海外に行く際、渡航先での通信回線(ネット接続環境)の確保は不可欠ですよね。
スマホで連絡を取り合ったり、目的地への行き方や現在地を調べたり、人気のお店を探したりと、今やネットに繋がったスマホが無ければ不便ですし、何より不安です。
私はこれまで、海外に行く時にはWifiルーターをレンタルしていたのですが、先月の台湾旅行では現地で使えるプリペイドSIMを用意して利用しました。
利用してみたらビックリ!
とっても簡単、
便利&快適、
しかも格安、
良いことだらけ!
こんなことなら、もっと早くからプリペイドSIMを使えば良かったと思いました。
今後の海外渡航ではプリペイドSIMを使うことが多くなりそうです。
この記事では、私が台湾/台北で利用したおすすめの格安プリペイドSIMと、実際に利用してみてのレビューを紹介します。
【目次】
スポンサーリンク
台湾おすすめの格安プリペイドSIM
私が今回の台湾(台北)旅行で利用したプリペイドSIMは、アマゾンで売っているこのプリペイドSIMです。
現地で利用できるプリペイドSIMは、現地に到着してから空港などで購入するものだと思っていましたが、旅行の準備で色々とネット検索して調べていたら、アマゾンで売っている「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM LTEデータ通信5日無制限」にたどり付きました。
このプリペイドSIMは、
- 台湾の通信会社3社(中華電信とFar EasTone(遠伝電信)、台湾之星)が利用できるHybrid SIMで利用エリアが広い
- 4G LTE高速データ通信(*一部地域にて3G通信)が無制限で利用できる
- テザリング可能(利用する端末にテザリング機能があれば)
- SIMサイズはmicro・nanoに対応
これで1枚約800円という安さです。
1日800円じゃありませんよ、5日間で約800円です。
このプリペイドSIMのアマゾンでの販売価格は日々変化している様です。
上のスクリーンショットでは780円になっていますが、私が先月購入した際は890円でした、その前には800円という価格表示を見た記憶があります。
恐らく為替の影響で価格を日々調整しているのではないかと思いますが、5日間で約800円というところです。
通信キャリアローミングやWifiルーターとの料金比較
4G LTEのデータ通信を5日間無制限で利用できて約800円ですから、とても安いです。
格安です!
例えば、私が普段利用しているドコモで台湾での海外ローミングサービスを利用すると、「海外1Dayパケ」(LTEデータ通信無制限)というサービスで980円/日なので、5日間で4,900円です。
ただし、この「海外1Dayパケ」は2018年1月15日までのキャンペーンサービスで、対象国・地域も「アメリカ(ハワイ・アラスカ含む)・中国・韓国・台湾・タイ・香港・シンガポール・フィリピン・マカオ・グアム・サイパン・米領バージン諸島・プエルトリコ」に限られます。
ドコモの通常の海外ローミングサービス「海外パケ・ホーダイ」を利用したとすると2,980円/日です。これを5日間利用すると、なんと14,900円もかかります。
高い、、、高すぎる。
別の方法として、Wifiルーターをレンタルする方法もあります。
通信キャリアのローミングサービスよりも比較的安価に利用できるので、利用している人が多いのではないでしょうか?
私もこれまでは良く利用していました。
Wifiルーターの最安レンタル料金を比較サイトの価格.comで調べることが出来ます。
利用エリアを台湾、利用日数を5日間、受け取り/返却を成田空港、速度を4G、補償制度を一部補償、この条件で検索してみると、
フォートラベルGLOBAL WIFIが最安で、500MB/日の大容量プラン5日間で3,830円です。
これでも通信キャリアのローミングサービスに比べれば格安と言えるレベルですが、今回紹介しているアマゾンで売っている「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM LTEデータ通信5日無制限」は5日間で約800円です。
格安のレベルが違います!
現地で販売しているプリペイドSIMとの価格比較
台湾の空港でもプリペイドSIMが販売されているので、桃園国際空港で販売されているプリペイドSIMの価格をチェックしました。
こちらは、台湾大哥大(Taiwan Mobile)。
5日間のデータ通信無制限にNT$300分の通話が付いてNT$500。
NT$1=3.8円とすれば、NT$500=1,900円です。
そしてもう一つ、こちらは中華電信。
5日間のデータ通信無制限に、
NT$50分の通話が付いてNT$300(1,140円)
NT$300分の通話が付いてNT$500(1,900円)
という価格でした。
台湾現地で販売しているプリペイドSIMは音声通話が付いて、1,140円~1,900円程度で販売されていました。
音声通話分を差引いて考えると、
音声通話NT$50=190円
1,140円-190円=950円
音声通話NT$300=1,140円
1,900円-1,140円=760円
こんな計算とすれば、
アマゾンで販売している「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM」は音声通話がついていませんが、音声通話分を差引いて考えれば現地で販売されているプリペイドSIMと同じくらいの価格と言えそうです。
利用する際の注意点
この「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM LTEデータ通信5日無制限」を利用する際には、次の点に注意する必要があります。
- 利用出来るのはSIMフリースマートフォンのみ
- タブレット・Wi-Fiルーターでは利用不可
- データ通信専用なので通話利用は不可
- SIMカードの有効期限がある(2017年12月1日購入で2018年2月10日まで。)
- プリペイドのリチャージ、SIMカードの有効期限の 延長は出来ない
注意点と言っても、それほど気にする項目は無いかと思います。
SIMフリーのスマートフォンが必要なのは、このプリペイドSIMに限ったことではありませんし、今後、プリペイドSIMを利用するためにSIMフリーのスマートフォンを1台用意しておくと良いでしょう。
私はドコモで購入したiPhone7をSIMロック解除して利用しました。
ドコモは、ネット上の手続きで簡単&無料でSIMロックを解除することができます。
アマゾンでSIMフリーのスマートフォンを購入することもできるので、この様なもの↓を1台購入して利用するのも良いでしょう。
この「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM」はデータ通信専用なので音声通話をすることは出来ません。
私は普段からスマホで通話をすることがほとんどありませんし、あったとしてもLINEの無料通話で済ませているので、特に不便と感じることはなく、問題ありませんでした。
音声通話を必要とする人は、現地空港で販売されているプリペイドSIMを利用するのが良いでしょう。
このプリペイドSIMは、タブレットやWi-Fiルーターでの利用が難しいと説明されています。
タブレットやWi-Fiルーターで利用したい人は、少し価格は上がってしまいますが、こちら↓の「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM 4G・3Gデータ通信無制限 速度低下なし 5日」がおすすめです。
実際に使ってみてのレビュー
この「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM LTEデータ通信5日無制限」を5日間の台湾滞在で利用しましたので、その使用感をレビューします。
アマゾンで購入
このプリペイドSIMの良いところは、日本にいるうちにアマゾンで購入できるところです。
アマゾンで購入すると3日程度で普通郵便で届きます。
ちなみに、送料無料です。
封筒の中には、SIMカードと日本語の説明書が同封されており、説明書にはiOSとAndroidの設定方法が書かれているので、これを見れば設定で困ることは無いと思います。
機内でSIMカードを差し替え
私は、台湾に向かう機内でSIMカードの差し替えをしました。
SIMカードを差し替えたら、台湾の空港に着くまでは電源を切っておくか、機内モードのままにしておきます。
交換したSIMカードを無くさないように、100均で売っているチャック付のビニール袋などに入れて保管しておきましょう。
台湾の空港でAPN設定
台湾の空港に着陸し、電子機器の利用許可がでたらスマートフォンの電源をON、もしくは機内モードを解除します。
そうすると、スマートフォンの画面に「APN設定をしますか?」という様な確認画面が表示されるので「YES」を選べば、自動的にAPN設定がされます。
(この設定画面のスクショを撮り忘れました、、、)
説明書にも記載がありますが、設定が完了して現地通信会社の電波を掴むまでは一切の操作をせずに待ちましょう。
設定が完了すると、スマホの画面にアンテナが立って現地通信会社名が表示され、その横に4Gとか3Gと表示が出ればデータ通信ができる状態です。
私の場合は、最初の設定が完了した段階では4Gとか3Gが表示されず、データ通信ができる状態になりませんでした。
説明書に「データ通信が出来ない場合には再起動をしてください」との記載がありましたので、それに従って再起動をしたところ、4Gと表示がされてデータ通信ができるようになりました。
SIMカードを挿してからデータ通信ができる様になるまで、特に難しい設定をする必要は無く、簡単に使い始めることが出来ました。
台湾現地での通信状況
台湾に5日間滞在し、実際にこのプリペイドSIMを使用しましたが、なんら問題無く、いつも通りにiPhone7でデータ通信を利用することが出来ました。
台湾の数か所でデータ通信のスピード計測をした結果が以下です。
下から、
「大園区」が桃園国際空港、
「大安区」が台北市内MRT「忠孝敦化駅」付近のホテル、
「九份」は言わずと知れた有名観光地、
「中区」は台中駅、
それぞれでのデータ通信速度の計測結果です。
pingがすごい数値になっている時もありますが、特に通信遅延を感じることもなく、常に快適にデータ通信をすることが出来ました。
市街地では日本国内での通信速度を大きく上回っていることも度々ありました。
まとめ
今回は、アマゾンで買える台湾旅行におすすめの格安プリペイドSIM
「FAREASTONE 台湾プリペイドSIM LTEデータ通信5日無制限」
をご紹介しました。
- 何より価格が安い
- データ通信無制限で使い放題、通信スピードも良好快適
- いつもとなんら変わることなくスマホを使える
- スマホのバッテリー管理だけをすれば良い(Wifiルーターと比較して)
- SIMを日本で買っておけば、現地空港に到着して直ぐにネット接続できる
- 台湾に深夜到着便でもプリペイドSIM調達の心配なし
- 台湾の空港で混雑したSIM販売カウンターに並ぶ必要なし
音声通話が利用できないというデメリットがありますが、それさえ気にならなければ、コストパフォーマンスに優れたおすすめのプリペイドSIMです。
私は、また台湾に行く機会があれば、リピ確定です!
台湾に行く機会がある方は、こちらのおすすめ格安プリペイドSIMの利用を検討してみてはいかがでしょうか?