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「幻想都市・チルノ編2」
チルノ編1
灰色の空に黒い雨が降り出した。
あたいは河童にもらった地図に従い、何だか良く分からない建物に着いた。
十分なターミナルを有する巨大なそれは、「アサクライナー」という、いわゆる列車のその駅らしかった。
氷精「これで中央ブロックに行けるわけね。飛べばいいのに。」
ただ、この天気ではやる気が失せる。
ここは何も考えなくても目的地へ運んでくれるコレの方がいいだろう。
「なんでダメなんですか、あややや。」
改札で何かトラブルが起きているようだ。あの顔は知っている。天狗だ。
駅員「ダストが降り出したので今日は運休だ。」
天狗「あやや、今日は魔界で話し合いがあるのに。」
氷精「アンタは山の天狗。」
天狗「!」
天狗「妖精ちゃんじゃないですか、どうしてたんですか今まで。」
氷精「それよりどうした。列車は出ないの?」
天狗「週に一度、有るか無いかの運休がちょうど今日になりました。」
天狗「あの黒い雨は少々厄介なのです。この西ブロックでは良くあること。」
天狗「・・・なんですが・・・嗚呼、参りました。」
西区はいわゆる工業地帯だ。都市の随所にスラム化が垣間見える所によると、そういう場所らしい。
天狗「この雨は負のベクトルに作用するのです。煙突の煙から出来てますから。」
氷精「いつになったら動くの?」
天狗「雨が止んだら・・・です。参りました。」
氷精「あたいは紅魔館に行きたいんだ。何か別の方法は無いの?」
「あるよ。」
背後からリボンをつままれた。背中にフカフカした柔らかい感触を感じる。
「随分昔に会ったきりだね、氷精。また会えるとは思わなかったよ。」
天狗「あややや、地霊の・・・」
土蜘蛛。コイツが現れるとはさすが工業地区。衛生面がなってないな。
土蜘蛛「地下道がある。私達地底の妖怪が造った地下街のね。」
氷精「どこに入り口があるの?地図にそんな施設はなかったけど。」
土蜘蛛「私がいれば、どこでも地下への入り口さ氷精。」
天狗「あやや、頼もしい!」
土蜘蛛「あ、やっぱりアンタも来るんだ・・・」
蜘蛛の糸に掴まって、あたい達は地下へと降りていく。
そこは地霊達が独自に築いた、ささやかな理想郷。
灰色の空に黒い雨が降り出した。
あたいは河童にもらった地図に従い、何だか良く分からない建物に着いた。
十分なターミナルを有する巨大なそれは、「アサクライナー」という、いわゆる列車のその駅らしかった。
氷精「これで中央ブロックに行けるわけね。飛べばいいのに。」
ただ、この天気ではやる気が失せる。
ここは何も考えなくても目的地へ運んでくれるコレの方がいいだろう。
「なんでダメなんですか、あややや。」
改札で何かトラブルが起きているようだ。あの顔は知っている。天狗だ。
駅員「ダストが降り出したので今日は運休だ。」
天狗「あやや、今日は魔界で話し合いがあるのに。」
氷精「アンタは山の天狗。」
天狗「!」
天狗「妖精ちゃんじゃないですか、どうしてたんですか今まで。」
氷精「それよりどうした。列車は出ないの?」
天狗「週に一度、有るか無いかの運休がちょうど今日になりました。」
天狗「あの黒い雨は少々厄介なのです。この西ブロックでは良くあること。」
天狗「・・・なんですが・・・嗚呼、参りました。」
西区はいわゆる工業地帯だ。都市の随所にスラム化が垣間見える所によると、そういう場所らしい。
天狗「この雨は負のベクトルに作用するのです。煙突の煙から出来てますから。」
氷精「いつになったら動くの?」
天狗「雨が止んだら・・・です。参りました。」
氷精「あたいは紅魔館に行きたいんだ。何か別の方法は無いの?」
「あるよ。」
背後からリボンをつままれた。背中にフカフカした柔らかい感触を感じる。
「随分昔に会ったきりだね、氷精。また会えるとは思わなかったよ。」
天狗「あややや、地霊の・・・」
土蜘蛛。コイツが現れるとはさすが工業地区。衛生面がなってないな。
土蜘蛛「地下道がある。私達地底の妖怪が造った地下街のね。」
氷精「どこに入り口があるの?地図にそんな施設はなかったけど。」
土蜘蛛「私がいれば、どこでも地下への入り口さ氷精。」
天狗「あやや、頼もしい!」
土蜘蛛「あ、やっぱりアンタも来るんだ・・・」
蜘蛛の糸に掴まって、あたい達は地下へと降りていく。
そこは地霊達が独自に築いた、ささやかな理想郷。
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コメント
続きが気になりますね。時間ができたら動画にしてみては?
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