~Always Clear~
ここはブログ。リーチャのブログ。
| ホーム |
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「幻想都市・レイム編4」
天人「いつまでそこで突っ立ってるのよ。」
テンシはキリサメ邸の横にある大きな木にかかったブランコに乗り、はしゃいでいる。
天人「アンタは私と遊ぶって約束でしょー。」
巫女「え、ええ・・・そうね。」
ブランコは随分古いが、頑丈に作られているようだ。
ただ気になるのは、何回転か回ったようにロープが上でぐるぐる巻きになっているという・・・
い、いやいや違う。あ、そうだ、今の受け答えはレイムっぽくなかったんじゃ・・・
え?あ、ユカリを探すんじゃなかったの?
っていうか、あんなにブランコこいでテンシ危なくないだろうか。
天人「おおっー、結構楽しいわねぇ~。」
天人「・・・なに下で待ち構えてるの?」
巫女「いや・・・危ないかなぁと思って。」
天人「!・・・っぐぷあはははっはははは!!」
テンシは爆笑しながらぴょんと飛んで地上に着地した。
私は慌ててブランコにぶつかった挙げ句、後頭部を地球に強打した。
巫女「ああーっ!!!」
天人「あはははははひー!!!ひぃ・・・!あははははは!!!」
なんて性格の悪い天人だろう。霊夢なんて目じゃない無邪気さ。
天人「あれあれー?博麗霊夢はそんなんじゃないんだけどな~?」
巫女「え!?い、嫌よ!そんな事言わないで!」
起き上がると頭痛がして、大きい声を出すと尚痛かった。
天人「ごめんごめん。」
巫女「もういやよ・・・」
天人「このブランコね、霧雨魔理沙の子どもが良く乗ってたのよ。」
巫女「お子さん?!マリサさn・・・マリサって結婚・・・」
天人「アンタの記憶には無いだろうけどねー。」
巫女「・・・・・・」
天人「はぁ・・・疲れた。」
何を言ってるんだろう。こっちのセリフである。
天人「さすがに天界で怠けてただけの事はあるわね。」
巫女「・・・・・・」
天人「ん~、博麗霊夢ならここで嫌味の一つでも言ってくれるのになぁ~。」
巫女「は!え!えー、あ、アンタは人生そのものが怠け・・・」
天人「アンタ?」
巫女「え!?」
天人「愚かで未熟なロボトミーが高貴な天人に向かって『アンタ』?」
巫女「はい!?」
天人「天子様でしょ。」
巫女「い、今までアンタで良かったでしょう!?」
天人「気が変わったのです。」
巫女「え、ええ~・・・」
この人といると完全に調子が狂う。もう勘弁して欲しい。
でも・・・こんなに普通の会話は初めてのような気がする。
いつもユカリ様の言うように行動して、声を出して、思考して。
あれ?
じゃあ今までのワタシは私じゃなくて何だったの?
レイム?
ワタシは私の考えでレイムの行動をしてたんじゃないの?
レイムの行動?私はレイムじゃないけど、レイムの行動をしてた?
出来るの?そんなこと。
じゃあレイムって、なに?
天人「私が思うに貴方は人に気を使い過ぎるタイプ。」
天人「とても博麗霊夢とは似ても似つかない。」
巫女「え!?そ、そんな・・・」
天人「フフ・・・随分私の言葉を鵜呑みにするようになったのですね。」
巫女「私はただ・・・役割をこなしていただけ、で、す。」
天人「アンタの電脳もチャランポランねぇ。」
巫女「・・・すいません。」
天人「アンタはアンタでいいのよ。」
私はユカリ様に造られて、レイムであると言われた。あなたは「レイム」だと。
でもビャクレンは、この天人は、違うと言う。
天人「だって、誰もアンタの事を霊夢とは呼ばないじゃない。」
天人「実存は曖昧。誰もその人が誰かなんて証明出来ないし、自分が誰かなんて分からない。」
天人「頭ん中に霊夢が入ってるアンタなら、尚の事感じるはずよ。」
天人「人は誰でも他人になれるけど、それを許さない『心』っていうのがあるのよ。」
巫女「私は・・・じゃあ、誰なんです?」
天人「さぁ?」
巫女「え、ええ~・・・」
天人「13代繰り返して、それが分かるなら私だって転生するわ。」
そう言いながら、天人はおもむろに霧雨邸の扉を蹴破った。
天人「よいしょおー」
巫女「おっ、ぉお!?ええええ!?!?」
巫女「ななな、何してるんす!?!」
天人「噂通り汚い部屋ねぇ。まずはお掃除よ。巫女。そおじ。」
天人「それ以外は、今は考えるな。」
巫女「・・・ありえなーい。」
テンシはキリサメ邸の横にある大きな木にかかったブランコに乗り、はしゃいでいる。
天人「アンタは私と遊ぶって約束でしょー。」
巫女「え、ええ・・・そうね。」
ブランコは随分古いが、頑丈に作られているようだ。
ただ気になるのは、何回転か回ったようにロープが上でぐるぐる巻きになっているという・・・
い、いやいや違う。あ、そうだ、今の受け答えはレイムっぽくなかったんじゃ・・・
え?あ、ユカリを探すんじゃなかったの?
っていうか、あんなにブランコこいでテンシ危なくないだろうか。
天人「おおっー、結構楽しいわねぇ~。」
天人「・・・なに下で待ち構えてるの?」
巫女「いや・・・危ないかなぁと思って。」
天人「!・・・っぐぷあはははっはははは!!」
テンシは爆笑しながらぴょんと飛んで地上に着地した。
私は慌ててブランコにぶつかった挙げ句、後頭部を地球に強打した。
巫女「ああーっ!!!」
天人「あはははははひー!!!ひぃ・・・!あははははは!!!」
なんて性格の悪い天人だろう。霊夢なんて目じゃない無邪気さ。
天人「あれあれー?博麗霊夢はそんなんじゃないんだけどな~?」
巫女「え!?い、嫌よ!そんな事言わないで!」
起き上がると頭痛がして、大きい声を出すと尚痛かった。
天人「ごめんごめん。」
巫女「もういやよ・・・」
天人「このブランコね、霧雨魔理沙の子どもが良く乗ってたのよ。」
巫女「お子さん?!マリサさn・・・マリサって結婚・・・」
天人「アンタの記憶には無いだろうけどねー。」
巫女「・・・・・・」
天人「はぁ・・・疲れた。」
何を言ってるんだろう。こっちのセリフである。
天人「さすがに天界で怠けてただけの事はあるわね。」
巫女「・・・・・・」
天人「ん~、博麗霊夢ならここで嫌味の一つでも言ってくれるのになぁ~。」
巫女「は!え!えー、あ、アンタは人生そのものが怠け・・・」
天人「アンタ?」
巫女「え!?」
天人「愚かで未熟なロボトミーが高貴な天人に向かって『アンタ』?」
巫女「はい!?」
天人「天子様でしょ。」
巫女「い、今までアンタで良かったでしょう!?」
天人「気が変わったのです。」
巫女「え、ええ~・・・」
この人といると完全に調子が狂う。もう勘弁して欲しい。
でも・・・こんなに普通の会話は初めてのような気がする。
いつもユカリ様の言うように行動して、声を出して、思考して。
あれ?
じゃあ今までのワタシは私じゃなくて何だったの?
レイム?
ワタシは私の考えでレイムの行動をしてたんじゃないの?
レイムの行動?私はレイムじゃないけど、レイムの行動をしてた?
出来るの?そんなこと。
じゃあレイムって、なに?
天人「私が思うに貴方は人に気を使い過ぎるタイプ。」
天人「とても博麗霊夢とは似ても似つかない。」
巫女「え!?そ、そんな・・・」
天人「フフ・・・随分私の言葉を鵜呑みにするようになったのですね。」
巫女「私はただ・・・役割をこなしていただけ、で、す。」
天人「アンタの電脳もチャランポランねぇ。」
巫女「・・・すいません。」
天人「アンタはアンタでいいのよ。」
私はユカリ様に造られて、レイムであると言われた。あなたは「レイム」だと。
でもビャクレンは、この天人は、違うと言う。
天人「だって、誰もアンタの事を霊夢とは呼ばないじゃない。」
天人「実存は曖昧。誰もその人が誰かなんて証明出来ないし、自分が誰かなんて分からない。」
天人「頭ん中に霊夢が入ってるアンタなら、尚の事感じるはずよ。」
天人「人は誰でも他人になれるけど、それを許さない『心』っていうのがあるのよ。」
巫女「私は・・・じゃあ、誰なんです?」
天人「さぁ?」
巫女「え、ええ~・・・」
天人「13代繰り返して、それが分かるなら私だって転生するわ。」
そう言いながら、天人はおもむろに霧雨邸の扉を蹴破った。
天人「よいしょおー」
巫女「おっ、ぉお!?ええええ!?!?」
巫女「ななな、何してるんす!?!」
天人「噂通り汚い部屋ねぇ。まずはお掃除よ。巫女。そおじ。」
天人「それ以外は、今は考えるな。」
巫女「・・・ありえなーい。」
<<「幻想都市・早苗編」 | ホーム | 東方幻想都市まとめ>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |