黒潮、12年ぶり「ひ」の大蛇行 きっかけは九州沖

科学&新技術
2017/12/3 8:27
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日本経済新聞 電子版
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 黒潮が大きく南に離れる「大蛇行」が12年ぶりに発生した。最近の研究で、九州の南東沖で生まれる小さな蛇行がきっかけとなり、紀伊半島沖の海中の山の影響で蛇行が大きくなることがわかってきた。黒潮のように海流の大きく曲がった状態が長続きするのは世界的にも珍しい。大蛇行は漁業や気候に大きな影響を及ぼす。その発生や終息を予測できるようになるのだろうか。

 黒潮は通常、日本列島に沿って北東へと流れている。ところ…

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