年明けから本格的に制作に着手するモノが見つかったので、おおいに油断し、昨晩は筆を置いて、ずっとスマホをイジっていた。
結局、今の今までスマホをイジイジしてしまって、これから広島に飛ぶので徹夜が決定した。
かれこれ6時間ほど著名人のブログやニュース記事を見て、ニュース記事にコメントなんかもしてみたところ、そのコメントに反応する人がたくさんいた。
僕と同じように、こんな時間までブログやニュース記事を読んでいる人がいるわけだ。
何が言いたいかというと、「俺たち、一日のうちで、文字を見てる時間メチャクチャ長いじゃん!」です。
「活字(紙に印刷した文字)離れ」は起こっているのかもしれないけれど、「文字離れ」は全然起こってなくて、起こってないどころか、人類が文字と向き合っている時間は日に日に伸びている。
映像や音楽や会話と触れている時間よりも、文字に触れている時間の方が圧倒的に長い。
文字は、触れ合う時の環境を選ばないから当然の結果かもしれない。
文字は、いつと僕らの一番傍にいる。
そう考えると『本』には希望しかなくて、「現代人がこれだけ文字を求めているのだから、本はまだまだ“やりよう”があるんじゃないか?」と可能性を探りたくなってくる。
さて、冒頭で申し上げた「年明けから本格的に制作に着手するモノ」というのが、その『本』である。
まずは、コチラをご覧いただきたい。
我が家の寝室に並んでいる、一見、何のヘンテツもない洋書だが、ページを開くとコレだ。
この本には、主に『ムヒ』や『爪切り』などが入っている。
言ってしまえば、「ケース」なのだが、そのケースのデザインが『本』というわけだ。
ただの「ケース」ではなく、わざわざ、本型の「ケース」を買ったわけだ。
その昔、この本(本型のケース)が並んでいたら、お部屋がステキになると思ったので、買っちゃった。
つまり、本には“インテリア需要”が多分にあるというわけだ。
そこで考える。
我々はよく、相場1500円の本を「一人でも多くの人に届ける為に、紙質やデザイン性を少し落として1400円で出す」という企業努力をするのだが、その裏で、値段と共に「インテリア需要」まで下げてしまっている。
「本は電子書籍でいいから」と考える人が増えている今、紙の本は、むしろ「インテリア需要」を強化すべきで、紙質やデザインにこだわりまくって、部屋に飾っておきたいレベルにまで引き上げれば、普通に出していたら1500円の本が、紙質&デザイン費込み込みで3000円になっても買ってもらえんじゃないかな?
そんな結論に達して、装丁から本気でこだわりまくって、インテリアとしても機能する本を作りたくなってきちゃったので、年明けから制作を開始する。
先日までメキシコのブックフェアに行っていたんだけど、海外ではインテリアブックの新刊はまだまだ全然元気で(そもそも、本を飾れるぐらい「家が大きい」というのもあるのかも)、僕も何冊か買ってしまった。
画像では伝わりにくいが、この本の表紙は(蜘蛛の巣のところが)ボゴボコしている。
中はこんな感じ。
この本の売り方がメチャクチャ上手かったんだけど、本屋さんで売られているように、平積みや本棚にも並べられていたのだけれど、その一方で、インテリア雑貨としてディスプレイされてたんだよね。
「あー、こんな感じで、この本を部屋に飾りたーい!」となっちゃった。
なので、装丁から本気で作り込んだ本は、家具屋さんで売るのがいいかもしれない。
ちょっと、いろいろやってみます。
てなわけで、これから広島にいきまーす。
広島の皆様、後程でーす。
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コメント一覧
コメント一覧
確かに文字を見てる時間が長い。。
それを本に繋げようとするなんて…
そして本を買ってもらうためにデザイン性に着目。。
何を食べたら、どんな生活をしてたらそんな発想に至るの!?
西野さんの脳ミソが欲しい😂
西野さんの貪欲さに脱帽っす。
だといいな😊😊😊
本と音楽とわたし カモ🦆
ふだんの生活から
手放したくないもの💕💕