ようこそ(^o^)丿
お金を貯めることを通じて、人生を豊かに生きるヒントをアツく語る当サイトの管理人「ぱんぱんぱぱ」です。
さて、みなさんは毎日の食事の主食は何を食べていますか?
管理人はごはん以外考えられません。
朝食、昼食、夕食の三食ともごはんが最高です。
家族はたまにはパンや麺をといいますが、管理人は何を言われようとごはん党です。
決して、JAや経済連の回し者ではありません。(^^ゞ
米の需要は年々減り続け、2008年に家計支出の米の支出代とパンの支出代が逆転し、大きな話題となりました。
しかし、これは統計上のマジックで、実は日本人は圧倒的に米を食べています。
その米価が異変を生じています。
年々下がり続けていた米価が、この3年値上がりに転じています。
この影響で、ローソンのおにぎりやすきやの牛丼(並盛以外)の値上げも始まっています。
日本人にとって、絶対に必要な米をできるだけ安く、おいしく手に入れる方法を考えてみます。
ごはん党は必見です。
- 1 米の消費量と価格は年々下落
- 2 消費量が減るのに価格が上がる不思議?
- 3 米価が上がる理由その1 国の米政策転換
- 4 米価が上がる理由その2 ブランド米戦争
- 5 米価が上がる理由その3 ごはんの安さが再認識されていること
- 6 米を安く手に入れる裏技
- 7 精米にするにはどうすればいいの?
- 8 精米機や自動車がない場合はどうすればいいの?
- 9 まとめ
1 米の消費量と価格は年々下落
第二次世界大戦後、日本は連合国(GHQ)に占領され、欧米化政策により、パン食が積極的に取り入れられてきました。
現在でも学校給食の主食の基本は、パンであり、パンの味を覚えた子供たちが、やがて親となると、子供にパン食を与えるようになります。
GHQによるパン食政策により、年々米の需要は減り続け、米価も下がり続ける一方でした。
1960年代は国民一人当たり118.3kgの米を食べていたのが、2008年には61.0kgとほぼ半減しました。
(出典:農林水産省HP)
米価も食糧管理法が廃止となってからは、一貫して下落傾向にあります。
(出典:農林水産省HP)
実際の小売店での精米の価格も下落傾向です。
(出典:JA HP)
2 消費量が減るのに価格が上がる不思議?
しかし、流通業界は米の需要は高まっていると見ており、この3年JAの米相対取引価格は上昇しています。
日本農業新聞によれば、60kg当たりの玄米の価格は、2014年相対取引価格に比べ、2017年は1,000円~2,000円上昇すると見ています。
需要面では、毎年8万トンペースの消費減退に加え、今夏は例年以上の猛暑でさらに落ち込み、持ち越し在庫が膨らむ懸念もある。
しかし、流通業界は「よほど豊作にならない限り、需給が大きく緩むことはない」(大手米卸)として、前年産を上回る価格水準で17年産取引が始まるとの見方が多い。
3 米価が上がる理由その1 国の米政策転換
米の価格が上がる最大の理由は、実は政策です・・・唖然。
ほとんど知られていませんが、米には一般米と業務用米と飼料用米があります。
この業務用米は、年々外食中食の需要が伸びており、年間250万トンの需要がありますが、生産が120万トンと130万トンも不足しているという現実があります。
その理由は、政府の補助金にあります。
飼料用米の価格 kg当たり20円程度
業務用米の価格 kg当たり200円程度
と価格差は、なんと10倍で、当然ですが飼料用米を作るより業務用米を作る方が儲かります。
しかし、ここに政府の大きな政策転換が、農家の作付けを大きく変えました。
2017年より業務用米や一般米を作付けする際に出していた補助金を取り止めることとしました。
その代わり、飼料用米を作付けした場合、10アール(1反)当たり85,000円の補助金を交付することとしました。
米は10アールあたり8俵~10俵(60kg)収穫できます。
1俵の価格は、凡そ12,000円前後です。
業務用米と飼料用米の価格差は10倍違いますが、補助金により価格差が生じません。
10アール(1反)作付けの場合
飼料用米 8俵~10俵 9,600円~12,000円
補助金が加わると94,600円~97,000円
業務用米 8俵~10俵 96,000円~120,000円
収量が8俵だと、業務用米と飼料用米はほとんど価格差がないということがわかります。
米は天候と相場に大きく左右されます。
不作の場合は、5~6俵しか採れないし、品質が悪いと価格が下落します。
そういったリスクと手間隙を考えると、飼料用米は作付けすれば必ず85,000円補助金が出るとなれば、農家はリスクを回避する方向に進むのは当然です。
明日の米より今日の米です。
管理人がもし農家であれば、絶対に飼料用米の作付けを選びます。
業務用米の不足は、いわゆる農政の失敗といってもいい結果だと思います。
4 米価が上がる理由その2 ブランド米戦争
米価が上がる理由は、特Aと呼ばれるブランド米を作ると、米の価格が跳ね上がるので、全国で競って、自治体を巻き込んで特Aブランド競争が始まっているからです。
特Aとは、日本穀物検定協会がつける米の品質ランキングです。
特Aが付くか付かないかで、米の価格が大きく変わるので、今や都道府県知事を巻き込んだ大フィーバーが全国で巻き起こっています。
一昨年前、青森県で初めて特A(青天の霹靂)評価され、知事が涙を流して喜んだのが印象的です。
食味試験は、当協会において選抜訓練した専門の評価員である食味
評価エキスパートパネル20名により、白飯の「外観・香り・味・粘
り・硬さ・総合評価」の6項目について、複数産地コシヒカリのブレ
ンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種のものを比較評価する
相対法により行いました。
外観 米の白さ、ツヤ、てり、形
香り 鼻を突き抜ける香り
味 甘み、旨み、酸味、塩味、苦味
粘り 粘りは強ければプラス
硬さ 硬すぎず軟らかすぎず適度な噛み応え
総合評価 全体的な印象
平成28年度結果 特A 21品種
(引用:一般財団法人 日本穀物検定協会HP)
産地としては、米に付加価値をつけるため、一般米を推奨しており、業務用米の作付けが減っている原因ともなっているわけです。
5 米価が上がる理由その3 ごはんの安さが再認識されていること
パンの方が安いし、簡単に食べることができるということからパン派が増え続けています。
我が家でもパンパンと妻や娘が騒ぐので、毎週土日だけはパン屋のできたてパンを食べることをしぶしぶ了承しました。
嬉々として妻が買ってきます。
1,500円!・・・えっ・・・こんだけで1,500円もするの?
おいしいものは値段が高くて当然よ!そうだそうだの娘たちの声・・・。
しかし、一般には今確実にパン離れが始まろうとしています。
理由はパンが高くつくことが再認識されているからです。
(引用:JA HP)
JAで計算した結果、ごはんはパンよりもほぼ半額になることがわかりました。
ごはんの方が圧倒的に安く、腹持ちはするし、栄養価も優れています。
パンの消費支出額が、米の消費支出額を上回ったとはいえ、中食の弁当やおにぎりなどの消費支出を加えると米の支出額がはるかに高くなっています。
2012年はパン類計32,335円に比べ、米・弁当類は57,958円と圧倒的に米の支出額が高い結果となっています。
(引用:農林水産省HP)
国民の米志向が、結果的に業務用米の需要を高め、米価値上がりにつながっているというわけです。
6 米を安く手に入れる裏技
前置きが長くなってすみません。(^^ゞ
今後も米需要の高まりは、当面続くと思われます。
そうなれば、家計に直接影響を及ぼします。
たとえば北海道産特A銘柄ふっくりんこを精米で購入すると、アマゾン価格で2,480円です。
しかし、同じふっくりんこの玄米(30kg)価格は、10,900円です。
精米5kg 2,480円×6=14,880円>玄米30kg 10,900円
とふっくりんこの場合、精米と玄米で購入すると3,980円も価格差が生じます。
つまり、米は玄米で買え!が裏技です。
我が家は20年以上前から知り合いとなった農家から送ってもらっています。
玄米を食べるとスーパーの袋入りの精米はもう食べられません。
おいしくて、かつ安く仕入れられるのは最高です。
ネットが普及する前は、玄米の入手は大変でした。
農家と懇意にならないと玄米は、一般人には絶対に売ってはくれませんでした。
管理人も苦労しましたが、仕事の関係で或る農家と知り合いになり、20年以上のおつき合いです。
今年も早速新米ひとめぼれを60kg玄米で入手しました♪
生きてて良かったと思う新米の味です。
現代は神器のようなネットがあります。
いつでもどこでも誰にでも、玄米が購入できます。
ぜひお試しください!
7 精米にするにはどうすればいいの?
少し郊外に行けば、無人コイン精米機が設置されています。
ここで、精米します。
操作はとても簡単で、30kgあたり300円が相場です。
今は多彩なモードがあり、無洗米まで作ることができます。
つまり、精米にしても、3,680円も安くなります。
一度にしたくないという方は、10kg100円が基本ですので小分けという方法もありです。
米は玄米にしておけば品質劣化は相当に防げます。
小家族や単身の場合は小分け精米がおススメです。
8 精米機や自動車がない場合はどうすればいいの?
はい、近くにコイン精米機がない場合や、交通手段がない場合などの対応方法です。
家庭用精米機が販売されているので、自宅で精米できます。
我が家ではしばらくツインバードさんの精米機(旧モデル)を使っていました。
ただ、結構な騒音と少量しか精米できなかったので、現在はコイン精米機に持ち込むこととしています。(壊れて処分してしまいました。)
9 まとめ
いかがでしたか。
アベノミクスで働き方改革が叫ばれ、企業の内部留保を取り崩し、労働者の給料を上げるよう政策を進めていますが、なかなか給料は上がりません。(ToT)
国民も生活防衛のためにとパン食をごはん食に変えようとしています。
そこへ米の価格上昇です。
こうなれば少しでも安く入手するしか選択肢はありません。
玄米を購入すれば、5kgあたり、約700円も安く入手することができます。
精米は700円を得するための手段と考えれば、億劫になることもないのではないでしょうか。
国民1人当たり年間60kgは米を消費します。
玄米で購入すれば、一人当たり3,680円×2袋=7,360円の節約です。
4人家族であれば、年間29,440円もの節約となります。
ひきたての精米は、袋入り精米と違って味もおいしさも格別というおまけまでつきます。
玄米を購入して、米を安くおいしく食べませんか。
絶対にごはん党になること間違いなしです。
まさに銀シャリです。
炊き立ての新米は、おかずはいりません。
それでは