11月30日
14時58分
新たに北朝鮮船2隻が漂流、僚船が救助
能登半島沖の日本の排他的経済水域内で、28日、北朝鮮籍の木造船2隻が漂流しているのが新たに見つかりました。船内にいた21人の乗組員は、北朝鮮の漁船によって救助されました。
28日午前10時ごろ、「能登半島の北北西およそ350キロと北西およそ330キロの海上に北朝鮮の漁船2隻が漂流している」と、水産庁の取締船から海上保安庁に連絡がありました。第九管区海上保安本部によりますと、2隻の木造船は、日本の排他的経済水域内で機関が故障した状態で見つかり、船内にはそれぞれ13人と8人の乗組員、合わせて21人がいたということです。
乗組員らにけがはなく、29日から30日午前4時ごろにかけて、北朝鮮の漁船が全員を救助しました。船は2隻とも損傷が激しいためえい航ができず、海上保安部が周辺の船に注意を呼びかけています。