水俣病裁判 新潟市が上告しない方針
新潟水俣病の審査で新潟市が患者と認めなかった住民など9人が起こした裁判の2審で全員を水俣病と認めるよう市に命じる判決が言い渡されたことについて、新潟市が上告しない方針を固めたことが市への取材でわかりました。原告側は、新潟市に対して、上告せずに早期の救済を図るよう求めていました。
新潟市の審査で水俣病と認められなかった住民と遺族9人は、水俣病の主な症状とされる手足のしびれなどの「感覚障害」があると訴え、2審の東京高等裁判所は、29日、1審で訴えを退けられた2人も含め、9人全員を水俣病と認定するよう市に命じる判決を言い渡しました。
これを受けて新潟市は対応を協議していましたが、4年前に最高裁判所が水俣病の認定の幅を事実上、広げる判断を示していることなどを改めて検討した結果、上告しない方針を固めたことが市への取材でわかりました。
新潟市は、来週にもこの方針を正式に決めることにしています。この裁判の原告団は、新潟市に対して、上告せずに早期の救済を図るよう求めていました。
環境省によりますと、ことし10月末までに新潟県内で水俣病の認定を求める申請を行った人は2615人で、このうち705人が水俣病と認定され、163人が審査結果を待っているということです。
これを受けて新潟市は対応を協議していましたが、4年前に最高裁判所が水俣病の認定の幅を事実上、広げる判断を示していることなどを改めて検討した結果、上告しない方針を固めたことが市への取材でわかりました。
新潟市は、来週にもこの方針を正式に決めることにしています。この裁判の原告団は、新潟市に対して、上告せずに早期の救済を図るよう求めていました。
環境省によりますと、ことし10月末までに新潟県内で水俣病の認定を求める申請を行った人は2615人で、このうち705人が水俣病と認定され、163人が審査結果を待っているということです。
水俣病裁判 新潟市が上告しない方針
新潟水俣病の審査で新潟市が患者と認めなかった住民など9人が起こした裁判の2審で全員を水俣病と認めるよう市に命じる判決が言い渡されたことについて、新潟市が上告しない方針を固めたことが市への取材でわかりました。原告側は、新潟市に対して、上告せずに早期の救済を図るよう求めていました。
新潟市の審査で水俣病と認められなかった住民と遺族9人は、水俣病の主な症状とされる手足のしびれなどの「感覚障害」があると訴え、2審の東京高等裁判所は、29日、1審で訴えを退けられた2人も含め、9人全員を水俣病と認定するよう市に命じる判決を言い渡しました。
これを受けて新潟市は対応を協議していましたが、4年前に最高裁判所が水俣病の認定の幅を事実上、広げる判断を示していることなどを改めて検討した結果、上告しない方針を固めたことが市への取材でわかりました。
新潟市は、来週にもこの方針を正式に決めることにしています。この裁判の原告団は、新潟市に対して、上告せずに早期の救済を図るよう求めていました。
環境省によりますと、ことし10月末までに新潟県内で水俣病の認定を求める申請を行った人は2615人で、このうち705人が水俣病と認定され、163人が審査結果を待っているということです。