こんにちは、元独立系SIerで働いていたYaemonです。
今回は、SIerの仕事内容についてあらためて説明してみたいと思います。
なので、このページでは、
SIerに興味がある学生
SIerで働くことになる新卒
SIerで働いているSE
に向けて、
SIer業界の仕事内容を生々しい実話を混じえて説明する
とともに
問題点への解決策の提案
もしていきたいと思う。
目次 [非表示]
SIerの仕事内容をわかりやすく説明してみる
SIerの定義について
まず、これを読んでいる人にとって、SIerとはなにか?というところがあるので、SIerの定義を確認していこうと思う。
これって、コーディングでも同じで、初めに定数、変数の宣言が必要だったりするのと同じかなと。
というわけで、Wikipediaとはてなの定義を確認するとこんな感じ。
Wikipedia
システムインテグレーター(英: System Integrator)は、個別のサブシステムを集めて1つにまとめ上げ、それぞれの機能が正しく働くように完成させる「システムインテグレーション」を行なう企業のことである。情報システム(情報技術産業、IT業界)、軍需産業において名乗ることが多い。略してSIer(エスアイヤー)などとも呼ばれる。
はてなキーワードの定義
SIer とは、System Integrationの略称SIに「~する人」を意味する-erをつけて「System Integrater」とした造語であり*1、エス・アイアーと読む。System Integrationとは、個別企業のために情報システムを構築することであり、戦略立案から、企画、設計、開発、運用・保全までトータルに提供するSIerもある。システムインテグレーター。
両方とも同じ意味なので、この定義に従って、SIerで働いていた経験から仕事内容をわかりやすく説明していきたい。
SIerの仕事内容
IT業界におけるSIerの仕事の工程はたくさんあるのだが、おおまかに以下の項目に分けられる。
システム開発の仕事の受注
要件定義
スケジュールの計画・予算管理
設計
製造(プログラミング)
検証
導入・納品
運用・保守
この各工程について、生々しい実話を混じえて順番に説明していきたい。
仕事の受注
まず、仕事を営業がとってくるところからスタートする。開発と営業でのせめぎあいがあるわけだ。一応、ここの仕事の受注は、プライム案件(1次受け)ということにしておく。この案件の種類は3つに分類される。
官公庁のシステム入札
1つ目が官公庁のシステム入札は、国の機関が発注するシステムの公募があるので、それに合うシステムを入札する。省庁、県庁、市役所といったところまで幅広くあり、一番安く提案できた会社が受注することになる。
官公庁の仕事もしたことがあるが、現場は、市ヶ谷だったり、霞が関で作業をすることも多かった。官公庁のトレンドでいうと、マイナンバーとの連携したソフトの導入が進んでいたり、セキュリティ関連のソフトについては需要がある。
企業のRFPからの受注
この用語は、基本情報技術者試験にも出てくる用語で、Request For Proposal という。大手企業は、システム開発を発注するときに、大手システム会社にRFPを送る。大手企業は、費用と提案内容をもとに発注先を決めていく。
SIerの担当SEは、このRFPに従ってサーバーのサイジングをしたり、営業と開発で見積もりや大まかなスケジュールを調整したりする。競争入札なので、営業の腕の見せどころだったりもする。
案件が多く忙しいときは、この巨額な案件のRFPが来ると死ぬことが多い。実際、毎月36協定を書いていた激務なときに、業界最大手からのRFPが来たときは、その対応でクソやばかった。その当時の案件は運良く?流れたのだが、もし取っていたらゾッとする。
関連会社から受注
関連会社からの受注も、システム会社ではよくあるパターンだ。大体、システム会社はメーカー系だったり、ユーザー系が多い。そのため、グループ会社に発注することが多い。
管理人は独立系のSIerに所属していて、サッカーのJリーグのチームのスポンサーも会社はしていたが、よくよく考えてみると、受注案件を考えると、関連会社の色が強かった会社だなと思う。
経営管理システムへの登録
それで、受注が終わると、大手企業であれば、プロジェクト管理システムに案件を登録することになる。これで、今後売上と原価を管理していくことになる。もし、原価管理上、最終検収などの一括の支払いであれば、工事進行基準で原価を管理していくことになる。社内SE時代は、この工事進行基準の問い合わせが多かったので、ビジネスマンとして抑えておきたい情報である。
システムの要件定義
次に、システムの要件定義へと進む。受注段階でサイジングや費用、見積もり、要件定義を進めているが、受注が決まった後は、お客さん側の担当者と対応を進めて、より掘り下げて、要件定義を深掘りしていく。もちろん、この段階では相手の要求(ニーズ)を上手く引き出せないといけないため、コミュニケーション能力が必要だ。
納品までのスケジュールの計画
要件定義と合わせて、スケジュールを計画する。大抵、顧客のスケジュールを優先するため、そこから逆算で対応を進めることが多い。ここの考え方は、期間を伸ばすというよりも、なんとしてでも終わらせるという感覚が必要だ。そうして、ここで引いたスケジュールに沿って納品までスケジュールを進めていく。よくあるのが、Excelで矢印を引いて管理していくパターンね。
なので、もし、SIerの面接でアピールすることがあるなら、目標管理とスケジュール管理能力がずば抜けて高いエピソードを話せると、めちゃくちゃプラスになるだろう。例えば、1年後にTOEICで900点以上を取りたい。そのために、必要な工程を洗い出して、そこから逆算して作業を進めて、実現させたというイメージ。
システムの設計
次に、スケジュールが決まったら、システムの設計をしていく。
主に以下の作業とドキュメント作成が行われる。
協力会社との開発会議
システム構成図
詳細設計書
DBのテーブル仕様書
イメージとしては、具体的に要件をもとにどう実現していくかを有識者が集まって会議をしていくのだが、協力会社との間でよく問題がでてきたりする。
よくあるパターンが、客の要求をのむんだけど、協力会社と開発していく会議で、「そのスケジュールだと間に合いませんが、どうしてそんな無茶な要求をのんだんですか?」という話になって、もめるもめる。上司は、よくTV会議ごしに怒鳴っていた。
SEの場合、実装の問題というよりも、ここのお客さんと協力会社との板挟みになっている状況をいかに、コミュニケーション能力を駆使して、協力会社に「やります!」と納得してもらえるかがめちゃくちゃ重要だ。テレビ会議越しのこういったやりとりは、SIer業界にいる限り、何度となく見る光景になるだろう。
SIer業界がクソと言われる背景は、一番はココにあると思う。無茶な要求をする客、無茶な要求をのむ上流のSIer、無茶な要求を実現しようとする下請けSIer。そして大量退職していくSEたち。この論理は覚えておいたほうがいい。
話を元に戻すと、スケジュールに沿って、発注元と定例会議を開いて問題点を報告したり、システムの要件を確認するなどの作業があるよというお話。あとは、各ドキュメントを作成していく。
システムの製造(プログラミング)
詳細設計が終わると、SIerでは製造という名のプログラミングに進んでいく。なんで、“製造”というの?と思うかもしれないが、工場では実際にものを作るのが製造するというところから製造という。
特に、創造性はWEBエンジニアに比べると全然なくて、決められた設計書に従って、要件をみたすプログラミングを組んでいく。追加開発になると、流用できるソースがあるので、それをうまく組み合わせて終わることもある。
この工程ではスケジュール的に遅れることが多いので、遅れがでると、進捗会議では”残業でカバー”と言う人がちらほらいる。また、このプログラミングの生産性をステップ数(行数)で報告するやり方もあったので、そこはやり過ぎだろうと思ったりもする。
システムの検証
製造が終わると、システムの検証へと進む。システムの検証では、単体テスト、システムテスト、総合テスト、運用テスト、負荷テスト、受け入れテストといった、粒度を細かいところのテストから、大きなテストを行っていく。
検証に関するエピソードを話すと、SONYで常駐していた先輩が、「いいかYaemon、システムはソフトウェアのコードが1文字だけでも違うと、動作しないことがある。医療機器だったり、ロボットだったりすると、それが、命にかかわることになる。そういう意識をもって、品質を上げていって欲しい。」と教わった。それだけ大事な作業なのだ。
また、後工程のテストで影響範囲の大きいバグが発生すると、単体テストをやり直すといったツライ作業が起こることも。同じ作業を繰り返すことになるので、正直ツライ。自動化できればいいが、自動化できない作業もあったりもする。
スキルの高い職場だと、影響範囲をgrepを使って抽出して、その影響範囲にあったテスト項目を抽出してテストするのだが、そうでない場合は、全項目単体テストからやり直しがあったりもする。
もう一度単調な作業のやり直しが発生することがツライ理由だと言える。
システムの導入・納品
受け入れテストが終わると、システムの本格稼働になる。導入初日を、業界用語でカットオーバーというのだが、この日が一番トラブルが起きやすい。トラブルが起こると、問題の暫定対処や根本対処の検討が必要になるため、プロパー社員は深夜残業に間違いなくなる。なんとかしてバッチを適用してトラブルを治すと、安定稼働していくことになる。
安定稼働が確認できると、お客さんから検収書を貰うことになり、そうして、支払依頼へと進んでいくことになる。支払いサイトにもよるが、翌月末払いだったり、翌々月末払いだったりが多い。このタイミングで、開発プロジェクトもクローズすることになる。
システムの運用・保守
システムの納品が終わると、システムの保守・運用となる。大きいシステムになると、客先に常駐してシステムの保守・運用業務に携わることもあるが、導入先の社内SEが保守・運用を担当することが多い。システムの保守費用は、導入先が毎月払って、問題が発生すればベンダーが対応するケースが多い。
システムの運用・保守では、具体的にはWindows Updateを当てたら不具合が発生したときの対応であったり、サーバーのバージョンアップのサポート対応をしたりといったといったことがある。大きい企業になると、製品サポート部門があるので、そこが運用・保守の対応を行う。
管理人があった理不尽な経験は、とあるシステムを某大手企業に販社を3、4社通して販売していたのだが、いきなり動かなくなったと電話が来て、そのサポート対応で深夜1時まで作業していたことがある。勝手に設定をいじって、動かなくなったから対応しろって、なんなのだろうと思うわけですよ。ああいうのは辞めてほしい。
SIerの上流工程と下流工程の仕事について
ざっくりと管理人の生々しい経験を混じえてSIerの作業内容を説明してきたが、次に上流工程と下流工程の違いについて説明する。
大まかに分けると、「要件定義」・「受け入れテスト」といった上流工程を親会社のプロパー社員が担当して、「設計」・「製造」「テスト」といった下流工程は協力会社が担当することになる。
案件の規模にもよるが、自社製品開発SEのときは、要件定義とサイジングまでは発注元がして、設計から負荷テストまでのフェーズを協力会社に発注していた。一方、社内SEのときは、全行程を担当していたため、これは案件の規模次第と考えて良いだろう。
また、個人的な感覚だと、上流工程の方が相手の要求・意図を汲み取って提案することが必要なため、技術力とコミュニケーション能力が必要で、質が高い仕事を業務時間中フル回転で作業をしないといけなかった。
SIer業界の市場について
業界の市場であるが、2017年、2018年はオリンピック前の企業投資が拡大していて、企業がITを活用して事業を大きくしているため地合いは良いといえる。これは、統計的な観点とトレンドの観点から市場を説明する。
統計的な話
*引用:「IT人材白書2017」概要 – IPA 独立行政法人 情報処理推進機構より
IPA(情報処理機構)の情報をみて分かる通り、IT業界においては人材不足の傾向が高くなっていることがわかる。
*補足:上記集計対象は、上場企業3,000社(IT企業を除く)を対象とし、Nが回答数を表している。
トレンド的な話
また、ITの人材が必要となる今後のトレンドとして、AR・VR・AI(自動運転)・ファンテック・IoT・ビッグデータ・AIによる人員削減といったことが大きくある。そのため、このトレンドに関わることができる優秀な人材のニーズがますます高まってきている。
リーマンショック時代の独立系SIerの話
2017年、2018年のSIerの市場は良好と言われているが、2008年、2009年はSIerは冬の時代であった。というのも、リーマンショックでの影響で不況になり、企業のIT投資が大幅に減ったためだ。そうして、管理人が勤めていた独立系SIerの売上が全体の1/5 減ることになった。
これは、SIerにとって、とてつもない影響があり数百人いた事業部が解散するようなことも起きた。溺れる者は藁をもつかむといったもので、上層部は「待機社員を減らしたい」という思いから、リスクの高い案件に手を出しちゃうんだよね。結果、納品できなくて大赤字を出してしまうことになるのだが。
*こういうこともあったよという昔のお話。
SIerの分類について
次に、SIer業界について説明していきたいと思う。大まかには、以下の5つに分類される。
コンサル系:NRI・アクセンチュアといった経営コンサルを中心にした上流工程の会社
外資系:Microsoft・SalesForceといった外資のシステム会社
メーカー系:富士通・日立・東芝といった大企業のグループ内にあるシステム系の企業
ユーザー系:TOYOTA・丸紅・電通といった親会社がユーザー系の企業
独立系:TIS・富士ソフトといった資本がユーザー系・メーカー系に入っていない企業
SIerの特徴として、どの工程に携われるかが大きなポイントだが、会社毎に担当する工程が異なる。ざっくり工程を分けるとこんな感じである。
外資・コンサル系であれば最上流
メーカー系・ユーザー系であれば上〜下流
独立系であれば中〜下流
これについて、考察すると、SIerは、技術力で勝負するバリバリのエンジニアというよりも、専門業務の理解×システム開発という側面が大きい。特に、上流工程に行くほど、法律の理解・専門資格の取得といった業務知識が必要となっていく。例えば、Microfoft Dynamic CRMを使って、的確な経営分析ができれば強みを持てるといえる。
SIerの職場環境について
次に、SIerの職場環境について説明する。職場にもよるが、たいていのSIerでは、WEBエンジニアとは違い、大抵スーツが基本。もちろん営業に行くときには、ネクタイは必ずしないといけない。イヤホンをして音楽を聴けるような環境はかなり少ないといえる。
大手SIerと中堅SIerの違いについて
案件次第にもよるが、一般的な大手SIerと中堅SIerの違いについて説明する。
工程による違いがある
大手SIerは大規模1次受けのプライム案件に上流工程に携わる
中堅SIerは小規模1次受けのプライム案件。2次受け・3次受けの下流工程に携わる
→2次受け・3次受けは、設計・製造・単体テスト・システムテストなどを担当する。
給料の違いについて
もちろん、上流工程の方が、専門の業務知識が必要となり、コンサル・要件定義に携わるため、需要と供給の違いから給料は高くなる。
SIerの問題とされている点について
次に、SIerの問題点について説明していく。
WEB系と比べて開発スキルが身につきにくい
最新の技術にトライできる環境ではないのはしょうがない気もする。システムの安定稼働を目的にしたシステム構築が多い。
WEB系と比べてスピード感がない
これもしょうがない気がする。例えば、社内SE時代に、内部統制関連の必要書類の記入は大変だった。マスタに1行追加するための必要作業の方が時間かかるっていう話。
WEB系の開発だと、ランチ食べながらアプリ開発の話をして、ランチが終わったら、Trelloにさっき話したことを一気に書き込んで、もくもくとその日のうちに開発が終わるイメージ。スピードが全然違う。
散々議論されてきているが、これは、資本があるかないか、信用があるかないかで、取りうる企業の戦略が違うから起こること。個人レベルだと、スピード感のあるところで開発ができるとスキルもあがる。
労働集約的な働き方
SIerといえば、そう労働集約的な働き方が問題とされている。いわゆる、会社の歯車のようなかたちだ。営業も人月いくらで常駐させますよ!なんて人をモノ扱いするし、協力会社に発注するシステムも、ソフトの購入なんていい方がある。人はモノとして考えるのは、やっぱり独特なんだなと思う。
休暇が取りにくい
SIerは有給休暇がとりにくいんだよね。客先常駐だとなおさらなわけで。日本の会社独特の休みを取りづらい環境は改善したほうがよい。最近になって、電通の事件があって、風向きが少し変わってきていると思う。管理人は空気を読んで休みを入れていたと思う。
残業が多い
毎月36協定の書類を書いてたことあるけど、SIerは残業が多くてキツい。応用情報技術者試験をとって辞めてフリーターをやっている同期に、また復帰しないの?と聞いてみると、「体力的にキツいから復帰しないかな」と返事をした。たしかに、若いときはいいかもしれないが、30代、40代と年をとるにつれて厳しくなっていく。
給料が安い
給料が安いという問題は、結局は需要と供給の問題かなと。供給量が多い、難易度の低い仕事をやっている限り単価は安いままという経済学の原理だなと。
規則が多い
これも、仕方がない。上場企業になると、監査法人が入ってきて内部統制のルールを作ってしまっているからだ。たしかに自由に働きにくいという所はある。
SIerの問題点への対応について(まとめ)
以上、SIerの仕事内容と問題点について述べてきたが、この業界は全く変わることはできないが、自分は変わることができる。個人的な意見としては、客先常駐は正直ツラいため、上流工程のSEか、ITコンサル、ユーザー系の社内SEへの転職、またはフリーランサーを目指したほうがよいだろう。
ステップアップ転職するためのエージェントの効率的な使い方
SEの転職活動は、帰宅後や休日がメインとなるため、費やせる時間は限られている。そのため転職活動は短期集中で効率的に行いたい。
そこで、効率的に転職活動を進めるためのエージェントの利用順を紹介する。
IT専門転職エージェント:1社以上
大手転職エージェント :2社以上
まず、ギークリー 、レバテックキャリア
、ワークポート
といったIT専門転職エージェントに1社以上応募したい。
ギークリーは渋谷タワーレコードの近く、レバテックキャリアはLINE、DeNAのある渋谷ヒカリエに本社があり、日本のシリコンバレーといわれるビットバレーにあるため、最新のIT業界の情報がはるかに多い。一方ワークポートは大崎に本社があるが、IT業界に強みをもつ。
IT業界に特化したこれらの会社は有名IT企業の求人を抑えており、質の高いエージェントに出会える可能性が高い。では、このエージェントの質は何かというと以下の性質を持つ。
市場価値の高い業務知識(VR、AI、Fintech)、プログラミング言語(Ruby、PHP、Java、Unity)、JAFCOやサイバーエージェント・ベンチャーズといったVCの投資状況、IPO予定のベンチャー企業などスピードの速いIT業界の情報を常にキャッチアップしていること
応募者の市場価値を判断して、適切なアドバイスをしてくれること
こういったエージェントと出会えると、単純に転職するだけではなく、転職後のキャリアについて相談にのってもらえる。そのため、質の高いエージェントと出会うために、1つに絞らずに多くのエージェントに会ったほうが良い。
先にIT特化型のエージェントを使う理由は、WEBエンジニア志望で大手転職エージェントを利用するとき、残念ながらIT系を専門としない担当が就くことがあるためだ。
エージェントはできるだけ成績を上げたいという背景と応募者の技術レベルがわからないため、応募者の希望のままレベルの高い求人をオススメしてしまい、応募しても受からずに転職活動が失敗する危険性がある。
だが、大手エージェントにも利点がある。それは、求人数が圧倒的に多い点だ。IT専門転職エージェントが把握していないユーザー系企業の優良求人が多い。特に全国に支店があるマイナビエージェントと
リクナビエージェントをDODAエージェントサービス
オススメする。
最後に、実際に転職エージェントを利用してみるとわかると思うが、転職エージェントの力量は会社ごとにピンキリなため、少なくとも3社以上(少なくとも1社はIT特化、2社は大手)はエージェントに登録して使っていった方がいいだろう。