さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、またまたあの国の恐るべきAI(人工知能)戦略がテーマです。
11月6日付の本コラム「中国、次は“AI教師”5兆円投入5億問蓄積……世界一の“AI国家”への野望」
でご紹介したように、中国は、国家の明日を担う優秀な人材を育てるため、AI(人工知能)を使った教育を国家戦略の柱と位置づけたほか、国を挙げて“AI(人工知能)戦略”を活発化させ、米を抜いて世界一の“AI(人工知能)国家”をめざす計画を着々と進めています。
だがしかし。確かに、以前の本コラムでご紹介した“AI教師”を始めとする教育分野に関しては、日本も学ぶところが多いと個人的にも大いに感心したのですが、人民に対し、いまだに厳しい言論統制を断行し、ネットの規制・検閲を行う中国。AI(人工知能)を駆使した想像を絶する恐ろしい企(たくら)みが密かに進んでいたのです。
というわけで、今週の本コラムは、水面下の中国で進むこの恐ろしすぎる企みについてご説明いたします。
9月25日付の英紙デーリー・メール(電子版)などが報じているのですが、今や何と、中国の街なかにある監視カメラにはAI(人工知能)が内蔵されているというのです。
これらの報道によると、この試みは、逃亡中の犯罪者を正確に探し出して捕まえるといった犯罪防止プログラム「スカイネット」計画の一環といい、中国当局は既に、こうしたAI内蔵の監視カメラを2000万台設置したというのです。
中国の国営テレビ局「中国中央電視台(CCTV)」のドキュメンタリー番組が、こうしたAI内蔵型の監視カメラの映像を公開するなどし、明らかになったのですが、その映像を見ると、この監視カメラは歩行者や自動車を運転中のドライバーの顔をズームアップで捉えることができるだけでなく、車の色や車種、歩行者の年齢、性別、衣服の色といった詳細を判別。
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