函館市 タイ便就航向け協議へ

函館空港を発着する国際定期便の運休が相次ぐ中、函館市は、タイとを結ぶ定期便の来年夏ごろの就航を目指し、航空会社と協議を進めることにしています。
函館市の工藤寿樹市長は、先月、タイのバンコクを訪れ、格安航空会社、「タイ・エアアジアX」の経営幹部と会談し、函館とタイを結ぶ定期便の就航を要請しました。
その後、航空会社は、函館市に対し、来年夏ごろに週3往復の定期便を就航させたいとする意向を示すとともに、就航に向けての支援策を求めているということです。
函館市は、函館空港の着陸料を3年間無料にするほか、タイでのPRにかかる経費を補助するなどの支援策をまとめ航空会社と協議を進めることにしています。
函館市の工藤市長は定例の記者会見で、「週3便という意向を示してもらったことは期待以上だ。経済界と一緒にどのような支援ができるか検討している」と述べました。
函館空港を発着する国際定期便は、現在、台湾便だけとなっていて、海外からの観光客の誘致が課題になっています。