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「幻想都市・レイム編3」
「霧雨魔法店」は、”イツモ”のままそこにあった。
ただ私の記録とは外観が違う。いたるところにツタが絡まり、屋根はボロボロだ。
巫女「マリサの家じゃない。」
そう、ここは紛れも無くキリサメマリサの家である。こんな所にユカリがいるはずもない。
巫女「あんた、何が目的なのよ。」
天人「目的?」
巫女「ユカリなら霊界に行ったって言ったじゃない。」
天人「で?」
巫女「だから、何でこんな所に来る必要があるのよ。」
天人「は?」
巫女「・・・ユカリを探してるんでしょう!?」
天人「じゃあ霊界に行けばいいじゃない。」
巫女「そうよ!・・・あれ?」
あれ?
天人「・・・アンタ。」
ユカリの所に行かなくちゃいけないんじゃないの?
天人「アンタ、私と遊んでるんでしょう?」
巫女「・・・そ、そうよ。」
あれ?
天人「さっき私と聖が喋ってた話、聞いてなかったの?」
巫女「だ、だってアンタ、ユカリはどこかって・・・」
巫女「あれ・・・?」
天人「あれ?じゃないわよ。」
天人「ほんと、あんたの意識はどこにあるんだか。」
そう言うとテンシは、ワタシの手を引っ張って家の裏手に連れて行った。
ワタシはレイムだし、レイムを任されてるし、レイム的意思によって動いているはずだ。
でも今手を引いているのはテンシだし、それに従っているのはレイムである自分で・・・。
でもレイムならこんな非レイム的行動を取るはずないし、でもレイムである私はテンシに動かされている。
天人「考えてる?巫女よ。」
天人「思考している時点で、それはお前自身の心なのよ。」
天人「なぜなら・・・いえ、ここからはその内気付くでしょうけどね。」
目の前には墓があった。良く手入れが施されていて、周りには黒い花が咲いている。
巫女「マリサの・・・」
天人「ビフォア・ザ・ストーム・・・誰か知らないけど、今はアフターね。」
天人「まぁ、博麗霊夢のかつての友達よ。」
巫女「わた・・・ワタシの・・・」
天人「へぇ、アンタの?」
巫女「もちろんよ、ワタシはレイムなのよ!」
天人「そっか。」
天人は墓石に刻まれた文字を指でなぞると、それをゆっくりと読み上げた。
黒い魔は休息に入った。
そこでは激しい憤怒に
胸を切り裂かれる事もない。
もしできることなら彼女を真似てくれ、
世界に夢中になっている旅人よ、
人間の自由のために尽したこの魔法使いを。
天人「・・・悲しい?」
巫女「え?」
天人「友達が死んで、悲しい?」
巫女「あ、当たり前でしょ。」
レイムは、レイムはこういう時、どう反応するのだろう。
天人「悲しいんだ。」
巫女「当然よ!友達が死んだのよ!悲しいわ!」
この記憶は・・・悲しい・・・?
巫女「神社で遊んだり、一緒に異変を解決したり、沢山喋ったわ!」
天人「博麗霊夢は霧雨魔理沙が死んだ時、こう言ったわ。」
天人「『やっぱりスピードはアンタの方が上だったわね』ってね。」
巫女「え・・・?」
天人「『白黒だったのに、混ざって灰になっちゃった』とも。」
巫女「はぁ!?」
天人「あははは・・・ナイスジョーク。」
巫女「ふ、不謹慎だわ!」
天人「そうでしょう。」
巫女「レイムって、頭おかしいんじゃないの!?」
天人「そうでしょうそうでしょう。」
巫女「毎回毎回レイムっぽくするって時も、当てはまる行動は突拍子も無くて!」
天人「うんうん。」
巫女「絶対これ嫌われるわよ!?何にも考えてないし、全ッ然気を使わないし!」
天人「むかつくよね~。」
巫女「長い間一緒にいたであろう友人に向かって、死を前にしてブラックジョーク!?」
巫女「マリサさんが可哀想だわ!」
天人「あの時は笑ったわ~。」
巫女「さいあくよさいあく!レイムもアンタも最悪よ!!」
天人「うん。」
巫女「何なのよアンタ~~!」
もはや、早く神社に帰りたかった。
こんな非常識人たちに構ってられるほど、ハクレイレイムは暇じゃない。
私は巫女として、この幻想郷を任されているのよ!?
それを、こんなやる事為す事分からない天人や、性格最低辺の博麗霊夢に構ってられ・・・
あれ?
ただ私の記録とは外観が違う。いたるところにツタが絡まり、屋根はボロボロだ。
巫女「マリサの家じゃない。」
そう、ここは紛れも無くキリサメマリサの家である。こんな所にユカリがいるはずもない。
巫女「あんた、何が目的なのよ。」
天人「目的?」
巫女「ユカリなら霊界に行ったって言ったじゃない。」
天人「で?」
巫女「だから、何でこんな所に来る必要があるのよ。」
天人「は?」
巫女「・・・ユカリを探してるんでしょう!?」
天人「じゃあ霊界に行けばいいじゃない。」
巫女「そうよ!・・・あれ?」
あれ?
天人「・・・アンタ。」
ユカリの所に行かなくちゃいけないんじゃないの?
天人「アンタ、私と遊んでるんでしょう?」
巫女「・・・そ、そうよ。」
あれ?
天人「さっき私と聖が喋ってた話、聞いてなかったの?」
巫女「だ、だってアンタ、ユカリはどこかって・・・」
巫女「あれ・・・?」
天人「あれ?じゃないわよ。」
天人「ほんと、あんたの意識はどこにあるんだか。」
そう言うとテンシは、ワタシの手を引っ張って家の裏手に連れて行った。
ワタシはレイムだし、レイムを任されてるし、レイム的意思によって動いているはずだ。
でも今手を引いているのはテンシだし、それに従っているのはレイムである自分で・・・。
でもレイムならこんな非レイム的行動を取るはずないし、でもレイムである私はテンシに動かされている。
天人「考えてる?巫女よ。」
天人「思考している時点で、それはお前自身の心なのよ。」
天人「なぜなら・・・いえ、ここからはその内気付くでしょうけどね。」
目の前には墓があった。良く手入れが施されていて、周りには黒い花が咲いている。
巫女「マリサの・・・」
天人「ビフォア・ザ・ストーム・・・誰か知らないけど、今はアフターね。」
天人「まぁ、博麗霊夢のかつての友達よ。」
巫女「わた・・・ワタシの・・・」
天人「へぇ、アンタの?」
巫女「もちろんよ、ワタシはレイムなのよ!」
天人「そっか。」
天人は墓石に刻まれた文字を指でなぞると、それをゆっくりと読み上げた。
黒い魔は休息に入った。
そこでは激しい憤怒に
胸を切り裂かれる事もない。
もしできることなら彼女を真似てくれ、
世界に夢中になっている旅人よ、
人間の自由のために尽したこの魔法使いを。
天人「・・・悲しい?」
巫女「え?」
天人「友達が死んで、悲しい?」
巫女「あ、当たり前でしょ。」
レイムは、レイムはこういう時、どう反応するのだろう。
天人「悲しいんだ。」
巫女「当然よ!友達が死んだのよ!悲しいわ!」
この記憶は・・・悲しい・・・?
巫女「神社で遊んだり、一緒に異変を解決したり、沢山喋ったわ!」
天人「博麗霊夢は霧雨魔理沙が死んだ時、こう言ったわ。」
天人「『やっぱりスピードはアンタの方が上だったわね』ってね。」
巫女「え・・・?」
天人「『白黒だったのに、混ざって灰になっちゃった』とも。」
巫女「はぁ!?」
天人「あははは・・・ナイスジョーク。」
巫女「ふ、不謹慎だわ!」
天人「そうでしょう。」
巫女「レイムって、頭おかしいんじゃないの!?」
天人「そうでしょうそうでしょう。」
巫女「毎回毎回レイムっぽくするって時も、当てはまる行動は突拍子も無くて!」
天人「うんうん。」
巫女「絶対これ嫌われるわよ!?何にも考えてないし、全ッ然気を使わないし!」
天人「むかつくよね~。」
巫女「長い間一緒にいたであろう友人に向かって、死を前にしてブラックジョーク!?」
巫女「マリサさんが可哀想だわ!」
天人「あの時は笑ったわ~。」
巫女「さいあくよさいあく!レイムもアンタも最悪よ!!」
天人「うん。」
巫女「何なのよアンタ~~!」
もはや、早く神社に帰りたかった。
こんな非常識人たちに構ってられるほど、ハクレイレイムは暇じゃない。
私は巫女として、この幻想郷を任されているのよ!?
それを、こんなやる事為す事分からない天人や、性格最低辺の博麗霊夢に構ってられ・・・
あれ?
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本当に文章うまいですね