中国人の多くが、高速鉄道を非常に誇りに感じているが、自画自賛のみならず、外国人からも高く評価されているようだ。中国メディアの今日頭条は27日、中国の高速鉄道は外国人からも称賛されているとする記事を掲載した。

 高速鉄道に関して外国人が評価していることの1つが「驚異的な建設スピード」だ。営業距離が2.2万キロを超えて世界1位である中国の高速鉄道網は、世界2位から10位の合計距離を上回るほどだが、これを短期間で建設したのは確かに驚異的である。

 さらには、ある外国人が高速鉄道に乗車した際、「コインが9分間も立ったまま倒れない」ことを紹介する動画や、オーストラリアのバスケットボールのチームが300キロを超えた標示に感動したなど、中国でよく知られたエピソードを紹介。外国人からいかに高速鉄道が高く評価されているかを強調した。

 米国のネット上でも、「中国の高速鉄道に乗るとはどんな体験?」というスレッドが立てられ、「乗っていると痩せた気がする」、「中国を旅行するなら高速鉄道で移動するのがベスト」、「時間に正確で残酷なくらい」、「鉄道内にコーヒーとハーゲンダッツがある」といった肯定的なコメントが寄せられているという。記事は、中国の高速鉄道が「外国のネットユーザーたちをとりこにしている」と誇らしげだ。

 実際のところ、中国の高速鉄道の乗り心地は非常に良く、新幹線よりも揺れないと感じる日本人も少なくない。しかも日本ほどではないとはいえ、かつての列車と比べると高速鉄道は時間にもかなり正確だ。こうしたこともあって中国人にとっては鼻が高い「発明」となっているのだろう。果たして中国の高速鉄道がどれほど乗り心地が快適なのか、試しに乗車してみるのも良いかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)