深夜。
私は沖縄の山中を歩きます。
暗い。
周りにあるモノが木か?人か?
もはや見分けがつきません。
仕方が無いので灯りを付ける。
そしてさらに進む。奥へ。奥へ。
進む・・・・・進む・・・・
(・・もう十分歩いただろう)
適当な場所で荷物をおろし、
そこで灯りを消す。
すると・・・あたりは真っ暗闇。
もう何も見えません。
暗闇にネガティブなイメージを持つ人は
多いと思います。
私も幼いころは暗闇が怖くてですね・・・
トイレに行けなかった記憶があります。
でも・・・今は・・・・・
(なかなか悪くない・・)そう思うのです。
そう・・・・暗闇も悪くない。
真っ暗で何も見えないのが心地よい。
そうそう・・・・
私は何かに取り組みだすと、
周りが見えなくなってしまいます。
それは多分・・人よりも頭が劣る分、
必死にやらなければならないからです。
必死過ぎて見えなくなるのです。
誰よりも必死にやる。
それは仕事でも・・・
こんなブログでも同じ事です。
ああ・・・でも・・・・
『必死にやるからこそ面白い!』
そういう持論もあるんですけど・・
あまりにも・・・
のめりこみすぎてしまう。
危険な事です。
そう・・・そこが・・まるで・・
『その世界が自分のすべて』だと
そう思いこんでしまう程にです。
そんな自分だからこそ・・・
全ての事から離れる事が出来る
時間や場所が必要だと思ったのです。
例えば・・・ そう
暗い山の奥深く。
ここには何もありません。
灯りを消すと・・・・
まるで自分さえも消えてしまうような?
そんな不思議な感覚になります。
で・・思うわけですよ。
ああ・・・そうか・・ぜんぶ・・
大したこと無いんだな・・
なんてね。
自分も自分のやってる事も、
周りもの何もかも・・・
別に大層な事は何も無い。
真っ暗闇にいると・・・
そんな風に思えてきます。
さっ・・・・・
スッキリしたら帰りましょう。
わかっている事なのに、
当たり前の事なのに、
『ソコから離れないと感じ取れない事』
ってけっこーあると思うんですよ。
考え事をするには、
夜山の闇が最適なんです・・・・
でも夜山は危ない!
遠くに行くのも面倒くさい!
って人は・・・・・
適当に穴掘って・・・・・
そこに入ってみてもいいですよ。
うん。
なんなら押入れでも良いですよ。
まぁ・・・・
夜山とそんなに変わらないと思いますし。
え?スッキリし無さそうですかね?
うーん・・・
あっ・・・そうそう・・
わたくし最近ストレス解消に
鳥の鳴きマネとかしてますよ。
一緒にどうですか?
ん・・?あれ・・・?
私・・なんか変な話してます?
まぁいいか・・・
おわり