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消費行動を軸にした9分類の女性クラスタを公開!最も多いのは「ライフジェニッククラスタ」

2017/12/01 12:00

 トレンダーズのマーケティング実績をもとに、今の時代に女性たちのココロをつかみ消費行動へつなげるポイントを解説する本連載。今回はトレンダーズが運用を開始したトレンダーズMMP(マイクロマーケティングパネル)でのクラスタ分析をもとに、多様化する女性たちの消費行動と価値観について解説します。

マイクロマーケティングの必要性と消費行動の多様化

 女性を年代や属性だけでカテゴライズできなくなった今の時代、マイクロマーケティングの必要性が増している中で、ターゲットをどのように選定するかが大きな課題となっています。

 また、ECの普及により消費行動が多様化するとともに、口コミサイトやSNSユーザーの増加により購買決定プロセスも同じく多様化が進んでいます。このような背景を踏まえトレンダーズでは、“消費行動”にフォーカスして男女を16分類にクラスタリングする「トレンダーズマイクロマーケティングパネル(以下、トレンダーズMMP)」の運用を開始しました。

 トレンダーズMMPとは、20代から40代の男女10万人に対して行った調査データに基づき16分類にクラスタリングし、企業のマーケティング活動におけるターゲット分析やターゲットインサイトに刺さるコミュニケーション設計といったマイクロマーケティング全般に活用するためのパネルです。

 クラスタリングの軸としたのは「飲料」「お酒」「加工食品」「生鮮食品」など17の商材カテゴリ別の、商品購入にあたっての「比較検討度合い」と「購入場所」。そこにライフスタイルの価値観を掛け合わせ、男性7分類、女性9分類のクラスタを作成しました。

 調査ではさらに、メディアやSNSの利用状況、フォローしている有名人、購入の決め手となる要素、興味関心カテゴリなども聞くことで、それぞれのクラスタの情報収集ツールやインサイトの把握も可能となりました。

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店頭とECを使い分けるマルチチャネル消費

 今回は、そのトレンダーズMMPで分類した女性の9つのクラスタを紹介します。まず、EC利用率が高く、店頭とECを使い分ける「マルチチャネル消費」に分類されるのが、「スマートライフクラスタ」「マイウェイクラスタ」「クールギーククラスタ」です。

  同じマルチチャネル消費でも、「スマートライフクラスタ」はどの商材を購入する際も入念に比較検討を行っているのに対し、「マイウェイクラスタ」はビューティーなど自身のこだわりがある領域のみ比較検討を行っています。一方で「クールギーククラスタ」は比較検討をほとんど行わず、効率重視で消費を行っています。「スマートライフクラスタ」は全クラスタで最も情報感度が高く、情報収集・発信意欲にあふれるトレンドセッターです。



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