iPhone再起動ループ騒ぎの原因が特定、「繰り返し設定のあるローカル通知」を組み込んだアプリ

12月2日の0時より一斉に大量発生したiPhone/iOSの通称「グルグル再起動ループ」。

原因となっているアプリの一覧や対処法についてはこちらでまとめたとおりで、端的にいうと「特定のアプリの通知」がトリガーになっているという点までは確実となっています。

そして今回、この再起動ループを発生させる通知を出すアプリの1つ、「家計簿Zaim 人気の簡単レシート家計簿」の開発元、Zaim Incが同問題の原因を特定したようです。

これによるとiOS 11.1以降の端末でアプリに「繰り返し設定のあるローカル通知」が組み込まれてあるでいるアプリをインストールしていると、同現象が発生する、とのこと。

私も今まで知らなかったのですが、iOSのアプリからの通知には:

・リモート通知(プッシュ通知)
・ローカル通知

という2種類があるようです。

LINEやGmailといったアプリで誰かかのメッセージが届いた際に表示・鳴るのがリモート通知(プッシュ通知)。

一方、ローカル通知は、アプリ自身がスケジューリングし送信。つまり、ネットワークなどに接続をしていなくても特定の時間になるとアプリがローカルに表示する通知、ということですね。

(一連の再起動問題で機内モードなどにしても症状が改善しなかったのはこういうことだったのですね。)

そして今回問題となったのがこのローカル通知でさらにZaimによるとこのスケジューリングが繰り返し通知がされる設定だと発生するとのこと。

うーん、これだけ見ると、特定時間に通知を出すアプリって相当あるような気がします。

なので、早く対策をしないと今後も再起動ループがまだまだ出てくる可能性がありそうです。

それにしてもこのZaimさん、迅速な原因究明と対応には脱帽です。