういう会社は淘汰されればいいと思っています。
安くこき使おうという会社にはレッドカードを突きつけるべきです。
新たなことにチャレンジできない現状
以前、職業訓練を受講した経験がありますが、日本の職業訓練って本当に次の仕事につながらないことが多いと思います。
また、職業訓練を受講する場合、雇用保険の受給資格がある人は、それが延長されますが、突発的に辞めた場合、その資格がない場合があります。
もちろん、雇用保険の有無にかかわらず給付金がもらえる職業訓練もあったと思いますが、家族の銀行口座まで調べられて、ハードルがものすごく高かった記憶があります。
雇用対策は、「とりあえずやりました」みたいなアリバイ作りな対策が本当に多いです。
それを得るためにハードルが高かったり、熾烈な競争状態であったり、本当に意味がないことが多いです。
全く畑違いの仕事をしたいと思っても、経済的に無理で、渋々現状を維持しないといけない状態だと思っています。
経営側はグローバル化しても雇用側は昭和のまま
成果主義、グローバル化。
雇用を巡る環境は、刻一刻と変わっています。
しかし、雇用側は終身雇用が崩壊したのにも関わらず、終身雇用が大半を占めていた時代の方法や価値観を押しつけているのではないでしょうか。
これだといつまでたっても泣きを見るのは弱い立場の労働者。
経済の指標が改善し、雇用の指標も改善しているのにも関わらず、その恩恵を一部でも感じることができない現状を歯がゆく思っています。