Amazonによるクラウドベースの音声アシスタント「Alexa」が、やっと我が家にも来ました。遅ればせながら招待メールが来たので、Alexa対応の小型スマートスピーカー「Echo Dot」を注文したのです。
Amazonによると、米国のホリデーシーズン開始から4日間(ブラックフライデーの11月24日~サイバーマンデーの11月27日)に、(米国ではなく)世界のAmazonで最も売れた商品はEcho Dotだったそうです。なにしろAmazonが巨額を投じて開発した頭脳を特別価格3980円で手にできるのですから、買います。
Echo Dotの中の人、Alexaの名前は世界中の知が集められたというエジプトのアレクサンドリア図書館にちなんで付けられました。AWS(Amazon Web Services)上で開発され、日々語りかけてくるユーザーの音声や、サードパーティーが開発するスキルをもりもり食べてどんどん賢くなっていきます。
最初は耳しか持っていませんでしたが、5月発表の「Echo Show」で目も獲得(カメラとディスプレイを追加)しました。
AWSの2017年の開発者カンファレンス「AWS re:Invent 2017」ではリアルタイム動画にも対応する画像認識技術や自動翻訳サービス、感情抽出もできる自然言語処理サービスなどが発表されました。こうした技術もそのうちAlexaに取り込まれるでしょう。
そして、「Alexa for Business」で、ついに家庭だけでなくオフィスにも進出です。オフィスの至るところにEchoやEcho Dotが設置され、例えば「今すぐ会議室を使いたいんだけど、どこが空いてる?」「第2会議室がさきほどキャンセルされました。予約しますか?」「お願い」という感じで使えます。便利そう。
何しろEcho Dotなら安いし(企業の一括購入なら一般向けよりさらに安いでしょう)、小さいのでぽこぽこ置けそうです。Amazonのジェフ・ベゾスCEOなんて、自宅のあらゆるところに(トイレにも)置いているそうです。
Alexaが次に進出するのは、ヘルスケア分野といううわさです。ベゾスさんは2016年10月のVanity Fairによる公開インタビュー(Facebookの動画投稿)で、「ヘルスケアは、機械学習とAIで改善できる産業の1つだ。EchoとAlexaはそこで役割を担うと思う」と語りました。
CNBCによると、Amazonはシアトルに「1492」(なぜコロンブスが大陸を発見した年なのかは不明)と名付けたヘルスケアプロジェクトチームを立ち上げたそうです。
医療機関が関連スキルをどんどん開発してくれれば、新しいハードウェアを作らなくても病院に導入できそうです。近い将来、病室のベッドにはナースコール用のボタンではなく、Echo Dot、もしくはAlexa搭載の新端末が置かれるようになるかもしれません。Echo Showを使ったリモート診察もできるかも。
Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.