サイバーエージェントは30日、ポイントサイト運営のセレスに約7億円を出資すると発表した。子会社がすでに保有している株式を含めると、出資比率は議決権ベースで12.9%に高まり、筆頭株主となる見通し。セレスは仮想通貨事業を強化している。サイバーもセレスのノウハウを活用して同事業を拡大する。
セレスが実施する第三者割当増資をサイバーが引き受け、12月18日付で50万株を取得する。セレスは仮想通貨のマイニング(採掘)事業に参入するほか、仮想通貨取引所を運営するビットバンク(東京・品川)に約3割出資した。
サイバーは10月、仮想通貨取引所の運営会社、サイバーエージェントビットコイン(CAビットコイン)を設立した。同社はセレスのノウハウを活用し、仮想通貨事業の成長を目指す。まずは2018年春に予定している取引所の開設に向け、ビットバンクが提供する支援サービスなどを活用するという。