2017/11/30 Thu 19:15更新

能登半島沖に2隻の木造船

能登半島沖、約350キロの海上で29日新たに北朝鮮の漁船2隻が漂流しているのが見つかりました。2隻の乗組員、あわせて21人は今朝までに仲間の船に救助されました。29日午前10時頃、水産庁の取締船が能登半島から北北西約350キロと北西に約330キロに、それぞれ1隻の北朝鮮の漁船が漂流しているのを発見しました。どちらも長さ15メートルほどの木造船で1隻目には13人、2隻目には8人が乗っていました。どちらの船もエンジンが故障し、自力で航行はできない状態で、片方の船にはハングルで「遭難」と書かれた旗が掲げられていました。水産庁の取締船と海上保安本部の巡視船が監視を続けていたところ、仲間の船が到着し29日午前9時50分に1隻目の乗組員13人を、そして30日午前4時頃に2隻目の8人、合わせて21人を救助しました。現場は好漁場の大和堆付近で故障した漁船2隻は、そのまま海に放置されています。