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「幻想都市・妹紅編」
慧音は帰って来ない。
何十年も何百年も何千年もこのまま私はこのままだ。きっと。
藤原「・・・幻想郷はこれからどうなる?何万年も、何億年もこのまま?」
長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな。
あの頃の幻想郷は、まさに未来など憂うこと無き楽園だった。
いつまでもこんな世界が続くものと気楽に考えていた。
もちろん漠然な不安が無かったわけでもない。
あまりにも心地良いこの灯火が、いつか消えてしまうのではという考えが、無かったわけではないのに。
享楽。
私は、何か間違ったの?
藤原「そんな事はないわ。・・・多分、その内この、幻想郷は、」
資料室の立体スクリーンに映し出される、数々の歴史。
この歴史は変わることはない。
過去の時間は戻せない。
都市と化した幻想郷は、もう後戻り出来ない所まで来ている。
まるで漕ぎ出した船が荒波で転覆したように、もう陸地には戻れない。
朝日は、見られない。
船長「藤原さん、ここにいましたか。」
藤原「幻想郷は・・・船長、いつ辿り着くの?」
船長「・・・うーむむ、辿り着くとは?」
しかし荒波に負けぬ船がもしあったとしたら。
圧倒的な力で、それをものともせぬ、そんな船が。
火力推進で稼動する巨大な飛空艇、「天爨船」。
これを使えば、探しに行けるの?見つけられるの?
藤原「幻想よ。かつてのような、ね。」
月の異変に、あの人は気付いていた。天蓋の月が隠すその世界が、黒く歪む事も。
私の炎で世界を照らせるなら、あいつと久し振りに喋るのもいいかもな。
妹紅は、空を眺めていた。
船長「・・・流れますねぇ。」
何十年も何百年も何千年もこのまま私はこのままだ。きっと。
藤原「・・・幻想郷はこれからどうなる?何万年も、何億年もこのまま?」
長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな。
あの頃の幻想郷は、まさに未来など憂うこと無き楽園だった。
いつまでもこんな世界が続くものと気楽に考えていた。
もちろん漠然な不安が無かったわけでもない。
あまりにも心地良いこの灯火が、いつか消えてしまうのではという考えが、無かったわけではないのに。
享楽。
私は、何か間違ったの?
藤原「そんな事はないわ。・・・多分、その内この、幻想郷は、」
資料室の立体スクリーンに映し出される、数々の歴史。
この歴史は変わることはない。
過去の時間は戻せない。
都市と化した幻想郷は、もう後戻り出来ない所まで来ている。
まるで漕ぎ出した船が荒波で転覆したように、もう陸地には戻れない。
朝日は、見られない。
船長「藤原さん、ここにいましたか。」
藤原「幻想郷は・・・船長、いつ辿り着くの?」
船長「・・・うーむむ、辿り着くとは?」
しかし荒波に負けぬ船がもしあったとしたら。
圧倒的な力で、それをものともせぬ、そんな船が。
火力推進で稼動する巨大な飛空艇、「天爨船」。
これを使えば、探しに行けるの?見つけられるの?
藤原「幻想よ。かつてのような、ね。」
月の異変に、あの人は気付いていた。天蓋の月が隠すその世界が、黒く歪む事も。
私の炎で世界を照らせるなら、あいつと久し振りに喋るのもいいかもな。
妹紅は、空を眺めていた。
船長「・・・流れますねぇ。」
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