2017/12/02 Sat 12:03更新
金沢の長町武家屋敷で「こもかけ」
本格的な冬の到来を前に金沢市の観光名所、長町武家屋敷跡で雪などから土塀を守る「こもかけ」が始まりました。「こもかけ」は、吹きつける雪や水分によって土塀が傷むのを防ぐためのもので、わらを粗く織った「こも」を塀に取り付けます。金沢市は「長町武家屋敷跡」の景観を守ろうと、30年以上前から作業を続けています。2日は職人大学校で学ぶ造園業者とボランティア、あわせて40人が集まりました。そして縦95センチ、幅3メートル60センチの「こも」を腕木と呼ばれる土塀から突き出した木に結び付けていきました。居あわせた観光客は、金沢の冬の風物詩を珍しそうに眺めていました。