今から、ちょうど3ヶ月前の9月3日オールジャパンフィットネス選手権という、
日本の頂点を決める大切な大会において、
総合優勝3連覇という、皆様からのご期待に、応えることができないだけではなく、多くの方に多大なるご迷惑をおかけする形になってしまいました。
それにもかかわらず、大会直後、私自身の中には、以前と寸分違わぬ、「フィットネスビキニ」への情熱がありました。
それまで、2連覇させていただきましたが、私は、「真のチャンピオン」として、皆様から認めていただけるようにと、、、大変僭越ですが、私がチャンピオンにならせていただき、何を求められ、何をすることが、業界、そして、競技の普及に貢献できるかを常に考えて行動していこうと努めてまいりました。
ですので、大会において、チャンピオンにあるまじき失態をして、ご迷惑をおかけしてしまった責任を、私としてどのようにとるべきかと思い悩みました。
引退することが、私のとるべき、答えなのか。
そんな思いが日増しに強くなりました。トレーニングだけは、続けておこうとジムには向かいましたが、目の前の種目に集中しようと体を追い込んでいっても、「引退」の二文字が頭の中を一気に満たし、気づくと涙が眼下に広がっていました。
私の夢は、「ボディビルと聞いて、誰もがどんな競技かとわかるように、フィットネスビキニと聞いて、誰もがわかる競技にすること」
心の底から、愛してきた、「フィットネスビキニ」を裏切ってしまった、私の進むべき道とは。
やはり、夢をあきらめ、「引退」すべきか?そんな、夢の分岐点にたった私は、皆様からのお支えがなければ、競技から離れる道を歩み始めていたかもしれません。
何かに秀でたわけでもなく、何の取り柄もなかった私が、「フィットネスビキニ」との出会いによって、30歳を過ぎるまで思ってもみなかった、幸せな日々を送らせていただいてきました。
これまで3年間、「フィットネスビキニ優勝への道」において、私の背中をそっと押し続けてくださった、皆様ですが、その上さらに、目だけでなく、心の中をも、あふれる涙に、前が見えなくなった私の進むべき道までも、はっきりとわかるように、まさに、「道しるべ」のごとく照らし続けてくださいました。
進むべき道を見失っていた私のことを、このブログの読者の皆様をはじめ、本当に多くの方が支えてくださり、今もう一度、私は、フランスの地に降り立ち、世界一という頂きを目指して歩き始めています。
今までもそうでしたが、あのとき、皆様のお支えがなければ、今の私はいません。
皆様への感謝の気持ちは、一生の宝物です。