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【埼玉】

トレイルラン後援せず 秩父市、死亡事故受け方針

 秩父市の久喜邦康市長は二十二日の定例記者会見で、十八日のトレイルラン大会で参加者が死亡した事故を受け、次回以降大会を後援しない方針を明らかにした。

 久喜市長は「事故があったことは翌日の新聞紙上で知った。大会の二日後に主催者側から状況の説明を受けた」と明らかにし、報告が遅れたことを問題視した。その上で「死亡事故はあってはならない」とし、今後大会にはかかわらないことを決めた。

 事故があったのは、秩父市や飯能市などの山岳地帯約百キロを走るレース。東京都内の男性(54)が大持山に向かう途中、バランスを崩し、崖下約百メートルに滑落、頭を打って死亡した。

 主催者は民間のスポーツ大会企画団体「ファントレイルズ」で、トレイルランの第一人者が中心となって運営している。秩父市は一昨年から同大会を後援していた。 

  (出来田敬司)

 

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