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広島LINE殺人事件【広島少女死体遺棄事件】

傍聴券
平成26年8月20日 302号法廷(北棟3階)
広島地方裁判所 裁判長(官)

広島呉市LINE事件、瀬戸大平第3回裁判

主犯格・野村美輝証人尋問

「氏名、本籍地、住所などはさきほどの書類に書いてもらった通りですね」

「はい」

「あなたには黙秘権というものがあります、この権利はー…」

「はい」

「あなたと今回事件を起こした人たちについて教えてください。」

「はい。今回一緒に事件を起こしたのは、あやの、だいすけ、りゅうや、はずき、なな、瀬戸さんです。」

「その人たちの関係は?」

「だいすけは私の恋人です。あやのとりゅうやは恋人同士で、はずきとななは当日初めて会いました」

「あなたはどこで暮らしてましたか?」

「あやのの家に、私、あやの、りゅうや、だいすけ、瀬戸さんで暮らしていました。」

「被告とも一緒に暮らしていたんですね。被告のことは普段どうやって呼んでましたか?」

「“大平さん”って呼んでました。あやのとかは、“おにい”って呼んでました。」

「被告のことはどう思っていましたか?」

「えーっと、あやの、りゅうや、だいすけは私の中では本当に大事なファミリーです。だけど、瀬戸さんは、ファミリーだけれど、ほかの3人に比べれば、大事ではない。ファミリーなのはファミリーなんですけど。」

「ほかの3人と比べれば大事ではなかった?」

「そうですね。」

「では被告はどういう性格だと思ってますか?」

「1人じゃなにもできない究極の寂しがりやだと思ってます。」

「具体的に言うと?」

「コンビニに行くのとかでも、りゅうやとか、誰かを誘わないと行かない感じです。」

「あなたは普段どのように生活をしていましたか?」

「あやのの生活保護と、私とあやののデリヘルで稼いだお金で生活していました。毎朝4時とか5時に寝て、夕方の5時とか6時に起きる生活でした。」

「では事件当日のことを聞きますね。事件当日、なにをしていましたか。」

「あやの、りゅうや、だいすけ、私でカラオケに行ってました」

「そこに瀬戸被告はいなかったんですか?」

「はい。誘ってませんでした。」

「どうしてえりかさんを殺してしまおうという事になったんですか?」

「えーと、LINEのグループチャットていうのをしてたんですけどー」

「それはどういうものですか?」

「わかりやすいようにいったら2ちゃんねるみたいなんもんですね。」

「そこでえりかと言い合いになって。“殺したるけえの”ってかましたら“やってみぃや”と言われたんで、普段から、恋人を寝取ろうとしたり、金を返してくれなかったりしたんで、そこでもう、やろうと思いました」

「そのあと、はぁちゃんに電話をしたら、味方の振りをして、えりかを呼び出してくれるって言ったんで、熊野まで向かうことにしました」

「そこで瀬戸被告を呼ぶんですね」

「大平さんしか車を持っていないんで。本通で合流しました。」

「合流したあと、今からえりかさんをどうするとかっていう話はんしましたか?」

「しました。瀬戸さんは“むかつくなあ、はらたつよなあ”と言ってました。」

「瀬戸さんとえりかさんは過去に何か接点があったんですか?」

「えっと、会ったことはなかったと思うんですけど、去年の4月にえりかが自殺を計ったとき、それを3人で止めたんです。んで、あやのが“なんでこんなのことするの?”っていう感じで暴力を振ったんですけど、そのムービーを撮ってて。それをあやのが瀬戸さんに見せてて。そんなことがあったから腹立つよなあとか言ったんじゃないかなあと。あと私たちの話の中にもえりかはよく出てきてたし。」

「車内ではどんな会話をしていました?」

「えりかさんを殴っていく順番を具体的に決めていきました。そのとき、瀬戸さんも“じゃぁ俺も行く”って言ってました。」

「はぁちゃんなぁちゃんと合流したあと、“じゃぁもう殺しちゃえばよくない?”って話になって、“指紋がつかんように手袋を買わん?”となり、軍手を買いました。」

「えりかさんとはどこで待ち合わせをしたんですか?」

「白島のサンクスです。はぁちゃんとなぁちゃんだけが車内に残って、残り5人はえりかから見えない壁?みたいなところで隠れました。」

「えりかが 現れたとき、一緒におじさんといたんで、はぁちゃんに、“あの変なじじぃ、やねこいやつじゃけ、どっかに行かせてえや”と電話しました」

「なんでそう思ったんですか?」

「過去にも会った事があって、そのときやねこいやつじゃなぁって思ったんです」

「やねこいやつっていうのは?」

「たいぎぃやつってことです」

「えーっと、めんどくさいやつってことでいいですね?」

「はぁ…」

「結局、そのおじさんは追い払ったんですね。そのあとどうしたの」

「みんなで軍手をはめて、“行くよ〜!”と言い、えりかがいる車の中に一斉に行きました」

「そこでえりかを見つけて直ぐ、“われ言いたいこと言ってみぃや〜!”と胸ぐらを掴みました。」

「怒りが頂点まできていたんで、えりかの胸ぐらを掴んで“われ言いたいこと言ってみいや”と怒鳴ると、えりかは“はなせや!触んな!”と叫んだので、だいすけに“ここではやめろ”と言われたので、一回深呼吸しました。そして車を出発させました。」

「そのときの車の席順はわかりますか?」

「はい。運転席に瀬戸さん。助手席にはだいすけ。助手席のうしろには〜…」

「車が発進したあと、ヘッドレスを外して座席を倒して、マットレスのような状態にしました。」

「あやのがえりかの上に馬乗り状態になり、殴っていました。私は右手で髪の毛ひっぱったり。助手席からだいすけが身を乗り出し、ライターで足をあぶっていました。」

「車はどこへ向かったんですか?」

「海か山がいいねって話になりました。」

「それはなんで?」

「人気がないからです。」

「海なら宇品港か広島港にしようやって話がでましたが、すぐポリが来るらしいと噂があったんで却下。それに、海で死体を遺棄すれば浮いて来るから山にしようと。」

「そのときに、はぁちゃんが、灰が峰があるよって教えてくれて、そいじゃあそこにしよっかてことで、灰が峰に向かいました。」

「車は途中どこにも寄りませんでしたか?」

「2回コンビニに寄りました。1回目は、カッターナイフを買うために。2回目は、あやのがナプキンを買いたいと言ったので。」

「カッターナイフは何のために買ったんですか?」

「えりかを傷つけるためです。男子陣が買ってきましたが、それは小学生が図工とかに使うような小さいカッターナイフで、思わず“うわ!ちっさ!”って言いました。」

「どんなものを想像していたんです?」

「もっとこう、工事現場とかで使うでっかいカッターナイフを期待してました」

「料金所で、えりかが“助けて!!”と叫んだので、バレたらやばいと思い、顔を壁に打ち付けました。そのあと、車内にあったタオルを口に巻いて、黙らせました。」

「根性焼きもしました。右のこめかみ、右耳、太もも…。」

「財布があったんで、中身を覗くと4万円くらいありました。みんなで“ばり持っとるじゃん〜!”とかガソリン代にしようとか、はぁちゃんとなぁちゃんは、“うちらマジ金欠だったけ助かるわ〜。もうすぐ海いく予定だったんよ〜”って言って盛り上がりました」

「現金以外にカードは?」

「キャッシュカードがあったから、その中のお金も盗ろうと思いました。」

「“番号言えや!”って何回もいったんですけど、えりかは中々言ってくれませんでした。“そのカードにはほんまに入っとらんのんよ”とか言われて。だから、“あーもうわかった、ほいじゃあ許したるけんはよ言えや!!”と言ったら、“ほんまに!?”と言って番号を教えてくれました。」

「そのとき瀬戸さんはなにか言ってました?」

「“番号忘れそうじゃしメモっときゃよくない?”って言って、だいすけがメモしてました。」

「キャッシュカードの番号教えてくれたあと、“許すわけないじゃん!”と」

「最初から許す気はありました?」

「ありませんでした。」

「瀬戸さんが“バリSじゃん!!”って何度も言ってました。」

「ここまできたら引くに引けないな、と感じていました。」

「全員に向かって謝らせました。」

「どうやって謝らせたんですか?」

「1人1人に向かってです。だいすけには、“だいすけ本当にごめんなさい。彼女に嫌な思いさせてしまって〜…”あやのには、…りゅうやには、…」

「そのときの被告などんな感じでした?」

「“バリSじゃん!”“マジウケる!”というようなことをまた言ってました」

「車内では暴行はまだ続いてて、えりかさんの胸のあたりを出しました。」

「それはなんでですか?」

「えりかさんの胸が大きいとみんなで噂していたらから。」

「うん。で、そのあと〜…」

「コンビニで買ったカッターナイフで、えりかさんの腹部あたりを刺しました」

「だいすけが、えりかに優しくしてて本当に腹が立った」

「このままじゃ、えりかにだいすけが取られると思った。」

「あやのがしていた軍手をもらい、車外でえりかを殴りました。」

「瀬戸さんはえりかのことを踏みつけたり、りゅうややだいすけが暴行しているときもずっとえりかさんの頭のところに立っていて様子を見ていたと思います。」

「そのときのえりかの顔は“おいわさん”みたいな感じになってました」

「山中に行く途中えりかさんとは会話しましたか?」

「はい」

「どんな会話をしたんですか?」

「歩きながら、えりかが、“えりかは今でもみきが大好き。出会えて後悔してない”って私に言ってくれました」

「でもだいすけがえりかに優しくしていたのを見ていたんで、その言葉にすごく腹が立ちました。そこで、“横になれや!”と言い、ナイフを手に取りました。」

「私がナイフをてにとったのをみて、だいすけは“やめろ!”と止めてくれましたが、瀬戸さんは“いけいけ!”と私に加担してました。」

「だいすけが“やめろ!”と言うので腹が立ち、“なんでえりかをかばうん!?”という気持ちになってしまい、“腹が立つ!”“だいすけ死ねや!”と叫びました。」

「そこからは記憶が飛んでます」

「記憶がないということですか?」

「はい。覚えてません。そのあと気づいたらえりかの首を絞めていました。」

「一度だけですか?」

「2回絞めてた事は覚えてます」

「首を絞めたあと、だいすけに“かわって!”と言いました。」

「なんでだいすけにかわろうとしたんでしょう?」

「だいすけが暴力を振るったら、私を選ぶってこと。えりかを庇っら、それがえりかのことが好きだからだと思ったからです。」

「だいすけは暴力を振るいました。首を絞めた瞬間、えりかがゾンビみたいな声で“あぁ…”といったのが聞こえました。そのあとも首を絞め続け、鼻風船が膨らみ、ぱつーんと弾けました。」

「そのとき瀬戸被告はどこにいました?」

「ずっとえりかのそばにいました」

「だいすけと瀬戸さんで、1、2の3で斜面にえりかを投げました。」

「そのときえりかさんは死んでいたと思いますか?」

「さっきまで手が動いてるのが動いてなかったし、見た目でもう死んでると思ってました。さらに、だいすけが首の骨を折ってトドメをさしたって言っていたので、もう死んでると思いました。」

「そのだいすけの発言は被告も聞いてるんですか?」

「聞いてます。一緒にいたので。」

「奪った金は、6人でコンビニの側で分けました。」

「瀬戸さんはそのお金で駅の我馬でラーメン食べたらしいです。」

「瀬戸さんのことは私たちの間では、“金魚のフン”だよねってよく話してました。いつでもどこでも私たちのあとについて来る。車を持っているから、本当に便利だったから“アッシー君”とも呼んでました。鳥取で働いていたとき、りゅうやに弁当を作らせたり、本当にだらしない人でした。

最初は犯行をすべて認めていたのに、なんで途中で発言がかわるのかわかんないです。本当のことを話してほしいと思います。」

主犯
野村美輝(16)

共犯
瀬戸大平(21)
http://www.dclog.jp/kamachokamacho/
成田奶哉 (16)
持田竜也(16)
http://www.dclog.jp/ryuchara1205/
福井彩乃(16)
http://www.dclog.jp/ryuyas2/
河野那奈(16)
http://www.dclog.jp/n_19/
荒当葉月(16)
http://dclog.jp/chama_25/
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