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» 2017年12月01日 11時21分 公開

Google、Raspberry Pi(別売)で動くAIカメラ「Vision Kit」を45ドルで予約開始

Googleの人工知能自作プロジェクトAIYが、画像認識機能を持つAIカメラ「Vision Kit」を発表した。Intelのビジョンプロセッサを搭載し、別途Raspberry Piのカメラを購入して組み立てる。

[佐藤由紀子ITmedia]

 米GoogleのAIY(Artificial Intelligence Yourself)プロジェクトチームは11月30日(現地時間)、AI開発向けデータを撮影できるカメラの組み立てキット「AIY Vision Kit」を発表した。12月31日に米コンピュータショップMicro Centerのオンラインサイトで44.99ドルで発売する。

 vision 1 「AIY Vision Kit」(完成図)

 Vision Kitを組み立てるには、別途「Raspberry Pi Zero W」とその電源、「Raspberry Pi Camera 2」、SDカードなどが必要なので、最終的には約100ドル掛かる。

 vision 2 キットに含まれるもの

 AIY Vision Kitの心臓部である「VisionBonnet」基板には米Intelのビジョンプロセッサ「Movidius MA2450」が載っており、カメラ上でニューラルネットワークモデルを稼働させることができる。

 付属ソフトウェアには「TensorFlow」ベースの3種類のニューラルネットワークモデルが含まれ、カメラのRGBボタンの色の切り替えなどに使うためのPython APIも提供する。

 ユーザーはこのカメラを使って、植物や動物の種を識別するアプリを開発したり、誰かが勝手に部屋に入ったらアラームを鳴らすシステムなどを作れる。

 AIY Projectは、AI搭載ハードウェアを自作する人のためにキットを提供するプロジェクト。5月から自然言語を音声認識する対話ガジェット「Voice Kit」の基本セットを販売している。

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